ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編
ピーチーが次々と新しい病気を発症したのは、恐らくは自己免疫不全に原因があるであろうと既に感づいていました。
しかし自己免疫不全には、根本的な治療法はまだ発見されていません。
1つの病気に目途をつけ、ホッとしかけると、次の病気――
回復が、逃げ水のように遠くに去っていきます。
日常生活や仕事で何度もこのようなことがあると、きっと何もかも投げ出したくなるのではないでしょうか?
しかし、ピーチーの闘病では、そんな投げ出したい気持ちにはなりませんでした。
何故でしょうね?
きっとピーチーの前向きさに、自分が励まされていたのだと思います。
当時のブログより - 割と安定を
昨日、発作を起こしたピーチーですが、その後は安定しています。
沢山の励ましをいただき、ありがとうございます。
ピーチーは今は良く眠っており、寝ている間は呼吸は苦しそうではありません。
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こんな風に、よく寝ています
苦しそうな体勢に見えますが、そうでもないようです。
ブルテリアは体が柔らかいみたいです。
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ピーチーはトイレにいきたくなると、自分で起きて、小走りで用を足しにいきます。
歩きはむしろ、最近の中では一番しっかりしています。
食欲は全開とはいかないものの、まずまずあります。
おやつもウニも、あげると目が輝きます。
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ウニをあげて見ました
大好物は、目の力が違います
投薬の状況 - ステロイド
投薬の状況ですが、現在はステロイドを1日2錠に増やして様子見中です。
これは下記の理由です。
② 自己免疫不全による肺炎であった場合、炎症を抑える作用がある。
③ 肺ガンであった場合に、ガンが発する有害物質を緩和する効果がある。
④ 食欲を増進する
今日調子が良いのは、ステロイドを増やしたためか、発作の山を越えたからなのかはまだ分かりません。
週末まで様子を見るつもりです。
ペットの肺がんをもっと知るには
こちらの記事に、肺がんの概要を解説しています。
はじめて読むのに最適です。
この病気は激しい咳や、血痰を想像しがちですが、実はそれほど顕著な症状がでないことが多いようです。
ほんのちょっと息が粗い程度の場合もあります。
気になったら動物病院へ。
――うちの子が旅立つまでのこと(5/18)つづく――
文:高栖匡躬
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――次話――
体調の悪化――
――そしてそれは、別れの予感。
飼い主は迷います。
これまでの治療と食事を続けるべきか?
同じ経験をした方は多いでしょう。
別れが前提であれば、気持ちを切り替えなければなりません。
それは、回復を諦めることでもあります。
――前話――
ピーチー1年前に癲癇を発症。
脳神経科を受診し、発作を抑えました。
この日は、久しぶりの発作です。
癲癇の発作の前って、可愛いんです。
「あれ、最近可愛いなあ」
と思って、ちょっと用心をしていました。
「可愛い」は、嵐の予兆!
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
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――本章の1話目です――
いつも元気一杯だったピーチー。
大病をしてから、体調に浮き沈み。
この数日も「ちょっと変」と思い、「”多分”、いつものこと」とも思っていた。
”多分”は段々と弱々しくなり、少しだけ嫌な予感も。
「今日は病院だな」と思ったのがこの日。
――この連載のはじまりです――
はじまりは、ほんの小さな予兆でした。
体の震え。ときどき息が粗い。食欲不振。
ピーチーは大病を大きくは2度経験してから、体調が悪いときがたまにありました。既往症もありました。
またかな? と思ったのが始まりでした。
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他の闘病記もご覧ください。
胆管閉塞闘病記|闘病ブログ
ある日突然、我が家のピーチーを襲ったのは急性膵炎
危険な状態でしたが、幾つも幸運が重なって無事回復しました。
「良かった」と胸を撫でおろす飼い主。
――しかし、そうではありませんでした。
それは本当の闘病の始まりだったのです。
劇症肝炎闘病記|闘病ブログ
筆者の愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。
振り返ると、異常を感じたのは8月10日の夜。
突然の体の震えと、食欲不振が恐らく前兆だったのでしょう。
このときは、掛かりつけの病院で、熱中症と診断。
その時には、肝臓の諸数値は正常値でした。
そして6日たち、16日の朝を迎えます。
この日から、命を賭けた闘病が始まったのでした。
自己免疫不全闘病記|闘病ブログ
2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。
しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。
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肺がんの医療記事です
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