犬を飼うということ

いつまでも君と……

【ペットロス】3月30日 大好きだった自転車 ~うちの子が旅立ってからのこと(1/3)~

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撮影&文:高栖匡躬

――当時を振り返り――

ここからは、3回に渡って、ピーチーが旅立った後のブログを掲載したいと思います。

ピーチーが去った後の感覚は、よく言われているような喪失感とは、少し違ったように思いました。心にぽかんと穴の空いた感触なのですが、そこには悲壮感はなく、ただ空いた穴を眺めているような感じです。

悲しいよりも、寂しいという思いです。

恐らく、これまでに何度も危険な状態に陥り、そこから戻って来ているので、飼い主側の気持ちもそれに応じて変化していたのでしょう。
普通の”悲しい”を、一気に飛び越してしまったのかもしれませんね。

愛犬を亡くした方がよく陥るペットロス。
自分にもそれが訪れるのだろうか?
そんなことを、まるで人ごとのように思っていました。

 

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――以下、当時のブログより――

ピーチーのいない一夜が明けました。

リビングにあるお棺の中に手を入れると、そこには慣れ親しんだピーチーの肌ざわりがあるのですが、体温だけがありません。

ピーチーにあのように見事な最期を見せつけられると、悲しんでばかりいたらピーチーに申し訳ないと思います。しかしながら、喪失感は大きく、すぐには埋まらないだろうなあとも思います。

沢山の方から、暖かいお悔みのコメントやメッセージをいただいていますが、まだご返事ができないままでいます。

ひとつひとつ何度も読ませていただきました。
心にしみます。大変にありがたく、感謝をしています。
でも、なんとなく返事が返せないというのが正直なところです。
もう少し、気持ちを落ち着けてご返事したく思っていますので、しばしのご容赦をいただきたく思います。

皆さんのブログを読みに行くことも、まだ出来ないでいます。
こちらも、併せてご容赦ください。

ピーチーの生きた証である、このブログは残すつもりです。
しばらくは、ピーチーを失ってしまった心境を、綴っていくことになるでしょう。

その後のブログをどうするのかは、まだ決めていません。
置き去りにし、放置することはしたくはありませんが、昔を振り返ってメソメソするような内容も、ピーチーが望まないと思います。

僕も奥さんも、昨日ピーチーを看取ったあとは、仕事に復帰しました。
今は、普通の生活をしようと心がけています。

今日の午前中には、ピーチーを荼毘にふします。
そこで本当に、ピーチーと最後のお別れです。

ピーチーの亡骸の写真は、撮っていません。
生きようとしたピーチー以外の写真は、残したくないからです。

そういえば昨日は、ピーチーと家族の写真を撮った後で、ピーチーが大好きだった自転車とも写真を撮りました。
親友の工業デザイナー、吉松君のデザインした、オレンジ色の自転車です。

吉松君の自転車

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お前はこれが、大好きだったよな

ピーチーは、この折りたたみ式の自転車を組み立てようとするだけで、大興奮しました。そしてピーチーは、自転車を犬ぞりのように引っ張って、どこまででも駆けて行きました。

最後に走ったのはいつだったかな?
具合がよくなって、ピーチーが走れるようになったら、この吉松君の自転車で、風を切って散歩をするつもりでした。

 

――うちの子が旅立ってからのこと(1/3)つづく――

(ライター)高栖匡躬

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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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