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【下痢】【軟便】大切な薬の選択、安易に決めてはいけません 〜軽視しては駄目。お腹を壊すこと(1/3)~

f:id:riro-chihuahua:20181126030147j:image文 :Rikka

今日は下痢と軟便についてのお話。3話連載の1回目です。

聞くところによると下痢、軟便で悩む飼い主さんは意外に多いのだそうです。
普段健康な子なら「ああ、また下痢か」で済むことが多いのですが、慢性的にそれが続くと、後始末が大変だというだけでなく、健康上の心配がでてきます。

当事者にとっては深刻なのに、最後の砦であるはずの獣医さんに相談しても真剣に取り合ってもらえないことも多くて、そうなると我々のような一般の飼い主は、打つ手がなくなってしまいます。

これから、うちの愛犬・チワワの六花(ロッカ)で起きたことと共に、それをどう解決していったのかをまとめて行こうと思います。

この記事が、そんな方々のお役にたつことを願いながら書き進めていきます。

 

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上の写真が我が家にきたばかりの頃の六花。今年の3月に、近所のホームセンターのペットコーナーから迎えた仔です。すでに1歳7ヶ月。
長い間お店で、飼い主を探していた仔でした。

六花は我が家に来て、間もなく軟便が出る様になりました。
たまに水っぽい下痢便になったりもしました。

しかし、環境の変化やフードを切り替えたばかりの時期は軟便に陥りやすいと聞いていたので、様子見をしていました。

そして、気づけば4ヶ月以上経っても頻繁な軟便や下痢は続いていたのです――

軟便で、まず私が考えたことが、ペットショップにいた犬は下痢をしやすいということでした。

私は以前に生体管理が学びたくて、全国展開のある某ペットショップで働いてました。
世間でも言われてる様に、ペットショップは免疫力がまだない小さな子犬たちが集まっているので、感染症や下痢になりやすくなります。

そのために仔犬には常備薬がありました。ディアバスターとビオイムバスターというお薬です。ディアバスターが人間でいう下痢止めの役割をする薬で、ビオイムバスターが、整腸剤的な役割です。

この薬が結構効いてくれている印象でした。

私はこの薬が、どこの病院でもよく処方される下痢の薬だとずっと思っていました。
しかし、我が家が下痢で病院に行った際には、バスター系の薬が処方されることはありませんでした。

下痢や軟便で通院してわかってきたことは、

『下痢は犬にはよくある症状だけど、原因を探るのは意外に難しい』

ということです。

では次に、その対処法について触れて行きます。

下痢や軟便で病院が行う処置の代表的な例
●便検査
 便をとり、顕微鏡でみる。
 悪玉菌が増えていたり、血液量が増えてないか(血便)確認する。
 何か悪さしてるモノがいないか確認する。
 便検査は飼い主が持ち込みでも、お尻から直接取るのも可能。
●お腹の音を聞く
 下痢でお腹の動きに異常があるかどうか確認するため。

尚、この内容は、一般的な下痢の処置方法だそうです。
1度めに通院した病院で、六花の症状に改善がなかった為、心配になって獣医師の相談窓口に電話をしたのですが、その際に教えてもらいました。

これらの処置を行わない場合は、医師が下痢の対処方法を理解してない可能性が高く、セカンドオピニオンを検討してみた方がよいかもしれないとも言われました。

残念ながら我が家が頼った病院では、この2つの処置を同時には確認して頂けませんでした。

この診立てに対しての治療、及び薬の処方は下記のようになります。

治療・処方
脱水症状がすすんでいれば、補液を点滴する。
血便が続いてた場合には止血剤を投与する。
 (点滴に混ぜた方が即効性あると聞きました)
下痢止めや軟便に関する薬、整腸剤などの薬を出し、自宅に帰ってからの投薬治療する。

 

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我が家では、もう1匹の愛犬龍馬(リョウマ:14歳)も、以前に下痢をした際に1度めの病院では全く改善がなかったため、セカンドオピニオンを受けたことがありました。

今回の六花の際も含め、いくつかの病院で診察を受けてわかったことは、処方される下痢や軟便の薬の名前はあまり被ることがなかったということです。

整腸剤だけの処方だったり、ステロイド系の薬だったり。
サプリメントを推す先生もいました。

なぜ、こんなにも違う様々な薬が処方されるのだろうと驚きました。

 

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何故、獣医師ごとに、処方する薬が違ってくるのでしょうか?
推察されるいくつかのことを考えてみました。
 
理由1:製薬会社や横の繋がりがあるから

人間の病院でも聞く話ですが、

・獣医師の出身大学や以前の職場などの、上の立場の医師から勧められたから。
・病院が特定の製薬会社と懇意にしてる為、取引の関係でそこの薬が多く使われる。

といったケースもあるようです。
そうなると残念な事に、他に効く良い薬があっても、推してる会社の薬がその病院では出される事となります。

理由2:下痢の理由がわからないから手探りで対応している

下痢になる理由は、下記のように多岐にわたります。

・ストレスや精神的なもの
・他の病気の影響、飲んでる薬やサプリメントの影響
・フード、おやつの影響(身体に合わないなど)

理由3:安易に下痢を止めるのが良くないと判断された場合

下痢は、必ずしも止めてしまえば良い訳でもない症例もあると聞きました。
悪さをしてる便を出し切る為に、あえて、下痢は止めない対応もあるそうです。

ここで獣医師の立場からも考えて見ましょう。

動物は口がきけないので問診ができません。つまり獣医師は、今目の前にいる動物の身体の状態は診られるのですが、日頃の状態は飼い主からの聞き取り以外には、知る方法がありません。

医療の専門知識のない飼い主から得た、わずかな情報を頼りに原因を推察することは、結構大変なようです。

飼い主側も、下痢が始まった時期や、便の回数や色、硬さなどを記録して、普段から便を観察していないと、経過も変化も伝えられません。飼い主側にも責任はあるのです。

以上のことから、私なりにもう一度、六花の下痢の原因を考えてみました。
すると思い当たることが――
六花には、フードの切り替え以外にも、要因になりそうなことがあったのです。

六花は7月頃から、胸毛~腹毛、お尻周りの毛が一部抜けてしまう症状が出ていました。痒みや発疹・フケなどはなく、脱毛以外に異常はないので、“パターン脱毛”という症状ではないかと病院で言われ、現在は脱毛に効くサプリメントを飲んでいます。

脱毛に効果があるサプリには、脂肪分が多く含まれてる為、投与量が多いとサプリといえども下痢になる可能性があると先生から伺いました。

その為に、下痢をしている間は、これらのサプリをやめる様にと先生に言われました。 
毛が生えないのも可哀想ですが、内臓に負担があるのはもっと深刻ですから――

六花はサプリメントを中断して、下痢で通った2件目の病院で、ディアバスターと整腸剤のミヤリサンの組み合わせを投与し軟便や下痢は落ち着いてきました。

ただ、これですっかり改善とはいかなかったのです――
これについては、次話以降でお伝えしたいと思います。

 

――お腹を壊しやすい仔のために(1/3)・つづく――

文:Rikka
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――次話――

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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