犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

闘病に向き合う飼い主の葛藤 ~血の涙という思い(1/2)~【誰だってその時は不安】

【関連コンテンツ】

血の涙という思い - 強い言葉に思えるけれど
血の涙に至る思い

文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.95 バーニーさん
 

愛犬が重い病気にかかると、飼い主は急に不安のどん底に、突き落とされる気分になりますね。筆者もかつてはそうでした。

愛犬の闘病はほとんどの場合は、何も知らないところから始まります。
どんな治療があるのか? どんな薬を飲むのか? 治るのか?
――そして、治らないとすれば余命は?

一人で悩んでいると、抜け出せない迷路に迷い込みがちです。
現実から目を背けるのではなく、今愛犬に何が起きているのかを知り、正面からそれと向き合うことが、正体の無い不安に立ち向かえる方法です。

本記事は、そんな飼い主さんのために書こうと思います。
2話の連載です。

【目次】

 愛犬闘病ブログについて

世の中に数多くある、愛犬ブログの中には、愛犬の闘病について綴られたものが数多くあります。

愛犬闘病ブログの数

犬のカテゴリーでの登録数が多いのが、にほんブログ村 の56,101サイト(2015年当時)です。 この中から犬の闘病に関連があるものを、多い順に抜き出してみると、犬 闘病生活 344サイト、犬 思い出・ペットロス 218サイト、犬 健康 204サイト、犬 介護 93サイト、犬 闘病記(永眠)45サイト、犬 闘病生活(がん)24サイト、アレルギー犬 19サイト、犬 闘病生活(リンパ腫・肉腫)10サイト、犬 リハビリ 3サイト。 合計をすると1325サイト。

ひとりぼっじゃないんだからね ~数字が語る犬の闘病(3/3)~ 

これら愛犬闘病ブログの中では、同じ不安、同じ悩みを抱えた飼い主たちが、本心で語り合ってます。今回はその事例として、実際に愛犬の闘病を経験されたレウス母さんと、ラフmomさんのコメントをご紹介したいと思います。

言葉の話せない犬の闘病は、飼い主の心情が、とても大きく投影されるものです。どちらも、それが良く分かるコメントです。

 

 実際の飼い主さん(レウス母さん)からのコメント- その2

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写真&文:レウス母さん
 

忘れることはありません。
闘病にくじけて、あの日、息子に愛犬の世話を頼んで逃げたこと。

現実から逃げたかったんです。
それに、そんな気分の時に一緒にいても犬にはばれるので、こちらもふーっと息抜きがしたかったてのもあるかな。

今でも罪悪感があります。
いつもじっとこっちを見ている子がいるのに、家を空けたことに。
犬は感じ取るといいますよね。
でも、あの視線、とっても私には重かったんです。

「いなくてよかったよ。お母さんなら耐えられないと思うよ」
息子からの言葉、私にはものすごく救いだった。

でも、なんであの時に姉と買い物(お肉を買いに)出かけたんだろう。
まだ身体は暖かかった。あと10分早く家に帰れたら良かった。

可愛かったなー
最近は良いことばかり、思い出すようにしています。
そして今でも時々、あの子が寂しそうな目でじっと見ているのを思い出します。

注:執筆者(レウス母さん)の許可を得て、趣旨を損なわないよう、若干の訂正が加えてあります。 

 

出典は下記:

注:原文は出典リンク先のブログ下部、コメント欄でご覧になれます。

 

実際の飼い主さん(ラフmomさん)からのコメント - その1

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写真&文:ラフmom(樫村慧)
 

愛犬が思いもよらず病気になって、悩み苦しみながら闘病生活を送っていくって、まさに ”血の涙” を流すって表現なんですよね。

私は主人を闘病の末看取っています。同じように苦悩しながらの闘病生活でした。
しかし、あの時は透明の涙しか流してはいなかった気がするんです。

それはどちらが大変だったとか辛かったって事ではなく、辛く悲しいのはどちらも同じなのだけれど、ラフ(ラフmomさんの愛犬の名)の闘病に関しては、常に血の涙を流しながら考えて決断して、毎日が過ぎていってるように感じます。

うまく言えませんが……

注:執筆者(ラフmomさん)の許可を得て、趣旨を損なわないよう、若干の訂正が加えてあります。

 

出典は下記:

注:原文は出典リンク先のブログ下部、コメント欄でご覧になれます。

 

 血の涙の言葉に込められた思い

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 レウス母さん、ラフmomさん、お二人のコメントは、如何だったでしょうか?
どちらからも愛犬の病気に直面し、揺れ動く飼い主たちの心情が、生々しく伝わってくるように思います。

特に、ラフmomさんが使われた”血の涙” という言葉には、非常に強いメッセージを感じます。

通常ではあまり使われない表現が、なぜか愛犬の闘病にはしっくりきます。愛犬の闘病を経験した方ならば、似たような経験があるのではないでしょうか。

なぜこのように、強い表現がしっくりくるのか?
次の話で、”血の涙” について、今少し考察してみたいと思います。

 

―― 血の涙に至る飼い主の思い(1/2)・つづく ――

文:高栖匡躬
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 ▶ 作者の一言
 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

――次話――

”血の涙”は、普通はとても大袈裟な言葉です。
しかし、愛犬の闘病に向き合う飼い主の心を、とてもよく表現しています。
もしかすると”血の涙”は、飼い主の心からドクドクと流れ出る血なのかもしれません。
しかし、その血は――
とても優しくて、暖かいのです。

まとめ読み|数字が語る犬の闘病・血の涙に至る飼い主の思い
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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闘病記を読むメリット(全2話)犬猫共通

ペット病気になった時、なかなか役に立つ医療情報が見つかりません。
通り一辺倒だったり、逆に専門的過ぎたり。
どれもこれも、現実的ではないのです。
そんな時に役に立つのが、飼い主さんが書き残した闘病記です。
飼い主目線での現実的な情報が有られることが多いのです。

愛犬の闘病、基礎的な認識(全3話)犬猫共通

闘病記を読むと、奇跡的に治るという表現に時々出会います。
しかし奇跡は、待っていて起きるものではありません。
奇跡が起きる確率は、努力で上げることができます。

医師まかせにせず、とにかく情報を集めて分析する事です。
その中に、もしかすると答えがあるかもしれません。

【二次診療】【セカンドオピニオン】(全1話)犬猫共通

本話の作者のまるさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まるさんは、しっかり闘ったと思います。

 

 

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