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【低アルブミン血症】5月5日 はじめての悲鳴 ~ルイの闘病記(12/16)~【免疫抑制剤を使うか?】

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ルイの闘病記:低アルブミン血症  低アルブミン血症_闘病記_免疫抑制剤を使うか

撮影&文|まる
 
当時を振り返り

ルイのためとはいえ、治療はルイにとっては耐え難いつらいものであったと思います。

検査のための繰り返される、採血や治療の注射……
小さな体で頑張っていたルイです。

 当時のブログより -免疫抑制剤を勧められるが

採血のとき、これまではじっと耐えてたルイでした。
(体はこわくてブルブルしていながら)
しかし、昨日は小さくヒィ―ヒィ―と悲鳴をあげていました (>_<)

そうだよね、辛いよね。

私だって、毎回採血は嫌だもの(TT)
(私は血管が細くてとてもとりづらく、下手な人にあたると何回もやり直して30分以上かかったこともある)

 ●

昨日は診察後に、先生からのひとつの提案がありました。
それは免疫抑制剤を、今後の治療として考えてみようということ。

免疫抑制剤には3種類あって、そのうちのひとつをどうか? ということだった。

問題としては
①そのお薬が高額で1錠400円かかること。
②そのお薬がカプセルで粒が大きく、飲ませるのは食間でなければいけない。
 (食前食後後2時間あけること)

①番の薬の金額的問題は、よくなるのならどんなに高くてもOK。

問題は②番
ごはんといっしょに食べさせることはできないので、のどの奥に無理矢理でもおしこまなきゃいけない。
はたして私にそれができるかな?
ものすごく不安です……

 

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ルイは咀嚼があまりよくないので、飲み込めるのかも心配だし。
水飲むのにも、ガブガブ飲んだあとは、しょっちゅうむせてるのです (^_^;)

それから心配なのは、免疫抑制剤によって免疫力が低下し過ぎることで、感染症にかかりやすくなるみたい?
もう少し免疫抑制剤については調べてみようと思います。

 ●

まだ今すぐ使うということではなく、視野にいれる段階。
とにかく、ルイは治療を始めたばかりで、ステロイドがどのくらい効果をあげているのかも、今食べている療法食がルイに合っているのかも、まだわからず手探り状態。

今のルイは、状態が悪すぎて内視鏡検査もできないし、ルイは子犬のときにワクチンアレルギーで大変なめにあっていて、そういう子が全身麻酔するのは、かなりのリスクがある。
だから、たとえ状態がよくなったとしても、二の足踏んでしまうのです。

 ●

今のルイは確定診断がつかず、「リンパ菅拡張性」が疑わしいっていうところからの治療なので、ピンポイントの治療にならないところが難しい。
だけど、とにかく頑張るしかないと思ってます。

今私は、ルイの症状から情報収集して、いろいろ勉強中です。

 

――【低アルブミン血症】闘病記・つづく――

文:まる
 ▶ 作者の一言
 ▶ まる:犬の記事 ご紹介

――次話――

作者のまるさんが今回心配しているのは、闘病中の食事。
療養食は美味しくないんですね。それは人間と同じです。
恐らく、闘病する飼い主さんは、似たような経験をしているはず。
限られた選択肢の中での工夫。
元気なときには、想像もできなかった苦労。

――前話――

「ジャンプが嬉しかった」
その言葉に、我が愛犬を振り返る。

――階段登るのが好きだったな。
――3段跳びは、当たり前だった。
それが――
ほんの僅かの段差を登れずに、困った顔をしていたっけ。
切ないけれど、それもあの子の一生の一部だった。

まとめ読み|ルイの闘病記 ②
この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この連載の1話目です――

まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――

もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。

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ちょっとだけ考え方を変えて見て。
あなたは一人ではないんです。

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16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきです。
作者のまあさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まあさんは、しっかり闘いました。

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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