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【癲癇|腎不全】わたしがこの闘病記を書き始めた理由 ~ろくすけの闘病記(はじめに)~【闘病記】

ろくすけの闘病記:癲癇(てんかん)はじめに
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撮影&文|きづ あすか (この闘病記は2015年に執筆されたものです)
 
こんな方に
愛犬が癲癇(てんかん)|突然の発作でどうしていいか分からない|この先の経過が不安|他の飼い主さんはどうしているの?|経験者の話を聞きたい

 はじめての てんかん発作

――2015年3月15日――

その日は、愛犬ろくすけの最初のてんかん発作の日でした。

夫の実家へ数日帰省し、戻ってきた日の夜中のこと。
私はいつも2階で寝ているのですが、その日はろくすけに会えた嬉しさで、1階でろくすけと一緒の布団で寝ることにしました。

熟睡していた午前3時頃のことです。
足元で寝ていたろくすけの足が私の足に当たる。
寝相悪いなー、くすぐったい。

トントントン――
ずっと同じリズムで足に当たるなあ。しかも 長い。
え、なんか変、寝ぼけてる?

朦朧とした意識の中、暗闇の中で体を起こした私。
やがて見えてきたのは、何かに取り憑かれたかのように痙攣して、白目をむき、泡を吹いて、手足を泳ぐように動かしながら失禁している、今まで見たこともないろくすけでした。

あの衝撃は今も忘れることが出来ません。
それから何度経験しても、慣れることはありませんでした。
私はろくすけが、そのまま死んでしまうことさえ覚悟しました。

しかし神様は、ろくすけに生を与えてくださいました。
ただあの日を境に、ろくすけには定期的にてんかんの発作が起こるようになりました。

 

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信頼する獣医の先生は、「てんかんでしょう」と診断した後、「原因は年齢からいって脳からきている可能性があります」と仰いました。
当時ろくすけはもう15歳の老犬で、全身麻酔が必要な検査は体に負担がかかりすぎると判断したために、状況による診断のみ。

「今後は定期的に発作が起こりますから、投薬量を調整しながらQOLを維持しましょう」と言われて、そこからてんかんとの付き合いが始まりました。

犬のてんかんは、珍しい病気ではありません。
すぐに死に直結するわけでもありません。

しかし、あの病態は飼い主の心を乱します。
『てんかん発作中は犬の意識もなく痛いわけでない』
と知っていても、飼い主はつらいのです。

そんなとき、愛犬の闘病記が綴られたブログにはとても助けられました。
そして、大変参考になりました。勇気づけられました。

だから――、私も闘病記を書いて、ろくすけの記録を残すことにしました。

この記録を1つの症例として読んでいただき、それが同じ病気と闘っている方の参考となれば、とても嬉しいです。

尚、ろくすけはその後、慢性腎不全とも診断されたことから、この闘病記の後半からはてんかんに加えて、慢性腎不全に関する情報も記載していきます。

 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて解説をしています。こちらもご覧ください。

『癲癇(てんかん)』
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。

 

――ろくすけの闘病記(はじめに)・つづく――

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

 

――次話――

深夜、突然の癲癇初発作
痙攣が止まると、吠えた。
「ワオーン ワオーン ワオーン」
1分以上も。
本人は何が起きたのかわからず、パニック状態なのだ。
そして、よたよたと起き上がると、
歩く、歩く、歩く
これが、ろくすけの闘病の始まりでした。

 

まとめ読み|ろくすけの闘病記 ①
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

 闘病を考える

愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。

 

 飼い主達が闘病記を書く理由

チョコラッの闘病記|非再生性免疫介在性貧血

この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。

なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。

1話には闘病記を書く理由から

ルイの闘病記|低アルブミン血症

まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――

もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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