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【癲癇|闘病記】8月26日 とうとう昼の発作! ~突然の発作に驚いた(4/6)~

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ろくすけの闘病記:癲癇(てんかん)4話
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撮影&文|きづ あすか
 
当時を振り返り
初めての昼の発作。いよいよ24時間態勢かなと腹をくくる!(つもりが、なかなか腹はくくれない(-_-;))

 2015年8月26日 午後2時半

初めての昼の発作。

たまたま傍にいたので気づくことができたのだ よかった。
深夜の発作と違い、静かな痙攣、静かな発作。

痙攣時間は1分半から2分弱と短め。
短かったし、吠えることもなく終わったのも初めて。
失禁もなくよだれだけ。

昼に発症したことがショックはあるが、幸いにも軽い発作だったので、動揺はなかった。

手を噛まれないように、首の後ろからクッションを入れて頭を高くする。
頭を高くすることは有効だと、噂で聞いたので早速試してみたのだ。
すると――、なんととくすけ、目が見えたようになり、立ち上がろうとする。

――よしこれ採用!

しかしながら、足自身の力はなくて立てない。
とにかく、これが徘徊の始まりのサインなので、急ぎサークルをセッティング。
徘徊は今までと違い、パワーもなく、時間も短くて、そのまま床に倒れこんでからウトウトし始めた。

 

 病院へ電話

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夕方5時になり病院へ電話。

今回は軽度であること、通常に戻りつつあることを伝えると、様子を見ることになった。
明日は病院が休みだが、何かあれば折り返し先生が連絡くれるとのこと
あぁ、ありがたい。

落ち着いてきたので、ろくすけをサークルから出してみると、水をがぶのみ。
ブロッコリーも食べた。

それご飯だ! はい完食!

食いしん坊はやはり、食いしん坊であり続けてほしい。
ただ、うんちもおしっこもしないので、今晩はおむつだな。
――と、思ったら、外に出すやいなや 大量のおしっこ。

うんちはしないけど、ま、いいか。
これで落ち着いて夜、寝てくれれば。

ところで、ろくすけの場合、全て睡眠中の発作であり、発作前の兆候というのはない。
というより 私も寝ている時間なので発作直前の様子はわからないのである。

ただ発作が起きるようになってからは、体をびくっびくっと震わせる、チックのような症状や、口をくちゃくちゃさせる(チューインガム発作とういらしい)動作が頻繁になった。

これがあったから即発作 というのはないのだけど
調子は良くないんだろうな

てんかんには特効薬がないのが悲しい。
でも病気と付き合っていくことで、ろくすけとの濃密な時間が増えたことは確かだ。

悪いことばかりではないのかな。

 

――突然の発作に驚いた(4/6)つづく――

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

――次話――

深夜3時、久しぶりの発作。
防水シートがあるから、失禁してもへっちゃらだ。
徘徊に備えサークルを用意する。
と、ろくすけはその中で、ぐるぐるぐる。
気付け薬のごはん。
――はい、完食!
慣れてくる。驚かなくなる。
でも、発作の間隔は短くなった――

――前話――

2回目発作から更に約2か月。3度目の発作。
――2か月周期か?
頭を起こそうとした瞬間だった。
混乱してかあちゃんの手を本噛み!
「痛!」
それからは、前回同様歩く、歩く、歩く……
薬の処方が増量になった。
次の発作も来るのかなあ?
怖いなぁ……

まとめ読み|ろくすけの闘病記 ①
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の1話目です――

深夜、突然の癲癇初発作
痙攣が止まると、吠えた。
「ワオーン ワオーン ワオーン」
1分以上も。
本人は何が起きたのかわからず、パニック状態なのだ。
そして、よたよたと起き上がると、
歩く、歩く、歩く
これが、ろくすけの闘病の始まりでした。

● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 闘病を考える

愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。

 

 闘病記のヒント

闘病の奇跡は呼び込むもの

闘病記を読むと、奇跡的に治るという表現に時々出会います。
しかし奇跡は、待っていて起きるものではありません。
奇跡が起きる確率は、努力で上げることができます。

医師まかせにせず、とにかく情報を集めて分析する事です。
その中に、もしかすると答えがあるかもしれません。

セカンドオピニオンと二次診療

街の獣医師の技術と経験には大きな差があります。知識にも差があります。
なぜなら街の獣医師は、内科医であり、外科医であり、犬や猫だけでなく、ネズミも鳥も診察するのが役割です。病気ごとの専門医ではないのです。

セカンドオピニオンと二次診療は、街の獣医師の足りない部分を埋める、重要な手段と言えます。

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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