犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

君が旅立つまでのこと

【看取りなんて、遠い未来の事だった】別れは日常の先に ~終末期を楽しむと言う選択(2/3)~

撮影&文:高栖匡躬 愛犬が若かった頃、”看取り”は現実感の無い、無限の未来のことででした。何かとても壮大なドラマ(悲劇)のようにも思いました。元気一杯で目の前にいるうちの子が、この世を去っていく瞬間のことなど、全く想像がつかなかったのです。 …

【最後のご褒美って何?】泣いて見送る? 笑って見送る? ~終末期を楽しむと言う選択(1/3)~

撮影&文:高栖匡躬 今回から3回は、愛犬がこの世を去る、終末期のことを書きたいと思います。といっても暗い話ではなく、前向きな話です。 愛犬が日に日に弱って、そう長くはないだろうなと思った時、飼い主はとても不安になります。自分の経験に照らしてみ…

【精巣腫瘍】【看取り】何か食べたいものはないかい? ~ゆうすけの闘病記(2/3)~

撮影&文:ゆうすけパパ ここからは、ゆうすけの容態が変化してからの記録です。病気に対してはもう手の打ちようがなくなり、闘病というよりも、どんな介護をしていたを記していきます。 手の打ちようがないと言っても、諦めて投げ出したわけではありません…

【精巣腫瘍】【看取り】後悔はほんの少しだけあるよ ~ゆうすけの闘病記(1/3)~

撮影&文:ゆうすけパパ 私の大切な愛犬、ゆうすけは2017年11月14日に、虹の橋に出発してしまいました。病名は精巣腫瘍。悪性度が高かったため、発見から僅か1か月半後のことでした。 ゆうすけはとても頑張ってくれて、私は闘病には大きな後悔はありません。…

Withdogに手記を書いてみませんか?

// 手記を残してみませんか? 犬や猫との暮らしって、段々と慣れて当たり前になってしまいますよね。 奇跡のように家族になったのに―― 何でも無い日常は、本当は奇跡なのにね―― でも、その中にいる時は、気が付かないものなんです。だから――記事で残しません…

消えない光、ごめんね ~ラフと歩いた日々(3/3)~【腎不全/看取り/安楽死】

撮影:樫村 慧(本作は2016年10月に執筆されたものです) 7月18日月曜、明け方。ラフが突然の下痢。トイレシートは敷いてあったが、お尻周りや尻尾が汚れてしまって、さあ大変。 お風呂まで連れて行くのは難しいので、その場で拭こうとするが、お尻を触られ…

はじめてのご馳走 ~ラフと歩いた日々(2/3)~【腎不全/看取り/安楽死】

撮影:樫村 慧(本作は2016年10月に執筆されたものです) 腎不全のラフの食事は、腎臓サポート食の缶詰とドライフードが半々だったのだが、やがて缶詰だけを残すようになった。明らかに食欲が落ちていた。 7月7日、七夕の暑い日。ラフはやはり缶詰は食べずに…

【ペットの安楽死】飼い主たちの生の意見 ~難しい話だからこそ(2/2)~【その是非を考える】

ペットの安楽死、飼い主が考えたこと 文|高栖匡躬 こんな方に 安楽死は正しい選択なのか?|人間が動物の命を奪うエゴではないか?|苦しませることは是なのか?|経験者の意見を聞きたい 前回は記事を読まれた方が、自分なりに安楽死を考える時のガイドに…

【ペットの安楽死】その時、安楽死を受け入れられますか? ~難しい話だからこそ(1/2)~【その是非を考える】

命を預かる = 考える義務もあるのでは? 文|高栖匡躬 こんな方に 安楽死は正しい選択なのか?|人間が動物の命を奪うエゴではないか?|苦しませることは是なのか?|経験者の意見を聞きたい 安楽死について、皆さんはどう思いますか?或いは、安楽死につ…

選択こそが飼い主の闘病 ~視点の変化で闘病は変わる(5/5)~【最後まで選択は続く】

飼い主は身を切る選択をし続けるしかない 文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.79 小次郎さん 愛犬の闘病では、飼い主は何度も選択を迫られます。犬が口をきけない以上、飼い主が愛犬に代って選択をし、経過を追い、検査の結果を待つしかありません。 そし…

【看取り|別れの言葉】3月29日、昼 さようなら、ピーチー ~うちの子が旅立つまでのこと(18/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り 驚くほど短くて、長い時間でした。 ピーチーに妙な兆候が見えたのが3月15日。病気の発見からこの日で14日目。ちょうど2週間です。 体感的にはその期間は、3か月はたっぷりあったよう…

【肺がん|安楽死】3月28日、夜 今夜は一緒に寝ることにします ~うちの子が旅立つまでのこと(17/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーの苦しさは、側で見ていてよくわかりました。しかし、文句も言わずにピーチーはそれに耐えていました。 いや、耐えていたのかどうかは分かりませんね。受け入れていたのは確…

【肺がん/逝き方】3月28日、午後 生きようとする意思 ~うちの子が旅立つまでのこと(16/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーとの大切な時間は、刻々と過ぎて行きます。かなり苦しい状態だと言うことは、見るからにわかります。 筆者は、安楽死は肯定しています。賛成派というほど積極的ではありませ…

【肺がん|終末期】3月28日、早朝 また新しい朝を迎えました ~うちの子が旅立つまでのこと(15/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーの状態は劇的に下がる事はなくなりましたが、ゆっくりと下降していきます。 それを悲しむと言う気持ちはありません。全てを受け入れて、看取りという一連の時間の中にいたよ…

