ルイの闘病記:低アルブミン血症
ルイの食欲や容態は、ステロイドのさじ加減や、いろんな治療の状況で、良くなったり悪くなったりでした……
低アルブミン血症はとにかく難しい病気で、1日中、なにかよい方法がないかと、そればかりを探ろうと必死だったことを思い出します。当時のブログより
ステロイドが効いたのか、昨日からずいぶん腹水が引いて、今日のお散歩はかなり調子がよかった。
いつもより歩いて――、そして――
発病以来、得意のジャンプでいろんなところに飛びのることをできずにいたんだけど、今日は30センチくらいの高さのところに、飛びのりました!
それまでは、1mのところも軽々ジャンプしていたw
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ウンチは、昨日の午後からドロドロの下痢便になり、今朝はちょっとペースト状に。
食欲はよかったり悪かったり。
ないときは、ウエットタイプをすこ~し混ぜてあげると、なんとか完食です。
食事はとりあえず、療法食のドライフ―ドですが、ルイの体調や状況を考えながらも、先生と相談しながら工夫していこうと思っています。
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さっき、ちょっと遊んでこれからルイのお昼寝タイムw
寝るから邪魔しないでねってとこかな(笑)
――【低アルブミン血症】闘病記・つづく――
文:まる
▶ 作者の一言
▶ まる:犬の記事 ご紹介
――次話――
「ジャンプが嬉しかった」
その言葉に、我が愛犬を振り返る。
――階段登るのが好きだったな。
――3段跳びは、当たり前だった。
それが――
ほんの僅かの段差を登れずに、困った顔をしていたっけ。
切ないけれど、それもあの子の一生の一部だった。
――前話――
「どうして欲しいの?」
飼い主はいつも問いかけますね。
だけど――、愛犬は何も答えてくれない。
初めは言葉の通じぬもどかしさ。やがて自分の無力さを知る飼い主。
それでまた聞く――
「どうして欲しいの?」
そうやって、心が通って行くのだと思います。
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この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この連載の1話目です――
まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――
もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。
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視点を変えれば、闘病も変わる――
愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。
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まるさんの家に、愛犬ルイがやってきたときのお話
娘さんの犬が、事情があって愛犬に。
手が掛かかる子。世話が大変な子。
預かっているつもりの子――
でも、いつの間にか、そうではなくなっていて、
それに気付いたのは、お別れの後でした――
16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきです。
作者のまあさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まあさんは、しっかり闘いました。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。