犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【癲癇|てんかん】発明、ソフトキャリーバッグ(後編) ~発作は嫌いよ(21/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (写真は本記事のテーマ、ソフトキャリーバッグ)
 
当時を振り返り

ピーチーを病院に連れて行くために思いついた『ソフト・キャリーバッグ』。

早速次にタクシーを呼んだときに試してみました。結果は記事をご覧下さい。
病気は深刻ではありましたが、飼い主が悩んだからと言って治るわけでもありません。なるべくその病気と長く付き合えるように、肩ひじを張らないで行こう。頑張らないで自然体でいこうと思っていました。そして楽しくいこうとも。

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【癲癇|てんかん】発明、ソフトキャリーバッグ(前編) ~発作は嫌いよ(20/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記_ソフトキャリーバッグ

撮影&文|高栖 匡躬 (写真は本記事のテーマ、ソフトキャリーバッグ)
 
当時を振り返り

我が家には車が無くて、二次診療の病院(DVMs)への通院にはタクシーを使っていました。しかしタクシーには少々問題がありました。犬を連れているというだけで、時々乗車拒否に遭うのです。
多くの場合は、ケージにいれてくれと言われますが、癲癇の発作で病院に駆け込むときには、愛犬の足元がおぼつかないのでケージだと危険です。飼い主がしっかり抱いているのが理想なのです。

そこで名案を思い付きました。

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【癲癇|てんかん】7月9日 脳神経科の専門医と面談 ~発作は嫌いよ(19/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (写真は元気な頃のピーチー)
 
当時を振り返り

『かかりつけ医の治療によって病気の改善が見られない場合は、専門科(二次診療)を受診して、専門医の意見を仰ぐ』
人間の医療ならば当たり前のことですが、動物医療ではまだまだ浸透していない取り組みです。
ピーチーはこの二次診療を積極的に取り入れました。

この更に2年前、ピーチーは胆管閉塞を患っており、その時には二次診療で命を救われているます。だから専門医に頼ることについては、まったく迷いはありませんでした。

二次診療では新薬や時には人間用の薬を使う場合もあります。ピーチーに用いたイーケプラもそうでした。医師にとっても未経験なことが多く、まだ治療データも乏しかったため、可能性に賭けながらの手探りの治療でした。

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【ピィ子の成長日記】今頃になってしまホイの虜【もうすぐ春なのにね】

ピィ子の成長日記

うちにきて566日目 ~ピィ子の成長日記~
撮影&文|高栖匡躬
 

寒い日や雨の日はあるものの、だんだん春が近づいてくるのが実感できます。
寒いの苦手なピィ子にとっては待ちどおしい季節です。
冬の間にクッションや毛布に潜り込むことを覚え、自分でヒーターを点けるようになったピイ子。春になって次の秋がくるまで、せっかく覚えたその技は覚えていてくれるでしょうか?

【癲癇|てんかん】7月9日 お風呂は嫌いだけどお風呂場は好き ~発作は嫌いよ(18/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (写真は若いころのピーチー)
 
当時を振り返り

癲癇をかかえているものの、ピーチーは時々発作が起きること以外では、ひとまずは元気でした。

予兆のような異常行動はあったのですが、ブルテリアのトボケタ風貌と相まって、それさえも面白く見えたものです。一方ブルテリアはハイテンションで痛みにも強い犬種です。ピーチーの方でも、自分の体調に不具合を感じていても、飼い主に構ってもらう嬉しさで、少々のことは吹っ飛んでしまっていたのだと思います。

ピーチーはお風呂が大嫌いでしたが、お風呂場は大好きでした。
そこは水飲み場でしたし、暑い時にはひんやりした床が気持ちよかったのでしょう。体調が悪い時には、暗くて誰もいないお風呂場が落ち着いたようです。

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【癲癇|てんかん】7月8日 ずっと寝ているね ~発作は嫌いよ(17/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (鏡に映る自分の姿に見入っているピーチー)
 
当時を振り返り

愛犬が病気になると、当たり前の日々が遠ざかっていきますね。
子犬の頃に覚えて、上手くいくのが当然になっていたトイレが、急に出来なくなるのもその1つ。
しかし落胆している場合ではありません。とにかくまた覚えてもらうしかないのですから。

ピーチーがオシッコが上手くできると嬉しくて、それを喜んでいる飼い主の姿を見るとピーチーも嬉しくなって、それでまたやる気になってと――、まるで子犬の頃と同じですね。

