ここは『ハナちゃんの動物病院』(犬版)です。
今日はハナのカイカイのお話で~す。
実はハナ、カイカイなんです。
色々なところが、カイカイで――
ママは膿皮症とかアレルギーとか言っているけど、とにかくカイーのはイヤイヤ。
実はハナはアレルギー
ハナは、ダニアレルギーです。
あちこち痒くていつもボリボリしたり舐めたりしています。
皮膚も弱く、膿皮症になってプツプツができたり、指の間を舐めて真っ赤になったりします。
夕べもソファーの上で前足の指をしつこく舐めていました。
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こんな風に
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隣に座って、横目で見ていると、親指をべろべろ舐めて、前歯でカミカミして、引きちぎれんばかりにひっぱています。
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カミカミ
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さすがにやめさせようとして、前足を押えたら、大好物のブタ耳を食べている時のように、ウーウーうなって噛みつきそうな表情になりました。
ありぁ、こんなこと初めて。
ブタ耳の時は、犬が変わったように豹変するけど、その時と同じ。
怖い怖い。
指がなくなってもしらないからね!
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こんなに赤くなっちゃったでしょ
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触らせないで怒っているから、やっと撮りました。
その後、すぐに寝てしまったから、赤ちゃんの指しゃぶりみたいなもんなのかしら?
爪切りとシャンプーが大嫌い
そしてハナは、爪切りとシャンプーが大嫌いです。
ハナのシャンプーは、水曜日か土曜日です。
準備を始めると気配を感じ、一度シャンプー台を確認してから、上の写真のように耳をペタンと下げて犬舎の方に逃げてしまいます。
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ハナは、アレルギーと膿皮症があるので、あちこちがかゆくていつも舐めています。
若い時は、もっとひどかったのですが、今はバリアセラミド(保湿成分)入りの低刺激性シャンプーと抗菌シャンプーで洗っています。
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シャンプー中も耳を下げたままです
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こんな感じだといいんだけどね
ハナちゃん、そろそろシャンプーしなくちゃね
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膿皮症とアレルギーをもっと知るために
膿皮症の原因と治療について、概要的に解説
『表在性膿皮症』
一般には膿皮症と広い意味で言われますが、深在性と区別されます。
湿気の多い時期には発症が増えます。
皮膚病と軽視されがちですが、重症化することがあるので注意が必要です。
重度の膿皮症。広範囲に広がった膿皮症は治るのか?
犬に多い皮膚病のひとつ。
病名を検索してみると、
『それ自体が、犬を死に至らせるものではない』
――とされているのだが、とても軽視できるものではない。
重度に発展すると、とんでもないことに。
アトピーと具体的なアレルギー検査を解説
今日から4話連続で、ハナちゃんのアトピーのお話です。
最近、ますますカイカイのハナちゃん。
検査をすることになりました。
前回の検査はもう7年前で、それから研究も検査方法も進歩しています。
さて、結果はどうなるでしょうか?
ハナちゃんママからのアドバイス
皮膚の弱い犬は、子犬の時期や夏場の蒸し暑い時期に、皮膚病を起こしやすくなります。また、脂漏症のワンちゃんも、夏場に皮膚の状態が悪化します。
アトピーや食物アレルギーは原因により時期や状態が変わります
ハナは若い時は膿皮症が起き、大人になってからは、アレルギーの痒みに悩まされました。
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【Withdogより】ここでご紹介したのは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。
日光どうぶつ病院
ハナちゃんママが獣医さんになった理由は?
ハナちゃんが看板犬になった理由は?
【獣医師が犬を飼うということ】ハナがうちにうちにくるまで
▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介
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――次話――
【ドック】【ドッグドック】
ハナのドッグドックをしました
今日はハナちゃん、健康診断
犬の健康診断は『ドッグドック』といいます。
定期的に検査をしておくといいですよ。
だって犬は、具合が悪くても我慢をしてしまうので、何かあったときに発見が遅くなりがち。
さて、ハナちゃんの検査結果は?
――前話――
【腫瘤】【腫瘍】
良性も悪性もありますが、気付いたらすぐに動物病院へ
今回は腫瘤のお話です。
えっ、こんなに大きく? という症例があるのですね。それが今回。
腫瘤には良性も悪性もあり、放置しても小さくはなりません。
「悩んでいるうちに大きくなってしまうので、その前に決断をして欲しいです」
ハナちゃんママより
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この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――ハナちゃんの動物病院(犬)・初回の記事です――
【尿石症】
膀胱炎や、尿経路の結石による痛み
膀胱炎などの症状から、発覚します。
場合によっては手術が必要になり、命にかかわることもある怖い病気。
意外に多いし、予兆もあるので、気を付けてあげてください。
ペットの闘病についてのヒント
臨床現場から見た、良い獣医師の選び方
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。