犬を飼うということ

いつまでも君と……

これもペットロスなのかな? ~はやく戻っておいで、Mack !~

f:id:masami_takasu:20171224133347g:plain撮影&文:奥村 來未

今年の10月20日に、18歳4か月で愛犬Mackを亡くしました。
ハイシニアになってから沢山の病気をしましたが、老衰で私に抱かれながら旅立ちました。
今、約二か月が経ちますが、私の心は思ったより落ち込んだり暗くなったりしていません。
今は寂しい気持ちはもちろんあるけれど、Mackと暮らせた日々を思い出しては幸せを感じています。

・火葬前~直後

f:id:masami_takasu:20171224013207j:plain

Mackが亡くなって、翌日には夫と「カッコイイ犬生だったよね」と笑いながらMackの一生を話すことができましたが、目の前のMackの姿はいつも通りの寝姿で、信じられない・信じたくない気持ちも共生していました。
じーっと見つめていると、動いた気がして触ってみても、その身体は冷たく、固くーー
また亡くなってからの肉体の変化は、私に現実を突きつけてくるのでした。

葬儀の日、「戻ってきたらお骨になっているんだ」と思い、家を出るのがすごく辛かったです。
葬儀場に着いて、葬儀中は涙が止まらず、いつまでもいつまでも、永遠にキスをしたり身体に触っていたかったけれど、最後にMackが寝かせられた炉の上は、暖かくて……
これ以上肉体の変化する様を見たくないと、「お願いします」と離れましたが、Mackの小さな身体が炉に入っていくのは、今思い出しても心が締め付けられるほどで、Mackを亡くしてから一番辛かった瞬間です。

しかし、不思議なもので。
お骨を見ると、Mackの頑張りを目で見て知ることができました。
そして、頭蓋骨はまさにMackの顔……骨までも愛おしかったのです。
一つ一つ、骨壺に家族で納める度、Mackの頑張りを、犬生を、自慢に思う気持ちに変わっていきました。

 

・月命日までの心境

f:id:masami_takasu:20171224013040j:plain

火葬してから初七日までは、コタツや布団をめくり、「Mack~どこなのよ~」と泣きながら家中を探し続けました。
半月が過ぎるまで、夜眠るのが嫌でした。介護中は夜眠れないのが当たり前だったのに、亡くなったからとグッスリ夜眠るのが嫌だったからです。
やっと眠れても、何度も何度も目が覚めました。

そして目が覚める度、Mackの姿を探しました。
亡くなると若い身体に戻ると聞いていたので、今は歩けているのかなと思い、耳を澄ませたりしましたが、聞こえるのは時計の秒針の音だけで、余計に寂しくなるのでした。

 

・お告げのような旅行

f:id:masami_takasu:20171224020559j:plain

 Mackを亡くして10日もたたないうちに、まるで何かに操られているかのように京都への旅行を決めてしまいました。
宿やバスの予約を取りながら、ワクワクする気持ちと、今はそんな気分じゃないのにどうしてしまったんだろうという不思議な気持ちを持っていました。

月命日が過ぎ、旅行に行ってみると、行く先々で不思議なことが起こりました。
行きのバスでは最後尾の角、そして隣は唯一の空席。
天気も移動中は雨になっても、外に出ると自分の見渡せる範囲のみ雲が無かったり、晴れ間がのぞいたり。

旅行先で会った犬が、私の右横の空間を丹念にチェックしだし、その鼻の高さがMackの頭の高さだったこと。
そして、Mackを亡くしてから、初日に旅行先の宿で初めてMackの夢を見ました。

この旅以来、私はMackを探すことをやめました。
Mackは見えなくても私のそばに居てくれているんだ。そう実感を得ることができたのです。

それ以来、出かけると足元にMackの姿を想像しては話しかけ、地面に向かって私を見上げるMackを想像して微笑んだりしています。

 

・四十九日を迎え

f:id:masami_takasu:20171224020810j:plain

四十九日の夜は、Mackの亡くなった23時5分の三十分前から部屋の電気を消し、カーテンを開けて夫婦で夜空を見上げました。
月も見えないのほど分厚い曇り空でしたが不思議と自宅の真上の空は雲が切れ、空が見えて居ました。

Mackが昇っていく。そうしたら転生してまた戻ってきてくれる。
そう思って、笑顔で「気を付けてね、またね!」と空に手を振りました。

今、四十九日が過ぎ、寂しい気持ちはありますが、戻ってきてくれる日を……再会できる日を思うと、楽しみで胸が躍ります。
帰ってきたら、何をしよう?どこへ行こう?
そんなことを考えながら、今日もMackの遺骨の箱を撫でながら写真に声をかけます。

 

おはよう!

おやすみ!

姉ちゃんMackのこと大好きだよ!

早く戻っておいでね!

 

文:奥村 來未

――同じ作者の記事です――

――おすすめの記事です――