ルイの闘病記:低アルブミン血症
前回書いたように、この頃はフードの切替を行なっていました。
慎重に少しずつやったのですが、ペロっと食べてくれるわけにはいかず、最後の手段はササミでした。
ネットで調べると、ササミとジャガイモの手作り食で、アルブミンが上がって回復している例があったので、それを食べてくれさえすればきっとルイもよくなると、このときは思っていました。
ルイもササミが大好物で、とても美味しそうに食べてくれました。当時のブログより -ササミをトッピング
昨日の夕方のお散歩は、最初はゆっくりペースだったのに、後半はけっこう足早に元気に歩くルイ。過保護ママはこんなに歩いて大丈夫なのかと、やはりビクビクです。
30分くらいで、帰りは抱っこして帰りました。
ウンチはドロドロ…。
朝のウンチは少しよくなったと思ったのになぁ。ショボーン
夜ごはん。
半分またもや食べない(>_<)
ウエットタイプは脂質が増えるし――、と思って、3回ゆでこぼして脂肪をぬいたササミを、ほぐしてトッピングに少し混ぜてみた。
食べる!!
しかもかなりの食いつき!
これからは食べないときは、ササミトッピングにしよう。
そして今朝。
お散歩は、休み休みほんの少し。
ルイはどうやら朝は、調子がよくないみたい――
ウンチは水分はあるけど、形のある茶色~黄色の、まあまあの軟らかい便。
新しいフ―ドとササミがお腹に合っていますように。
――【低アルブミン血症】闘病記・つづく――
文:まる
▶ 作者の一言
▶ まる:犬の記事 ご紹介
――次話――
そのまま続くと思われた闘病は、突如終わりを告げます。
まるさんの愛犬ルイは、突然に天国へ。
――まるさんの言葉――
この日のことは今も鮮明に思い出します。
そして思い出すと涙が溢れてしまいます。
――前話――
作者のまるさんが今回心配しているのは、闘病中の食事。
療養食は美味しくないんですね。それは人間と同じです。
恐らく、闘病する飼い主さんは、似たような経験をしているはず。
限られた選択肢の中での工夫。
元気なときには、想像もできなかった苦労。
●
この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。
●
――この連載の1話目です――
まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――
もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。
●
関連の記事もご覧ください
視点を変えれば、闘病も変わる――
愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。
●
同じ作者の記事です
まるさんの家に、愛犬ルイがやってきたときのお話
娘さんの犬が、事情があって愛犬に。
手が掛かかる子。世話が大変な子。
預かっているつもりの子――
でも、いつの間にか、そうではなくなっていて、
それに気付いたのは、お別れの後でした――
16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきです。
作者のまあさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まあさんは、しっかり闘いました。
●
出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。