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【息子の涙】僕の兄弟が欲しい ~りゅうがうちにくるまで~【はじめてのお願い】

うちの子がうちにくるまで|No.62うちの子がうちにくるまで_りゅう

撮影&文|くみ
  
今日のお話は

愛犬を迎えたのは17年も前のこと――
そう語る飼い主さん。
一人っ子でどうしても犬を迎えたかった息子さんと、犬を飼うことに慎重だったご主人。
ある日家族は、ペットショップに出かけました。そしてその帰り道――
「僕も兄弟が欲しい! 僕に兄弟をください! 」
ポロポロと泣きながら訴える息子さんの意を汲んで、家族は1匹の柴の子犬を迎えます。
そこからやさしいりゅうと、家族の思い出が紡がれていくのでした。

こんな方へ:
動物は好きなんだけど、犬や猫を飼うのは心配|はじめてなので、もう一歩が踏み出せない|同じような経験をした方はいますか?

 犬を飼いたい!

2020年3月10日、我が家の愛犬『りゅう』が亡くなりました。『りゅう』は家族にとってはじめての犬で、最期まで病気と闘ったとても強い子でした。今回は、そのりゅうがうちに来たときのお話をしたいと思います。

それは今から17年半前のある日のこと――
当時小学5年生だった息子が、『犬を飼いたい』と言い出しました。当時、息子の友達の間では犬を飼うのが流行っていて、みんなそれぞれ、ミニチュアダックスやパグ、ゴールデンレトリバー等を飼い始めていて、それに感化した息子が犬をねだるようになっていたのです。

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【癲癇|てんかん】7月7日 病院から帰ってきました ~発作は嫌いよ(16/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

発作がしばらくこなくて、なんとなく出口が見えてきたと思った矢先の5度目の発作。
当日は1日病院に預かってもらい、翌日に迎えに行きました。

やはり癲癇は難しい病気。油断してはいけないのだと思いも新たにしたのがこの時期です。
しかし、発作の度にトイレのしつけが取れてしまうのは困りもの。その都度トレーニングのやり直しです。段々とトイレトレーニングの腕が上達してきました。

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【癲癇|てんかん】7月6日(夜) 油断していたわけではないけれど ~発作は嫌いよ(15/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

抗てんかん薬イーケプラがのおかげで、大発作がしばらくこなかったピーチー。
しかしこの日の夜に、5度目の大発作が起きてしまいました。

癲癇と言う病気は、しばらく発作が無くてホッとしているところに、いきなり次の発作が来がちです。発作の症状が厳しいだけに心の落差は大きく、そんな時は奈落の底に突き落とされるような気持になります。

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【癲癇|てんかん】7月6日 イーケプラの経過は ~発作は嫌いよ(14/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

ピーチーの場合、抗てんかん薬としてイーケプラが有効だったようです。
しかし当時はまだ新薬であったために、高価で入手性も良くはありませんでした。常用でなく頓服とし1クールを使用し、そこで一旦使用を止めて様子を見ていたのがこの記事を書いたころです。

この後、癲癇はまた違う展開を見せるのですが、ここまでの段階でのイーケプラの使用感をまとめました。当時はまだイーケプラの情報はほとんどなかったため、いち早くそれを、同じ病気で悩む飼い主さんと共有したく思っていました。

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【癲癇|てんかん】7月1日 新薬だったイーケプラ ~発作は嫌いよ(13/31)~

ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (扉の写真は発病前のピーチー)
 
当時を振り返り

ピーチーの癲癇は、なかなか効果的な薬が見つかりませんでした。

やがてイーケプラという新薬(人間用)にたどり着いて小康状態を得るのですが、それがまあ高い高い。今ではそれほどではないようですが、当時は大変でした。
ピーチーは最初に処方されたゾニサミド(薬名はエクセグランとかコンセーブ)という薬のおかげで、大好物だった食べ物の幾つかを嫌いにさせてしまった苦い思い出もあります。
とにかく薬には色々な面で苦労をさせられました。

どうかお役に立ちますように。

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【ピィ子の成長日記】換毛期がやってきた【これも春の予感?】

ピィ子の成長日記

うちにきて552日目 ~ピィ子の成長日記~
撮影&文|高栖匡躬
 

だんだんと暖かい日が増えてきました。
しかし油断すると、また寒い日が……
三寒四温ですね。
ピィ子は短毛で寒いのが苦手。
だから春が待ちどおしいです。

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