犬を飼うということ

いつまでも君と……

【仮説】ウンチと立ち話に見た、男性の社会適合 ~犬を飼い、地域と交わる~

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文:高栖匡躬

犬を飼っていない方には恐縮だが、今日は犬に絡めたウンチの話だ。
犬を飼い始めると、それまで縁遠かったご近所付き合いが、急に身近になってくる。
そして、ウンチとの距離感が急速に狭まる。親しみが湧くと言っても良い。

筆者も含め多くの男性は、家族から聞かされる主婦同士の立ち話や、ママ友たちの悲喜こもごものご近所の話を、まるで他人ごとのように捉えていることだろう。何故そうなのかと言うと、理解できなからだ。親身になるとかならないの話では無い。本当に実感が湧かないのだから仕方がない。

家族から聞かされるそんな話題に、今晩も、また明日の夜も、多くの男性たちが、「そうか、そんなことがあったのかあー」と、上の空で相槌を打つことだろう。昨晩がそうだったように。

目の前に情景が浮かぶようだ。

 

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しかし、犬を飼うと、男性にとって周囲の環境が一変する。
朝の散歩では「お早うございます」と、すれ違うご近所の犬仲間(ご婦人が多い)に挨拶をする。時に犬同士が、互いに匂いを嗅ぎはじめたりすると、そこで立ち話をしないわけにはいかなくなる。

そんな事がしばらく続いて、顔なじみが増えてくるとやがて、ご近所のことが、いやでも耳に入ってくるようになる。
「そうそう、ご存知? あちらのお宅はね……」
という具合だ。もちろんご近所と言っても、犬仲間に限定されるのだが。

 

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もう一つ、犬の飼い主になって男性が変わることがある。それまで縁遠かったある言葉が、急に身近になってくるのだ。
その言葉とは――
 ――ウンチおよび、うんこがそれだ。

”うんこドリル”が流行って、ウンチもうんこも、随分と市民権を得たと思う。
しかし、それでもまだそれは限定的だ。
一般の人たちにとって、ウンチとうんこは、昔も今も使うのに躊躇する言葉だろう。特に男性はそうだ。

下記にそれを想起させる、ネット上の声を引用してみる。

Q.なぜ、男って、学校でウンコできないのですか?

akeno2288evenさんの質問:
なぜ、男って、学校でウンコできないのですか?個室に入りにくいと聞きますが、私なんか中学から大学まで必ず、学校でウンコしてました(笑)男子は、小学校の時など、 我慢していて教室や下校時にウンコもらす子もいました。なぜ、トイレでしないんでしょう?

そして、この質問への回答はこうだ。

ID非公開さんからの回答(ベストアンサー):
考えたら解りませんか?
女子は全てが個室のトイレだから、うんちをしようが、おしっこをしようが、「トイレに入った」事に変わりはなく、皆も何も思いません。
でも、男の子って、個室に入るときは「うんち」しかないです。だから昔から個室に入った子は「お前、うんちしてただろ?」などとからかいの対象になってしまいます。
そのトラウマから、男性は「外出先ではうんちが出来ない」「自宅じゃないとうんちはしない」と外でしない人が多くいます。

上記の質問と回答、何れも引用元:Yahoo知恵袋

この手の質問は、ネットを検索すると幾らでも出てくる。どうやら人気のカテゴリーのようである。確かにそうだと頷く男性は多い事だろう。筆者もそうだ。

しかし、このように敬遠されるウンチやうんこが、こと犬の話になると、すんなり聞けるし、自分からも口を突いて出るのが不思議だ。

自分の愛犬や、友人の愛犬の話をするときには、ウンチの話は最早当たり前の事だ。それは何十年かぶりの同窓会で再会した友人たちと、自身の病気自慢が始まるのと似た精神構造のように思える。

 

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話は変わる。散歩の途中で愛犬が急に立ち止まり、ウンチをしたとしよう。そしてそのとき、顔なじみの犬仲間が通りかかったとしよう。筆者の体験からして、次のような言葉が飛んでくるのは、良くあることだ。

「あら、いいウンチね~」
そんな時筆者は笑顔で、「ありがとうございます」と応えることにしている。

或いは、こんな言葉の時もあるだろう。
「あら、今日は柔らかいわね~」
すると筆者はちょっと困った顔を作って、こう答える。
「そうなんですよ。何か悪いものを食べたのかなあ?」

ここまでくると、その犬仲間はおもむろにこう切り出してくる。
「そう言えば、ご存知?……」

当然、答えはこうだ。
「ええっ! 本当ですか? 知らなかったなー」

筆者は犬を飼うようになって、ウンチの話を切っ掛けに立ち話が始まることなど、最早当たり前になってしまった。

男性が犬を飼うという行動は、もしかすると男性が社会化していくための、一つの方法なのかもしれない。或いは、男性が実社会(地域社会)に適合していくということ……

「おっと、そういえば、お宅のワンちゃん、今朝のウンチはどうでした?」

 

(ライター)高栖匡躬

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