猫
前3話で書いたことは、愛犬の終末期と看取りまでにできる心の準備です。 ここからは、別れの後でもできる意識の変化を書こうと思います。 皆さんは、死に対して、どのようなイメージを持たれているでしょうか? ほとんどの方は、”怖い”ものと思われているの…
筆者は愛犬ピーチーを看取った時、8つの小さな覚悟を、1つ1つ段階を上るように決めて行きました。意識してそうしたわけではありません。 今振り返ると、それはとても良かったように思います。 1つ1つの思いはそれなりに重大なものですが、受け止められ…
前回は飼い主が、愛犬の老いを意識するようになるまでの過程を書きました。 ここから先は、飼い主さんごとに考え方が違ってきます。 愛犬の老いの先に、避けられない死を明確にイメージした飼い主さんは、別れの準備をはじめることでしょう。その方法は、飼…
犬を飼うと、いつかやってくるのが愛犬との別れ(死別)。 そして別れとセットになってやってくるのがペットロスです。 ペットロスは誰もが例外なく経験するものですが、それが軽くすむ場合もあれば、社会生活に支障をきたすほど深刻な場合もあります。 ペッ…
撮影&文|樫村 慧 犬の飼い主さんの中には、愛犬が病気と闘っている方も少なくない。老衰で寝たきりの愛犬と暮らしている飼い主さんもいる。 もし、そんな飼い主さんに、慰めとか労いの言葉をかけるとしたらどんな風に言えばいいのだろう? いつも私はそれ…
老犬アルバムは、新しい思い出をつくること 老犬アルバム|No.28 大ちゃん(飼い主:松下佐知子さん) 老犬アルバムに想う #秘密結社老犬倶楽部のこと 老犬アルバムの企画を進めてきた私にとって、忘れてはならないものがあります。それは #秘密結社老犬倶楽…
若いチワワちゃんが、病院にやってきました。 飼い主さんは、「目から何かが飛び出した!」っていうんです。 それが何かというと―― これは、チェリーアイといいます。 瞬膜(第三眼瞼)の瞬膜腺(第三眼瞼腺)が飛び出してしまう病気。 眼窩の腺周辺の組織の…
マイクロチップの装着|動物愛護法改正 撮影&文|高栖匡躬 今回のお話は ニュースでも多く伝えられたので、愛犬家、愛猫家の皆さんは既にご存知だと思いますが、今年は何年かごとに改正される、“動物の愛護及び管理に関する法律(俗にいう動物愛護法)”の改…
それは、飼い主の思いをすべて含んだ言葉 撮影&文|高栖匡躬 こんな方に 最近、愛犬の歳を実感する|子犬でうちに来たと思っていたのに|出来ないことが増えてきた|いつのまに歳をとったんだ?|別れを想像したら、悲しくなるよ|皆、どう思っているのかな…
ペットの闘病 検索で情報を集める方法(最新) 文|高栖匡躬 皆さんは、ペットが病気になったとき、どのようにしていますか?まずは動物病院ですね。そしてそこで病名を知ると、次にネットから情報を探しませんか? 病気の経過はどうなるか? 完治する可能性…
終末期を楽しむという選択 / 別れの準備、別れの覚悟 Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖 匡躬 本作は、愛犬(愛猫)の終末期を、前向きに捉えていけるように書いたものです。 別れはいつか必ず訪れる。それならばどうやってその時に向き合えばよいのか?…
犬と煙草、どちらがお好き? Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖匡躬 人間で受動喫煙が話題になりはじめたのは、もう随分昔の話です。今では常識ですね。 ひょんなことから、飼い主の喫煙による犬への健康被害について調べて見たのですが、いやいや驚いた。…
犬と猫の人間年齢 犬版、シニア犬/老犬版、猫版 Reviewカテゴリー:記事作者:高栖 匡躬 うちの犬って人間なら何歳?犬の飼い主だったら、誰もが一度は考えてみる事です。 ドックイヤーは7年で、犬は1年で7歳歳をとるといいますが、詳しく老化を調べた結果…
まずは街の動物病院を知ることから Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖匡躬 2016年に加計学園問題が表面化した当時、TVのワイドショーでは産業獣医師がクローズアップされて、そこに内包された諸問題を探り始めました。 それを見て筆者がまず何に思ったか…
数字が語る犬の闘病・血の涙に至る飼い主の思い Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖 匡躬 本作は、愛犬(愛猫)の闘病を前向きにとらえていくためのコラム集です。 愛犬(愛猫)の闘病は突然に、何の前触れもなく始まる事が多いようです。動物の本能として…
