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【脱毛】脱毛が改善するまでの道のり ~原因不明の脱毛と闘う(まとめ編)~

f:id:riro-chihuahua:20190111161635j:image文:Rikka

犬によくある、原因不明の脱毛。命に関わるものではないとはいえ、飼い主にとっては深刻ですよね。これまで5回に渡ってその闘病を連載してきましたが、今回はそのまとめをしておきたいと思います。

この脱毛ですが――
ネット上では治療法や対処方法に関する、実践的な情報がほとんど見つかりません。
また脱毛はネット上の情報に不正確なものが多くて、獣医師が書いたとされる記事にも、誤りが散見されます。

これから、この病気で悩まれる飼い主さんのために、我が家のケーススタディという観点からも、情報を残しておこうと思いました。

これまでの連載5話はこちらにあります。

今回の話は、あくまで私が経験したことを元に記事にしています。
もし、ご自身の愛犬もそうかもしれないと思った際は、自己判断はせずに、まず一度は病院にご相談されることをお勧めします。
脱毛を伴う疾患は他にも色々あります。原因が他にある可能性もあることもご留意ください。

 

 脱毛に関する考察と記録

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原因不明と言われる脱毛疾患の種類
  • カラーダイリューションアロぺシア(淡色被毛脱毛症)/黒色被毛形成脱毛症
  • パターン脱毛
  • アロペシアX(俗名:ポメはげ)

カラーダイリューションアロペシアは恐らく、多くの方には耳慣れない病気です。日本語ではカラーダイリューション脱毛症・カラーミュータントなどと書かれているものも多いのですが、アロペシア=脱毛なので、同じ病気を指すものです。

この病気は、レアカラーに属する毛色を持った犬は起こる可能性ある脱毛症状。レアカラーの犬は個体差ありますが、生まれつき皮膚が弱かったり、薄毛の仔が多いようです。黒色被毛形成脱毛症の方は、レアカラーが黒色に変わっただけで症状等はほぼ同じです。

うちはチワワなので、チワワを例にした場合、ブルー系の色味、イザベラ、チョコ、マール(今はチワワのカラーとして認められていません)といったあまり多くいない毛色の仔です。

痒みはなく、脱毛のみです。レアカラーとされる毛の部分だけ抜けたりします。

パターン脱毛は原因不明と言われてる脱毛で、好発犬種はダックスフント、ボストンテリア、チワワ、イタリアングレーハウンド、チャウチャウ、ミニチュアピンシャー、プードルなどです。発生部位は鼻先、耳介、頭部や太もも。腹部ということもあります。脱毛部位は黒ずみます。脱毛だけで、他の症状はありません。

アロペシアXはポメラニアンに多くみられる原因不明の脱毛です。
痒みはなく、体幹部の左右対称の脱毛が特徴。

こちらも脱毛部位は黒ずみます。

 

 我が家の場合は

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我が家の症状 

 

【六花の時】

去勢後の夏に初めて、首の下付近の毛が薄くなっていることに気づきました。その少し前より、やけに床に毛が落ちるな、すごいなとは思っていました。
その後、緩やかに首全体~胸からおへそにあたるあたりまでの白い毛の部分だけ、薄くなるような感じで 脱毛していきました。同様にお尻まわりの白毛も脱毛していきました。

痒みや腫れ、発疹などはなく、本人も気にしていませんでした。

六花の脱毛時。首下辺りが薄毛です
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【先代犬の時】

やはり去勢後。もともと薄毛気味ではありましたが、突然いつの間にか背中の毛がどんどん薄くなっていきました。
レアカラーのイザベラという色のチワワだったのですが、そのイザベラ特有の淡色の部分のみ抜けて行きました。

やはり脱毛だけで他の症状はありませんでした。

 

原因ではないかと思うこと(推測)

 

二匹ともに先祖犬や本犬がレアカラーに属していたので、遺伝的な要因があるように思えました。

【先代犬】

●イザベラというレアカラーの毛色の犬だったからか?

●うちに来た当時(生後4ヶ月ほど)から耳の毛の後ろなどはほとんど毛がなく、全体的に薄毛の犬でした。 

【六花】

●父方の先祖犬のほとんどがチョコタン(やはりレアカラー)の毛色だからか?

●闘病記の記事にも詳細載せていますが、治療中に一度行った病院で六花は『パターン脱毛ではないか』と言われています。ですが、パターン脱毛にみられる脱毛部位の黒ずみはありませんでした。

●六花はお腹も弱く、皮膚関係も弱い仔の様に思います。遺伝的に身体の弱い犬という可能性がありえそうです。

 

 治療について

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治療に使用したサプリメント

 

改善方法はアロペシアX含め、これらの原因不明と言われてる脱毛の改善方法は基本的に同じです。

1.被毛や皮膚の改善を促すサプリの服用
2.保湿などセラミド配合のシャンプー使用

これだけしかありません。
以下は我が家が実際に試したものです。

【先代犬・六花共通】

まず初めにサプリを始めようと考えてる際に、この2つのサプリが口コミなどでもよくおススメとして書かれていました。
私自身も改善の手ごたえを感じたサプリです。

免疫強化のため一時的に両犬が使用していたサプリ】

このサプリは心臓に疾患のある犬や、てんかんなどある犬にも効果あったと口コミされているサプリです。ただし、高価格帯のサプリになります。

 【六花が使用したサプリ】

六花が使用した脱毛に効果あるといわれたシャンプー】

被毛や皮膚の健康には保湿も大切です。

【 アロペシアX治療中の方や脱毛に悩む方が多く勧めていたサプリ】

我が家も六花が一時期飲んでいます。良いサプリだと思います。
ただし、長期で続けるには少し価格がお高めかな?

※注意:脱毛関係のサプリは脂肪分多く含む為、過剰投与すると下痢することありますので、服用量などはご注意ください。

 

治療に要した期間

両犬ともに半年程度です。
完治というのが、ふさふさな毛並みを指しているとしたらそこまでではないのかもしれませんが、六花、先代犬ともに半年程度でほぼ毛が生えてきました。
脱毛が明らかに起きているような見た目ではなくなりました。

 最後に

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ここまでが、私と愛犬たちが経験した、原因不明の脱毛に関する記録です。

大切な愛犬の毛がどんどん抜けていったら、獣医師から「重大な疾患では無いよ」とか、「他は問題ないよ」と言われても、気になってしまいますよね。

しかし厄介なことに、これらの脱毛の原因はまだはっきりしていない部分が多いために、診てもらえる病院が限られてしまっています。

病院で匙を投げられて、対応が難しいと言われてしまっても、なんとかならないかと思う飼い主さんは多いことでしょう。
私のように、脱毛と闘っている飼い主さんも、少なくないと思います。
この記事が少しでも、そんな方々の手助けになれば幸いです。

 

――原因不明の脱毛と闘う(まとめ編)おわり――
※次話では、連載にも登場した先代犬のお話をします。

文:Rikka

 

――次話――

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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

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