チョコラッの闘病記 第4章(9/22)

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
7月7日 チョコラッ10歳の誕生日
本日7月7日、チョコラッが10才のお誕生日を迎えました。
二桁の年になるということもあってか、いつものお誕生日よりも感慨深いです。
1才で腸閉塞で死にかけ、6才で骨髄軟化症だからあと1週間の命と誤診され、9才で非再生性免疫介在性貧血で死ぬかも・・・と泣き。
でも、下半身不随ながら生きている子。
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非再生性免疫介在性貧血は完治しないけど、もうヤバイかも!のラインから毎回抜け出してくる。
普段はノンビリさんに見えて、実は生命力強くたくましくメッチャ頑張れる子。
リハビリも頑張れる子。
なんかね、私が精神的に弱いから、こうやって、「ママも頑張んなよ」ってチョコラッがメッセージを伝えてくれてるのかなって、つくづく思う。
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扉の写真は、お誕生日の記念撮影。
使い回しのバルーンにメダル(笑)
年とって、益々、村山元総理似の眉毛がチャームポイントですの(*´꒳`*)
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やっぱり二匹揃って撮っとく?
訳もわからず、おこぼれの鹿肉をもらって、
ご機嫌ティアラさん(笑)
そして今日は七夕
チョコラッの誕生日=七夕の日
この日、デパートに行ったの。
そしたら自由に願い事書いていい笹の葉があって、喜んで書かせてもらった。
キンキラキンの一番目立つ紙に2つもお願い事書いちゃった( ´艸`)
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これがお願い
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でね、飾ったときに、左隣の短冊がメッチャ達筆だったから、思わず見ちゃったの。
そうしたら――
「お父さんの髪の毛がふさふさになりますように」って(爆)
達筆なだけでなく、ふさふさに毛が生えたお父さんらしき人の挿し絵がこれまた、メッチャ上手くて。
いろんな意味でスゴイ短冊だったよ。(笑)
皆様の沢山の願いが叶うといいね。
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七夕生まれのラッキーガールは最近、後ろ足が少し踏ん張れる様になって、独りでカミカミ棒で遊べる様になりました。
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前足で持って食べる。
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すっごい当たり前のことだけど、下半身不随になってから、なかなか出来なかったんだよね。1つ1つゆっくり当たり前のことが、当たり前のように出来る様になることに感謝です。
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チョコラッお誕生日おめでとう。
これからも楽しく過ごそうね。
いつも温かく見守って下さりありがとうございます。
お陰様で10才になりました。
これからも宜しくお願い致します。m(__)m
――【非再生性免疫介在性貧血】1年生存率5割って(9/22)・つづく――
文:らぶプー
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――次話――
今日はチョコラッの、サマーカット事情のお話です。
(重度の)免疫介在性の疾患では、とても困ったことがあります。
免疫抑制剤で免疫力を落とさなければならない。
つまり、狂犬病予防注射と混合ワクチンが打てなくなるのです。
となると、どういうことが起きるか――
――前話――
血液検査の結果が出ました。
最も気にしている指標は、PCVとRETICの2つ。
免疫抑制剤は効いているようだけれど、数値は大きくは改善しない。
――何故だろう?
「悪化していないので、良しとするか」
そう納得する飼い主でした。
免疫は難しいね。
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の最初の記事です――
血液検査の結果は良くない。薬の効果がなかなか安定しない。
有効成分の血中濃度と効果はまた別だし、医師もまだ正確な判断が出来ない。
体調が良いのは救いなのだけれど……
頭の中を、不安がグルグル回る。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――
チョコラッの闘病記は、そんな飼い主さんの記録です。
まずは病名が確定するまでのお話から。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。