チョコラッの闘病記 第5章(5/25)

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
11月24日 下痢・嘔吐・元気ないなど
チョコラッの病院行ってきました。
症状は下痢・嘔吐・食にガッツキなく遅い・薬残す・元気ない。
病院行ったら、心拍数と呼吸数が速い。
いつもと違う!って先生ビックリした感じで、そのまま裏に連れて行かれ待つこと30分。
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血液検査・尿検査・エコー検査をした結果、異常なし!
貧血値はやや改善傾向。
強いて言えば膣炎(抗生剤変えればいい話なので、深刻ではない)
恐らく、2週間前に使い始めた免疫抑制剤セルセプトの副作用。
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今の量はチョコラッの体重に対して使えるMAX量。
以前セルセプト使ったことはあるけど、これだけの量を処方するのは初だった。
セルセプトの副作用(嘔吐・下痢・食欲不振)は飲んでる限り続くらしく、止む無く今日からセルセプトの量を減らすことに。
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前回飲んで副作用が出なかった量まで下げて処方。
量が減れば、効きが悪くなり貧血は悪化するかも。
危険な橋渡り状態(T_T)
お薬が大量に処方されました。
吐き気止めやら、下痢止めやらも加わった(・_・;
具合悪くて入院も覚悟してたから、一緒に帰宅出来て良かった。
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診察後、薬待ちのチョコラッとティアラ
いつも応援ありがとうございます
チョコラッ頑張ります
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以下、薬の覚書
アトピカ25X1日2回(免疫抑制剤)
ランソプラゾール(胃薬)
エンロクリア50(抗生物質)
ディアバスター(下痢止め)
ビオイムバスター(整腸剤)
プロナミド5(吐き気止め・食欲不振改善)
セルセプト250X1日2回(免疫抑制剤)
PCV30.5
RETIC20.3
リンパ球1000
Plat478
CPR2.0→膣炎にて異常値との判断
ビリルビン++
円柱+
下半身不随&会陰ヘルニアだから
チョコラッは下半身不随&会陰ヘルニアだから、思うように散歩に行けません。
ティアラだけをパパが連れていくこともあるのですが、そんなとにきはチョコラッ、悲痛の叫び。(ノ_<)
そうだよね。歩けなくたってお散歩行きたいんだよね。
そんな時には、上のおもちゃが登場することが!
オヤツを中に入れて転がすと、少しずつ出てくる知育トイ。
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これ、多頭飼いだと取り合ってなかなか出来ないから、あまり使ってなかったんだけど。ティアラがお散歩に行ってる間中、これで時間稼ぎ。
オヤツのことになると、目の色変えて喜ぶチョコラッなので、ご満悦でした(笑)
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チョコラッと2人で家にいることあまりないから、ティアラがまだ居なかった、チョコラッがパピーちゃんだった頃思い出しちゃった。
チョコラッは元々、こうやってオヤツもゴハンもの〜んびり食べる子だったんだよね。
ティアラが来てから、早く食べなきゃ横取りされる!って、何でも飲み込んじゃう様になっちゃって。
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お散歩から帰ってきたパパと背中合わせで
ゴロゴロお昼寝チョコラッ
パパと寝るの大好きなんだよねー
――【非再生性免疫介在性貧血】1年は過ぎたけれど(5/25)・つづく――
文:らぶプー
▶らぶプー:他の作品一覧
――次話――
チョコラッの体調は改善してきました。
免疫抑制剤を減薬したからかもしれません。
副作用を軽減するための減薬なので、病気が良くなったわけではないので、
本来の主作用が下がることが心配です。
しかし、今は食欲が回復したことを喜ぼう。
――前話――
闘病が長期になると、ちょっとした愛犬の変化で、飼い主は病状を察するようになりますね。
――今朝は、薬を食べ残した。
――そういえば昨日は、ごはんを食べるのが遅かった。
これは →貧血悪化のサイン
どうしよう?
とりあえず病院を予約だ!
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
チョコラッは元気なのですが、血液検査の結果はやや悪化。
免疫抑制剤が効かなくなっているかも。
でも、それはそれ。
ハロウィンなんだから、楽しまなきゃ。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。