犬を飼うということ

いつまでも君と……

【決めた、もう一度犬を飼おう!】花ちゃんは今、たぶん幸せです ~花ちゃんがうちの子になったのは(後編)~

f:id:masami_takasu:20180914112734j:plain撮影&文:Chobi

~もう一度、うちの子がうちにくるまで No.3 - 2~

”もう一度、うちの子がうちにくるまで”とは
愛犬を失った飼い主が、さまざまな葛藤を乗り越えて、もう一度犬を迎えようとするまでを、自分の言葉で綴ったエッセイのシリーズです。

『花ちゃん』をブリーダーさんから受け取り、明石海峡大橋を渡って淡路サービスエリアで休憩した時のこと。
私は花ちゃんを抱っこをして、露店を見て回りました。

そのときに通りがかりの人に、「可愛いね~何の子?ウサギ?ヤギ?」って言われて、『そんな風に見えるんだ~』って思ったら、あんまり可愛くないなあと思っていた花ちゃんのことを、急に可愛く思い始めました。
(私も花ちゃん同様に鈍いのです)

 

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自宅につくと花ちゃんは、絨毯の上でオシッコとウンチをしてキョトンとしてました。そしてその夜は、入ってきた段ボール箱の中で一人でク~ンもキャンとも鳴かずに寝ました。

私は寒くはないかと、心配で心配で眠れない夜を過ごしました。
始めて会ったときに段ボール箱からヒョイと出された花ちゃんの姿、帰りのサービスエリアで花ちゃんを抱っこして見た風景は今でも映画のように思い出されます。

段ボールの箱の中で眠った花ちゃん。

しかし翌日からは、豹変です。
花ちゃんも私も楽しくて、楽しくて。
嬉しくて、嬉しくて。

でも、ピョンピョン跳る花ちゃんのお腹に、手術の痕とビー玉くらいの膨らみがあることに私は気づきました。

 

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病院へ連れて行ってびっくり。
先生は「臍ヘルニアで手術をしてますね。腹壁の弱いところが突出しています」とおっしゃって、更に「普通、1ヶ月ほどの子は手術しないんだけれど……」とのこと。
「えっ!」と私。
結局「成長すると戻る(還納)こともあるので様子をみてもいいでしょう」と言われて、そうるにことに。

私はすぐに、花ちゃんのお迎えが延期になったことを思い出しました。
「風邪をひいたから」と言われたけど、手術をしたんじゃないかと疑ったのです。
それから、『普通はこんな小さい子に手術はしないよ』って言う先生の言葉が頭の中をグルグル回りました。

ブリーダーさんは手術をしたことをなぜ言わないのか?
花ちゃんは、売られるために手術をされたのか?
それからは疑心暗鬼です。

夕方、私から話を聞いた花ちゃんパパも怒りました。
そして、怒った状態でブリーダーさんに電話しました。

ブリーダーさんは「送り返して下さい。新しい子を送ります」と仰ったそうです。
もちろん、花ちゃんのことを言っています。
荷物のように箱に入れられて、トラックに乗せられるのが不憫だからと迎えに行ったのに――
抱っこして家に連れて来たときから、花ちゃんはうちの子なのに――
送り返された花ちゃんは、その後どうなるの?

 

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花ちゃんパパは怒りMaxで、オラオラ状態で話をしたので、ブリーダーさんは私たちの連絡をお金目的のクレームと思ったのかも知れません。

結局、どんな経緯で手術をしたのか、緊急性があったのかもわからないままでした。

後から郵送すると仰っていた血統書ですが、住所を何度連絡しても届くことはありませんでした。

だけど――
どうして手術をしたのかわからなくても、血統書がなくても、花ちゃんはうちの可愛い子です。

結局、花ちゃんのヘルニアは、花ちゃんが初めて桜の花を見る前に治りました。
その後の花ちゃんは健康優良児です。

花ちゃんは、避妊手術以外で入院したことはありません。
誤嚥しても自力でだしました。アレルギーもありません。
歳をとってイボだらけですがお肌はツルツルです。
心はうちの子になった日のままで、いまだにピョンピョン跳ねてます。

 

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もしかしたら色々な誤解があったかもしれません。
もう12年前のことなので、私の記憶違いがあれば申し訳ありません。

今は、こう思っているのです。
「花ちゃんの本当のお父さん、お母さん、そして、ブリーダーさん。今、花ちゃんはたぶん幸せです」
――花ちゃんをうちの子にしてくれて、ありがとうございます。

鼻水たらしながら…
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お昼寝~

――花ちゃんがうちの子になったのは(後編)・おわり――

~もう一度、うちの子がうちにくるまで No.3 - 2~
犬の名前:花ちゃん
犬種:ミニチュア・ブルテリア
飼主:Chobi
ブログ:花と太郎

~犬や猫と暮らすあなたへ~

『うちで飼えるかな?』
『きちんと面倒を見られるかな?』

犬や猫を、”はじめて”飼う時、ほとんどの方はこう思ったことでしょう。平均年齢でいえば15年も生きる小さな命を預かるのだから当然ですね。その葛藤を乗り越えて、我々は犬や猫と暮らします。

毎日が楽しいですか?
――きっと楽しいですよね。
だって、犬を飼うこと、猫を飼うことは、喜びに満ちていることだから。

どうか忘れないでほしいのです。その楽しさを手に入れる前に、我々はものすごく大きな決心をしたのだということを。

そして、どうか自信を持ってほしいのです。
その決心が、ずっと我々を支え続けてくれるのだと。
いつか、その子を送るときが来たとしても。

【飼えるかなより

――もう一度、うちの子がうちにくるまで・次話――

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