【肺がん|終末期】3月27日、夜 ピーチー、恐怖の防災点検 ~うちの子が旅立つまでのこと(14/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り この日は、これで3回目の記事更新でした。 刻一刻とピーチーの様子が変わり、それを書き留めていました。ブログの読者に伝えることも目的でしたが、それよりも自分の心の平静のため…

【肺がん|流動食】3月27日、夕方 呼吸が苦しいだけなのに ~うちの子が旅立つまでのこと(13/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り この頃には、もう深刻な状況が定常化していました。 いつ何が起きても不思議ではなく、ピーチーはもう明日を迎える事がないかもしれないと、常に思っていました。 しかしながら心は…

【肺がん|安楽死】3月27日、未明 最後の力を振り絞り ~うちの子が旅立つまでのこと(12/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り この段階になると、ピーチーの状態は刻々と悪くなっていきました。しかしながら、ピーチーはまだ生きようとしており、その姿に励まされる飼い主。飼い主にできることは、もはやそう…

【肺がん|食欲】3月26日、夜 ピーチーは不思議な子 ~うちの子が旅立つまでのこと(11/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーは子犬のころから、食いしん坊でした。 いつも見事な食べっぷりで、かつて胆管閉塞を患い、いつ胆嚢が破裂するか分からないという時でさえ、医師が驚くほど食欲がありました…

【肺がん|酸素】3月26日、午後 今日はピーチーの月誕生日 ~うちの子が旅立つまでのこと(10/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーが劇症肝炎を患い、九死に一生を得てからの日々は、我が家にとってはボーナスタイムでした。 年に2回だけ、誕生日とクリスマスのお祝いだった大好物のウニは、毎月の月誕生…

【肺がん|受容】3月25日、夕方 ピーチーの好きな木の棒を取りに ~うちの子が旅立つまでのこと(9/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り この日、2つ目の記事を書きました。 自分で過去の記事を読んでみても、別れの覚悟が固まって行くのがわかります。はじめのうちは、否定(または疑い)だったように思います。やがて…

【肺がん|虹の橋】3月25日、早朝 ピーチーは虹の橋を渡らない ~うちの子が旅立つまでのこと(8/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り この記事は、ピーチーの介護と看取りの記録の中で、もっとも思い出深いものの1つです。2年前の今日、この記事で触れたのは、『虹の橋』についての話でした。 下記の文中にもあるの…

【肺がん|酸素テント】3月24日 酸素テントが届きました ~うちの子が旅立つまでのこと(7/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーの病状悪化も、前日から下る速度が増した印象でした。 トイレに行くのに、ほんの数メートル歩くだけで息が上がります。歩くたびに、酸素を吸わせて楽にさせてやる――、その繰…

【肺がん|酸素】3月23日 状況は悪化しているように思います ~うちの子が旅立つまでのこと(6/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーの状況は悪くなっていきました。今当時を思うと、ゆっくりと悪くなるのと、階段を下るように悪くなる様が、ミックスしたような感じでした。 体調の小さな浮き沈みに一喜一憂…

【肺がん|闘病記】3月22日 今日は割と安定しています ~うちの子が旅立つまでのこと(5/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーが次々と新しい病気を発症したのは、恐らくは自己免疫不全に原因があるであろうと既に感づいていました。 しかし自己免疫不全には、根本的な治療法はまだ発見されていません…

【肺がん|癲癇発作】3月21日 久しぶりのてんかん発作 ~うちの子が旅立つまでのこと(4/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り ピーチーの最後の闘病のはじまりは、癲癇(てんかん)の発作からでした。当初は癲癇とだけ闘っていたのです。※癲癇の闘病記は、また別に記すつもりです。 ようやくそこに目途がたっ…

【肺がん|闘病記】3月20日 どうした? 調子悪いのか? ~うちの子が旅立つまでのこと(3/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り 主治医からは、肺がんの疑いが強いとは言われましたが、確定診断をしたわけではありません。 よって完全に望みがないわけではないとは思っていました。レントゲンに写った最も大きい…

【肺がん|告知】3月19日 病院で告げられた病名は…… ~うちの子が旅立つまでのこと(2/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り 時々息が粗い―― そんな程度の変調でした。 ちょっと気分が悪そう――、ちょっとダルそう――、ちょっと熱があるかも―― これまでに何度もあった変調と較べて、取り立てて悪いわけではあり…

【肺がん|闘病記】3月18日 それは小さな変調から始まりました ~うちの子が旅立つまでのこと(1/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 撮影&文|高栖 匡躬 当時を振り返り 劇症肝炎から奇跡的な生還を果たしたピーチー。一旦はそのまま完全復活をするかと思いましたが、ステロイドの大量投与からの減薬で、離脱症状が現れます。 ステロイドによって失われ…

【介護/終末期】看取りの時に訪れる奇跡 ~うちの子が旅立つまでのこと・前文(2/2)~

介護と終末期、飼い主として実感したこと(2/2) 撮影&文|高栖 匡躬 自分の愛犬が歳をとり、平均的な寿命の年齢を迎える頃になると、とたんにその死が身近なものになってきます。そんな時に、多くの飼い主が覗くようになるのが、ペットロスや闘病をテーマ…

【介護/終末期】別れの予感、別れの準備 ~うちの子が旅立つまでのこと|前文(1/2)~

介護と終末期、飼い主として実感したこと(1/2) 撮影&文|高栖 匡躬 皆さんは愛犬を看取った事は、ありますか?筆者は2016年に、愛犬のピーチーを看取りました。 看取る前は、看取りとはどんなものか、想像もできませんでした。しかし今は良く分かります。…

© 2017 Peachy All rights reserved.