犬を飼うということ

いつまでも君と……

災害非難時の愛犬、愛猫について ~避難所の状況を知る程に、準備の大切さを感じます~

f:id:masami_takasu:20180309174522j:plain

撮影&文:高栖匡躬

関東では今後30年以内に、大地震が起きる可能性が70%以上と言われています。

7年前、福島でペットが悲惨な状況に落ちいったニュースを見て以来、わが家ではもしも避難と言う時がきたらどうするか、よく話し合うようになりました。特にピーチーをどう守るかということについては真剣に。

 ●

こういうことは予め考えておかないと、いざという時には冷静な判断が出来なくなると思ったからです。

賛否両論あるかもしれませんが、万が一自身の身に災いが降りかかったとき、考えの一助になるのではないかと思い、今日はその内容を書いておこうと思います。

※扉の写真は、震災の6日前、3月5日のもの。
 この時にはあんな日が来るとは……

 

f:id:masami_takasu:20180309173901j:plain

 災害はいつも突然ですね。
地震に限らず、水害、土砂崩れなど、大規模な避難を強いられる局面を、最近は良く目にします。しかし、避難所に犬がいるという映像はあまり見ませんね。
何故でしょうか?

犬を飼う者にとっては、人の命はもちろん大切ですが、犬の命も同じくらい大切です。しかし、犬を飼っていない方にとっては、必ずしもそうではありません。

 ●

避難所では、犬は邪魔者扱いをされがちのようです。愛犬を守ろうとする飼い主が、避難所に入れないで、外にいることも多いと聞きます。

我が家がそんなニュースを見るたびに考えたのは、いざという時にピーチーをどう守るかという事です。愛犬の命を守ってやれるのは、最後は飼い主しかいないのだと思いました。

 事前に我が家なりの方法を考えておこう

f:id:masami_takasu:20180309175118j:plain

まずは自分の身を守ること――

愛犬を守るためには、まずは飼い主が無事でいる必要があります。
とにかく自分の身を守ることを、最優先すべきでしょう。

犬というのは、元来が強い生き物なので、3日程度は飲み食いをしなくても大丈夫。野生の状態では一週間もじっと同じ場所、同じ姿勢て、獲物を待つことがあるそうです。

わが家は共働きですが、筆者と奥さんと両方が外にいて地震に遭ったとしても、無理に帰宅を考えず、身の安全を最優先しようと話会いました。家には、3日を目途に、最悪は1週間で帰り着けばいいと割り切るわけです。

 ●

もしもピーチーが、倒れてきた家具の下敷きになっていたら――

という心配もありますが、犬は人よりも数倍俊敏ですし、危機を察知する能力にも長けています。何しろピーチーは東日本大震災の日には、揺れ始める前に何かを感じて「ワン」と吠えたのです。

火事に巻き込まれていた場合は――

すぐ側にいたとしても助けることは不可能です。
可哀そうですが、それは諦めるしかありません。

万が一に備えて、うちでは飲み水の器は人間用の洗面器を使い、出掛ける前には、いつも一杯に水を張っていました。

 

f:id:masami_takasu:20180309180104j:plain

犬がいることを前提に、待ち合わせ場所を決める――

次に、うちでは、避難所をどこにするかを決めていました。
自宅の周囲には何か所か、避難所の指定箇所があるので、どこに行くかの優先順位を付けておきました。また、避難所が決まったら、家のドアにメモを張るということも決めてありました。

無駄に家族を探し回るリスクは避けたいと思っていました。

 

f:id:masami_takasu:20180309180206j:plain

自力で避難所を、犬のいられる場所にする――

避難所に行ったら、何をするかも決めていました。
可能な限り迅速に避難所に行き、避難者が増える前に、屋内とは別に、屋外の一角に広めの場所を確保。そして犬を連れた方々を1か所に集めようと思いました。

「犬を連れている方はこちらでーす」
と、こっちから積極的に呼びかけるわけです。

数は力――

犬を飼う家庭は、東京都福祉保健局や総務省の統計を計算すると、8.3世帯に1世帯の割合です。ニュースで見た通りに、避難所で犬が邪魔者扱いされるとすると、8対1では多勢に無勢で、なかなか対抗できません。

しかし、数が集まれば対応も可能になりますし、なによりも心強いはずです。
支援物資を取りに行く際も、交代で犬の面倒を見ることが出来ます。

 

f:id:masami_takasu:20180309180721j:plain

2年前にピーチーは天国に行ってしまいましたが、もしもの避難所に身を預ける時があったとしたら、今でも筆者はこれをやろうと思っています。

いざとなったら出来る状況なのかどうかは、分かりませんけどね。
しかし、事前に考えておかないと、きっと何もできないで終わると思うんです。

もちろん、何も起きないのが一番ですけどね。

 ● ● ●

上の写真は地震発生の11日後、3月22日の写真です。
扉の写真からこの写真までは、1枚も撮影をしていないんです。

横浜でもお店から食品が消え、原発事故、そして計画停電が始まり――
この頃の気分は、写真どころではなかったですね。

時々は思い出さなければいけないですね。あの時を――
そしてぜひ、我が家なりの避難の方法を考えてみてください。
犬や猫がいることを前提にして。

(ライター)高栖匡躬

 

――関連記事です――

 

――おすすめのまとめ読みです――