チョコラッの闘病記 第4章(12/22)

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
8月6日 チョコラッの呼吸が早い
昨晩、夜中に目が覚めてしまったのですが、ふと見るとチョコラッの呼吸が随分速い。ビックリして、明るい廊下に連れて行って歯茎を確認したところ、いつも通りのうっすらピンク。
大丈夫?
――でも、チョコラッの貧血はゆっくり進むタイプ。
もしかして急激に赤血球が壊されて呼吸困難になってるのかも!
――と焦ってしまいました。
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――落ち着いて考えてみる――
いつも通りのうっすらピンクなら、極度の貧血ではない。
ゼーゼー言ってないので、二次感染の肺炎でもなさそう。
救急診察行くべき?どうしよう?
寝てる主人を起こしたら、「暑いんだろ?」って。
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え?
舌出してないけど。
しかも寝室はファンが回ってて、暑がりの私でも寒かったんだよね。
「犬はファン回ってても暑いから、リビングのクーラーつけて連れてったらいい」
って主人。
言われるままにしたら・・・チョコラッ落ち着いて・・・寝た。
呼吸もゆっくり普通に戻った。
暑かったの?(・・?)
プレドニン(プレドニゾロン)の副作用
チョコラッはプレドニンの副作用で暑いんだよね。それは知ってるけど・・・。
私もかなりの暑がりさんなんだけど、あの寝室は肌寒かったけどな。
よく夫婦でエアコンの温度が合わないなんて聞くけど、我が家はチョコラッとティアラの適温が異なるから困る。(>_<)
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ティアラは最近、お腹緩くて。きっとクーラー寒いんだよね。
でもチョコラッは毛量が減ったとは言えやっぱり暑いんだな。クーラーの風が直撃の場所をいつも陣取って寝てる。
もっと温度管理気を付けないと、プレドニンを飲んでるチョコラッの適温は、普通の感覚の適温ではないんだな。_φ(・_・
次回診察時、忘れずに伝えよう。
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これは遊んでテンション高高で舌が出てるの
暑いんじゃないよ。 byチョコラッ
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チョコラッのサマーカットを自宅でする計画だったんだけど・・・
あんなに毛量が多かったはずなのに、かなり減ってることに今更ながら気付いた。
プレドニンの副作用なんだろうか??
これなら、ブラッシングだけで乗り切れるかもです。
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(オマケ)
出掛ける準備をしている私の様子を、ドアの向こうから伺うチョコラッ
「連れてってくれるんですよね?!」
っていう視線をヒシヒシと感じて思わずパシャリ。(笑)
――【非再生性免疫介在性貧血】1年生存率5割って(12/22)・つづく――
文:らぶプー
▶らぶプー:他の作品一覧
――次話――
血液検査の結果、チョコラッの貧血が進んでいました。
今の免疫抑制剤のアトピカが、効かなくなった可能性が高い。
しかし――
代わりとなる薬には、どれも深刻な問題が。
窮地に立たされた飼い主。
一体、どうすれば?
――これ、病気は違いますが、うちのピーチーと全く同じ状況です。
――免疫系は、やっかい。
――前話――
ずっと体調がよかったチョコラッ。
しかし血液検査の結果、また貧血の状態になっていました。
難病で、完治することはない。
免疫抑制剤の効果も、いつまで続くかわかりません。
でも、この病気でも元気に長生きする子も沢山いる。
出来ることをやっていこう――
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の最初の記事です――
血液検査の結果は良くない。薬の効果がなかなか安定しない。
有効成分の血中濃度と効果はまた別だし、医師もまだ正確な判断が出来ない。
体調が良いのは救いなのだけれど……
頭の中を、不安がグルグル回る。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――
チョコラッの闘病記は、そんな飼い主さんの記録です。
まずは病名が確定するまでのお話から。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。