犬を飼うということ

いつまでも君と……

闘病に向き合う飼い主たちの葛藤 ~血の涙に至る飼い主の思い(前編)~

f:id:masami_takasu:20171031172828j:plain文:高栖匡躬 

愛犬が重い病気にかかったとき、飼い主は急に不安のどん底に突き落とされる気分になりますね。筆者もそうでした。
愛犬の闘病はほとんどの場合は、何も知らないところから始まります。
どんな治療があるのか? どんな薬を飲むのか? 治るのか?
――そして、治らないとすれば余命は?

一人で悩んでいると、抜け出せない迷路に迷い込みがちです。
現実から目を背けるのではなく、今愛犬に何が起きているのかを知り、正面からそれと向き合うことが、正体の無い不安に立ち向かえる方法です。

本記事は、そんな飼い主さんのために書こうと思います。
2話の連載です。

世の中に数多くある、愛犬ブログの中には、愛犬の闘病について綴られたものが数多くあります。

(参考:出典元は下記に)

犬のカテゴリーでの登録数が多いのが、にほんブログ村 の56,101サイト(2015年当時)です。 この中から犬の闘病に関連があるものを、多い順に抜き出してみると、犬 闘病生活 344サイト、犬 思い出・ペットロス 218サイト、犬 健康 204サイト、犬 介護 93サイト、犬 闘病記(永眠)45サイト、犬 闘病生活(がん)24サイト、アレルギー犬 19サイト、犬 闘病生活(リンパ腫・肉腫)10サイト、犬 リハビリ 3サイト。 合計をすると1325サイト。

ひとりぼっじゃないんだからね ~数字が語る犬の闘病(3/3)~ - 犬を飼うということ

これら愛犬闘病ブログの中では、同じ不安、同じ悩みを抱えた飼い主たちが、本心で語り合ってます。今回はその事例として、実際に愛犬の闘病を経験されたレウス母さんと、ラフmomさんのコメントをご紹介したいと思います。

言葉の話せない犬の闘病は、飼い主の心情が、とても大きく投影されるものです。どちらも、それが良く分かるコメントです。

 

レウス母さんからのコメント

f:id:masami_takasu:20171031172843j:plain写真&文:レウス母さん

忘れることはありません。
闘病にくじけて、あの日、息子に愛犬の世話を頼んで逃げたこと。

現実から逃げたかったんです。
それに、そんな気分の時に一緒にいても犬にはばれるので、こちらもふーっと息抜きがしたかったてのもあるかな。

今でも罪悪感があります。
いつもじっとこっちを見ている子がいるのに、家を空けたことに。
犬は感じ取るといいますよね。
でも、あの視線、とっても私には重かったんです。

「いなくてよかったよ。お母さんなら耐えられないと思うよ」
息子からの言葉、私にはものすごく救いだった。

でも、なんであの時に姉と買い物(お肉を買いに)出かけたんだろう。
まだ身体は暖かかった。あと10分早く家に帰れたら良かった。

可愛かったなー
最近は良いことばかり、思い出すようにしています。
そして今でも時々、あの子が寂しそうな目でじっと見ているのを思い出します。

注:執筆者(レウス母さん)の許可を得て、趣旨を損なわないよう、若干の訂正が加えてあります。

 

出典は下記:

注:原文は出典リンク先のブログ下部、コメント欄でご覧になれます。

 

ラフmom(樫村慧)さんからのコメント

f:id:masami_takasu:20171031172905j:plain

写真&文:ラフmom(樫村慧)

愛犬が思いもよらず病気になって、悩み苦しみながら闘病生活を送っていくって、まさに ”血の涙” を流すって表現なんですよね。

私は主人を闘病の末看取っています。同じように苦悩しながらの闘病生活でした。
しかし、あの時は透明の涙しか流してはいなかった気がするんです。

それはどちらが大変だったとか辛かったって事ではなく、辛く悲しいのはどちらも同じなのだけれど、ラフ(ラフmomさんの愛犬の名)の闘病に関しては、常に血の涙を流しながら考えて決断して、毎日が過ぎていってるように感じます。

うまく言えませんが……

注:執筆者(ラフmomさん)の許可を得て、趣旨を損なわないよう、若干の訂正が加えてあります。

 

出典は下記:

注:原文は出典リンク先のブログ下部、コメント欄でご覧になれます。

 

血の涙に込められた思い

f:id:masami_takasu:20171031172919j:plain

 レウス母さん、ラフmomさん、お二人のコメントは、如何だったでしょうか?
どちらからも愛犬の病気に直面し、揺れ動く飼い主たちの心情が、生々しく伝わってくるように思います。

特に、ラフmomさんが使われた”血の涙” という言葉には、非常に強いメッセージを感じます。

通常ではあまり使われない表現が、なぜか愛犬の闘病にはしっくりきます。愛犬の闘病を経験した方ならば、似たような経験があるのではないでしょうか。

なぜこのように、強い表現がしっくりくるのか?
次の話で、”血の涙” について、今少し考察してみたいと思います。

 

―― 血の涙に至る思い(前編)・つづく ――

(ライター)高栖匡躬

――後編はこちらです――

まとめ読み|数字が語る犬の闘病・血の涙に至る飼い主の思い
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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