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【脱毛】【カラーダイリューション・アロペシア】レアカラーの先天的疾患 ~原因不明の脱毛と闘う(番外編)~

f:id:masami_takasu:20190116112853j:plain文:Rikka

これまで6回にわたり、我が家の愛犬六花(ロッカ)の脱毛の記録を記事にしていきました。その連載記事の中でも触れてたことなのですが、我が家の先代犬も似たような脱毛が起き、治療が必要だった時期があります。

今回は番外編として、その先代犬の脱毛の闘病記録を残しておこうと思います。 

 

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あれは今から7〜8年程前の話です。
先代犬が去勢したのは、去勢の適齢を外れた4歳くらいのことでした。

私は初めその子がうちに来た時から、一般的なチワワより毛が少ないなぁと思っていました。耳の後ろなどは、殆ど毛が生えていないほどです。

仔犬時代は、スムースチワワより少し毛が長い程度。
色も当時はとても珍しいと言われた、イザベラというカラーでした。

この写真は先代犬です
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闘病期間の写真ではありませんが、
耳の裏・後頭部が薄毛です

当時はレアカラーの毛色の仔は皮膚が弱く、ハゲやすいとは全く知りませんでした。

去勢してからは、今の六花と同じように、夏頃から背中のイザベラカラーの毛色の部分だけ抜けていきました。しかもだんだんと背中一面に広がっていきます。
元々毛量も少ない仔でしたから、六花の様に沢山抜けているなぁと気づかず、いつのまにか、毛が薄くなっていく感じでした。

当初は理由がわからず、皮膚の病気や感染症、アレルギーなどではないかと思い、慌てて病院に連れていきました。

 

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初めて診せた病院では、膿皮症などに出される薬用シャンプーと抗生剤が出されましたが、全く効く様子がありませんでした。じゃあと血液検査もしてみましたが、特に悪い箇所もありません。

『原因がよくわからない』といった回答だったので、皮膚やアレルギー関係も診れるという病院を探しました。

そんな時に、県内のとある大学病院で、皮膚科の権威の先生がいらっしゃるという話も耳にしましたが、口コミを見るととても恐い先生だという事が書かれてあり、どうしようとしばらく悩んでしまったこともありました。

そして散々迷った結果、街の皮膚やアレルギー関係に強いと聞いた病院に行く事にしました。

しかし、そこでも結果は同じでした。
アレルギー関係の検査も色々しました。薬なども色々試してみましたが、状況は変わりません。結局、『色々やっても改善がないなら、正直原因がよくわかりません。これはもう生えてこないかもしれないです』と、言われてしまったのです。

 

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もう、生えて来ないのか……

当時はとても落胆しました。
加えて、散歩で先代犬を連れていると『背中はどうしたの?』と尋ねられる事もしばしばで、なんだか先住犬がとても不憫で、洋服を着せて少しでもハゲが目立たない様にしました。

でも、どうしても諦めきれない私。
ネットやあらゆる文献を当時もたくさん調べてみました。

そこで、生まれつき皮膚が弱かったり薄毛の仔に、『ミラコート』というサプリを与えたら生えてきたという内容を見つけたのです。

早速買って試してたところ、1ヶ月程度で産毛の様なものが全体的に生えてきました。

合わせて、免疫力もつけると良いとも聞きました。
当時一緒に暮らしていた別の先住犬がたまたま飲んでいた、涙やけに良いという『アニマストラス』というサプリが、免疫力改善や被毛にも良いということがわかり、一緒に与えてみることにしました。

――そして、半年程度時が経過――

背中の毛は、脱毛していた部分が、産毛から短いですが発毛してきていました…!
六花に比べて、元々毛が薄い仔でしたので完全に治るというより、地肌の部分が見えなくなったという表現が正しいかもしれません。

ようやく、長い脱毛との闘いが終わりを迎えました。

 

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これらの脱毛は基本的に毛が抜けるだけで、他に何か病気を発生させたりするわけではもありません。だからといって、それで良いというわけではないのです。

傍目から『どうしたのだろう?』と見られているのは、飼い主には伝わってきます。
犬も可哀そうですし、飼い主の心にも痛手となります。

実は私自身、20代の頃にストレスから酷い円形脱毛症になり、酷い一時期は、全体的に髪はスカスカ。もうこれ以上抜けたらカツラが必要だろうという状況になった時がありました。

人の円形脱毛も、見た目の問題以外は特に何かある訳ではありません。
しかし本人にとっては、人前に出るのも躊躇うほど恥ずかしくて、必死にバレない様に隠しながらの生活を強いられるのです。とても悲しくて辛い数年間の日々でした。

こういう自分の経験からも、愛犬に長い間そんな思いさせたくなかったのです。

諦めずに、情報を集めてよかったなぁと強く思った事を覚えています――

 

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後になってからの話ですが、先代犬に起きたのは “カラーダイリューションアロペシア” という、先天的な病気なのだとわかりました。
そして、この時に私が、暗中模索の中で選んだ治療方法は、間違えてなかったのだという事もわかりました。

最初は何も知らず迎えた、レアカラーの犬。
それが後に、脱毛の症状で悩むことになるなんて思ってもいませんでした。

イザベラという色はダックスでも見かける色ですが、やはり薄毛や皮膚が弱くて悩む話を耳にします。

どんな色をしていようと、犬は可愛いものです。色に魅かれて犬を迎えることだってあるでしょう。

もしも不幸にもその愛犬が脱毛してしまったら――
改善できるのならしてあげたいですよね。だって、縁あって迎えた子です。

この記事は、レアカラーの先天的な疾患であっても、諦めないで治療をしていただきたいとの思いで書きました。

しかし――
身体が弱かったり、病気のリスクがありと、犬にとって負担な面が多いのなら、レアカラーなんて流行って欲しくないなぁと思います。

 

※本記事の写真は先代犬のものではありません。
※先代犬は写真をあまり撮っていないのです。

 

――~原因不明の脱毛と闘う(番外編)~・おわり――

文:Rikka
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――前話――

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――脱毛の記事の1話目です――

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