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【非再生性免疫介在性貧血】9月10日 凍り付いた獣医師の言葉 ~1年生存率5割って(19/22)~【闘病記】

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チョコラッの闘病記 第4章(19/22)
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撮影&文|らぶプー(本記事は2017年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 9月10日 ダックスちゃんはお薬が効かない子が多いって

先日、動物病院に行ったときの余談。
チョコラッと同じ貧血の病気のワンちゃんと暮らしていらっしゃる方にはちょっと嫌な話になってしまうかもしれません。すみません。

先生に言われたんです。
「先日、チョコラッちゃんと同じ病気のダックスちゃんが来たんですが、その子は来たとき既にPCV7%で、どのお薬も効果なく、直ぐに大学病院に転院してもらいました」と……

先生は続けてこんなことを。
「その点、チョコラッちゃんはお薬が効いてくれて良かったですね。ダックスちゃんはお薬が効かない子が多いですから」

こちらを励ますためにお話しして下さったのかもしれないのですが、私達夫婦、かなり凍り付きました。

ネットでは確かに、薬が効かないとか、PCVがすごく低くて、とか聞いたことあるけど、同じ病院内、同じ先生と言うあまりに身近にそういう話を聞くと辛い。

ここから大学病院。あまりに遠過ぎる。
仕事してたら無理じゃない?
子育てとか介護とかしてたら無理じゃない?
「2日後また来て下さい」とか、普通に言われる病気なのに。

チョコラッは、いつ大学病院に移って下さいって言われるんだろう。
ギリギリまで診ますからって最初に言ってくれたけど。
それって、最後はもうここでは診てくれないってことでしょ?

恐ろし過ぎる先生の言葉を聞いてしまった感じで、その日はどんよりどよどよでした。

ダリアのお花を買いました。
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下にチョコラッ
ティアラも写ってるよ。分かるかな??
左上、カーテンの裾にいるよ

チョコラッは大学病院行かなくても大丈夫だよね?
このまま安定しますように。

 

 ティアラの大事件

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そういえば、最近ちょっとした事件が起こりました。
当事者のティアラにとっては、”大”事件かな?

いつもベッドで家族全員一緒に寝てて、高さのあるベッドなのでワンズは自分で降りられず、トイレ行きたいときは「ママ、トイレ行く」って私が起こされ、ワンを下に降ろす。帰って来たらまたベッドに上げる。 

夜中に主人がトイレに行ったら・・・ティアラが何故か1人寂しくリビングにいて、キラキラお目目で見つめて来たんです。

どうやら私、降ろしたはいいけど、そのまま寝てしまい、「ママ戻ったよー。上げてー。」の声に気が付かなかったみたいなんです。(/ _ ; )

チョコラッは普段結構吠えるんですが、ティアラって、ほとんど声出さないんですよね〜。なんて、ティアラのせいにしちゃいけませんが。

パパに上げてもらって、やっとベッドに戻れたティアラ。
よほど寂しかったのか、いつもは足元で寝るのに、その日は私の腕の中で寝てました。

翌日、ゴメンねゴメンね、で事は済んだと思っていたら!
寝室にウンPされました。_| ̄|○

普段はそんなことしないので、ティアラなりの腹いせかと思います。

ゴメンよ、ティーちゃん
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雨上がりの公園にお散歩に行きました

例のごとく泥んこティアラですが
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今日はさすがに文句は言えません。(´・_・`)

 

――【非再生性免疫介在性貧血】1年生存率5割って(19/22)・つづく――

文:らぶプー
  ▶らぶプー:他の作品一覧

――次話――

今日はチョコラッの体調メモを。
主治医から、1年生存率が5割と聞かされて、もうすぐその1年目がきます。
最近の様子は、見たところ悪化は無い模様。
貧血以外にも病気を抱えていますが、頑張っています。
もうすぐ、検査の日。
どうかな?――

――前話――

血液検査の結果は横這いを保っています。
免疫抑制剤の処方を増やしたことが良かったらしい。
――ところで
犬が薬を飲んだふりをして、あとで吐き出すのはアリアリなのだとか。
うちもやりました。
時々、気付くと床に落ちていて――
アリアリなのか~

まとめ読み|チョコラッの闘病記 ⑨
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の最初の記事です――

血液検査の結果は良くない。薬の効果がなかなか安定しない。
有効成分の血中濃度と効果はまた別だし、医師もまだ正確な判断が出来ない。
体調が良いのは救いなのだけれど……
頭の中を、不安がグルグル回る。

――この連載の最初の記事です――

この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――

チョコラッの闘病記は、そんな飼い主さんの記録です。
まずは病名が確定するまでのお話から。

 ステロイド、免疫抑制剤の闘病記

ステロイドの減薬|体験談と闘病記

ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。

実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。

免疫抑制剤|体験談と闘病記

愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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