ペットの食べ物は、今の選択が将来につながっているのです Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖匡躬 愛犬愛猫の食事に悩む方は多いと思います。それは、この種の記事やブログがネット上に数えきれないほどあることからも明らかです。しかしそれらの記事は、…
皮膚病の中には、免疫が関係するものがあります。 鼻の頭や目のまわり、耳、唇の周囲、肉球のあたりや肛門などの皮膚がガサガサして、痂疲(かひ:かさぶたのこと)ができたり、剝けて赤くなったり、脱毛も起きたりします。
うちの子は、うちに来て幸せだったのかな?もしも、うちでなかったら? Reviewカテゴリー:エッセイ作者:オムニバス 犬や猫を飼い始めたとき、その子との別れは想像などできませんね。しかし犬も猫も人間よりもずっと早く年を取ります。 昨日まで上がれたソ…
// Withdogの闘病記について 皆さんは闘病記についてついて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?きっと愛犬が健康なうちは、あまり気にも留めないものだと思います。我が家でもそうでした。 愛犬が病気になり、しかもそれが深刻なものと分かると、飼い…
闘病記の意義(2/2) 撮影&文|高栖匡躬 本記事では、闘病記のスタイルについて触れましょう。 前記事にも書きましたが、我々にとって闘病記は貴重な情報源です。恐らく、大多数の飼い主にとって闘病記は、医学書や医学論文を読むよりも、ずっと現実的で役…
闘病記の意義(1/2) 撮影&文|高栖匡躬 皆さんは愛犬家たちが書いた闘病記に、どのようなイメージをお持ちでしょうか?きっと愛犬が健康なうちは縁遠くて、あまり気に留めないものだと思います。我が家でもそうでした。 愛犬が病気になり、しかもそれが深…
災害に備えて考える事 先日掲載した『あの日私たち家族は』は、色々と考えさせられました。 わが家では、”あの日”以来、犬を連れて非難する方法を考えるようになりました。 避難所の様子を知るほどに、心の準備が必要だと感じて。 皆さんは、愛犬をどう守り…
皆さんは愛犬、愛猫が病気に罹ったときには、どうしていますか? きっと、動物病院に行きますよね? そして動物病院に行ったら、当然のように獣医師に頼ることになります。 ――しかし! その獣医師の診立ては、いつも正しいとは限りません。何故だか分かりま…
最近、ワンちゃんや猫ちゃんの歯が気になっています。 診察の時には必ず、みんなの口の中をみます 歯肉や舌の血色の状態、歯石の付着程度、歯肉炎、口内炎の有無を確認します。 歯は健康を維持する上で、やっぱり重要だとつくづく感じます。 1才の小型犬の…
リンパ腫の治療で、週1回来院しているワンちゃんがいます。 元気も食欲もありますが、顎のリンパの腫れがなかなか小さくなりません。 リンパ腫という病気は、悪性腫瘍の中でも比較的多く見られるものです。リンパ腫は、リンパ球という体の中の免疫細胞が腫…
今回は『犬や猫が天国に行けるのか?』というお話をしようと思います。 ペットの飼い主さんは、愛犬や愛猫が亡くなった時に、『天国に行った』という言葉を良く使います。筆者も愛犬ピーチーの死を『天国に行った』と表現します。 しかしそれは、我々日本人…
前回の記事では、 ”生きざま” と ”死にざま” について触れました。今回はそれととても近い要素である、”死に方” について書こうと思います。 ”生きざま” と ”死にざま” が個性であり、個人の心に寄りかかるものであるのなら、”死に方” だってそうだと思うの…
我が家の愛犬ピーチーが天国にいって、2年半が過ぎました。 命を奪ったのは、急激に進行した肺がんでした。 主治医からその疑いが強いと言われてから、わずか2週間後のことでした。 ピーチーのことは闘病も介護も看取りも、後悔は全くありません。主治医にも…
看取りの瞬間、その前と後 文:高栖匡躬 看取りの時について 今回は愛犬の看取りの時について、書こうと思います。”看取り”と言うと、普通には、別れの瞬間のことだと感じます。皆さんも同じではないでしょうか? しかし、実際にその場に遭遇してみると、そ…
私が仕事をしていて一番つらいことは、 助けられる命がいろいろな事情で助けられないこと、そして、治療をすることを「かわいそうだ」と言われてしまうことです。 ● 例えば、骨折しているペットに手術を勧めた時、 ――かわいそうだからやりません。 重症のペ…