ルイの闘病記:低アルブミン血症
この頃の私は、確実に、開始した治療の効果を感じていました。
いっきに引いた腹水は、間違いなくステロイドが効いていているということです。
(ステロイドの反応がよい場合は、経過もいいという症例がありました)
暗闇のなか、希望の光がいちばん見えたときかもしれません。
当時のブログより
今日の診察で体重計ったらマイナス500g。
つまり腹水が、500gひきました (^^)
それで体調よいのか、病院まで(徒歩5分)元気よく走るルイ
今日は薬が飲めているので点滴無しでステロイドの注射だけの処置。
ということで点滴用の針も抜いていただけました(^^)
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今日からお薬が増えます。
これまでは、ベジタブルサポート、フラジ―ル。どちらも昨日と同じ量。
これに加えて
追加1つ目は、
プレドニゾロン(ステロイド) 1日 朝1錠、夕2分の1錠
※ステロイド剤です。
追加2つ目は、
ファモチジン(胃薬)1日2回
※この胃薬はプレドニゾロンによる胃を守るためのもの
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さっき散歩して、今日のウンチがやっと出ました。
状態は土粘土くらいの形のある固さで、ちゃんとテイシュでつかめます。
軟らかいけど昨日よりいい状態です(^^)
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点滴をやめたので今日からルイは本格的に療法食です。
ロイヤルカナンの低分子プロテインを1日80g
主にはこちらで、これを3回に分けて、お湯でふやかして、サプリのベジタブルサポート1gをかけて与えます。
上のフードに加え、こちらのヒルズの缶詰めを小さじ1にとって、錠剤の薬をくるんであげます。じゃないとルイは薬を飲んでくれないので。
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ルイはこのフ―ド、食いつきがよくとても喜んで食べてくれます。
このご飯が、ルイに合ってくれて効果が上がるといいのですけど。
今お腹を触った感じではさらに腹水が引いた感じがします。
26日に血液検査をするので、少しでもアルブミンが上がってるといいな。
――【低アルブミン血症】闘病記・つづく――
文:まる
▶ 作者の一言
▶ まる:犬の記事 ご紹介
――次話――
愛犬の闘病中には、ちょっとしたことが気になります。
小さな仕草や食欲、排便……
どこか痛いの? 何が食べたいの?
もどかしい毎日――
飼い主は愛犬が送ってくる、小さなサインを一生懸命感じ取ろうとしますね。
うちでも、毎日話し掛けていた。
そんな日々が、なつかしく感じます。
――前話――
獣医師から病名を告げられた飼い主は、とまどいます。
そしてそこから、検査の数値に一喜一憂する日々が始まります。
(ちょっとしたアドバイス)
愛犬の検査の結果は、きちんとまとめて、スクラップなさってください。
――まるさんのように。
その数値の変化を見る事で、愛犬の命が救われることもあります。
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この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この連載の1話目です――
まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――
もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。
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関連の記事もご覧ください
視点を変えれば、闘病も変わる――
愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。
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同じ作者の記事です
まるさんの家に、愛犬ルイがやってきたときのお話
娘さんの犬が、事情があって愛犬に。
手が掛かかる子。世話が大変な子。
預かっているつもりの子――
でも、いつの間にか、そうではなくなっていて、
それに気付いたのは、お別れの後でした――
16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきです。
作者のまあさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まあさんは、しっかり闘いました。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。