車椅子を使っている犬を見たことがありますか?
はじめに - 我が家の愛犬は車椅子犬
皆さんは、車椅子を使っている犬を見たことはありますか?
この記事は、車椅子犬からのお願いです。
わが家のチョコラッは、車椅子犬です。
別々の理由で、2度車椅子犬になりました。
1度めは椎間板ヘルニアで歩けなくなった時。
――この時に車椅子を初めて使いました。
2度めは鼠径ヘルニアになったとき。
――手術をしたのですが、別の病気(免疫介在性貧血)があってリハビリができず、車椅子を使いました。
今は、体力が戻って来たので、幸いにも2度目の車椅子犬を卒業をしたばかりです。
興味本位の質問責めには参ってしまう
さてその車椅子ですが、外を歩くと、とても困ったことがあります。
それは何かと言うと、必ず注目の的になって、興味本意で色々と話しかけられることです。
「高齢なの?」
「え?!病気?!」
「ワンちゃんもそんなのあるのね〜」
「それ、特注なの?」
こんな風に質問攻めにされるのは日常茶飯事。
ナーバスにならないようにしようと思うのですが、どうしてもイラッときてしまうのです。
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これ、人間だと思って考えてみてください。
街中で義足の方が歩いてたとして――
面識もないその人にいきなり
「なんで義足なの?」
「病気?」
「それ、どこで作ったの?」
なんて聞きませんよね?
人には礼儀があるのに、ワンコにはないの?
以前、私のパート先で、片目が潰れてしまった方がいたけど、誰もそのことには触れないし、その方もいちいち説明しないし、それが礼儀だと思うんです。
なんで犬になると、途端に礼儀を失うのかなあ?
こういうことがあると、散歩行くがブルーになってしまいます。
あからさまに指差してくる人とかも多い。
「あの子見て!ほら!車椅子だよ!」
ってね。それ、聞こえてますけどo(`ω´ )o
心に残った言葉があります
ちょっと前のお話なんですが、いつもの公園をお散歩してたら、車椅子のコーギーちゃんがいました。
車椅子のわんちゃんを、チョコラッ以外に見かけるのは初めてでした。
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私の経験上、車椅子だからってもの珍しく見られたり、話しかけられたりするのはすごくイヤだったので、黙って通り過ぎることにしたんです。
でも、行く方向が同じで、コーギーちゃんより、チョコラッの歩くスピードの方が速くて。追い越す感じになってしまって――
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それで「この子も車椅子だったんです」、と思い切って声をかけてみたんです。
そうしたら、車椅子のわんちゃんの飼い主同士、思うことが同じ。
話が弾んでしまいました。
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その飼い主さんの、すごく心に残った言葉があります。
「この子は可哀想な子じゃないんです。車椅子でのお散歩をとても楽しんでるのに、皆んなから哀れんだ目で見られて辛いんです」
って。
分かるなぁ。
私もずっとずっと、周りからの哀れんだ視線が辛かったから。
その方は少し遠くに住んでいて、たまたまその公園に来ただけだったから、あれ以来お会いしないけど、思い切ってお話してみて良かったと思います。
もし話しかけるならば
車椅子のわんちゃん、ヘルニアのわんちゃんの飼い主同士なら、誰でも仲良くなれるわけじゃありません。同じ病気でも、回復具合とか違うから、比べられるとむしろ悲しくなる時もあるし。
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車椅子のわんちゃん見かけて、もし話しかけるならば、
「可哀想。どうしたんですか?」じゃなくて、「頑張って歩いて偉いですね」って言ってあげると良いかも。
それと、車椅子犬だけでなく様々な障害を抱えた人や犬、動物達を、そっと見守って下さいな。
皆んな、頑張ってるんだからさ。
――おしまい――
文:らぶプー
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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”ペットの飼育不可”
それで犬や猫を飼うことを断念する方は、きっと多いでしょう。
しかし、運命の子と出会ったから、引っ越しをしたという幸運な方もいます。
多頭飼いの2匹目を勧めて来たのは、はじめは犬嫌いだったはずのご主人。
飼うことを反対をしていた家族が、一番の犬好きになるのは良く聞く”あるある”です。犬は人の心を豊かにしますね。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。