チョコラッの闘病記 第5章(13/25)
本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
1月13日 厳しい現実、骨髄癆の可能性
チョコラッの血液検査行ってきました。
結果は横這いなのですが、医師からは、覚悟しておかなくてはいけない厳しい現実があることを聞かされました。
チョコラッの病気に完治はないけど、寛解はあると以前書きました。
今、チョコラッはお薬治療をしているけど、寛解状態になり、お薬なしで暮らせる様になる子もいるんです。
それをチョコラッも目指しています。
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でも、もちろん皆んなその道に進めるわけではなく、真逆の道に骨髄癆(こつずいろう)という結末もあるのだそうです。
骨髄で血液が作られますが、作っても作っても赤血球が破壊されていくと、
「もうこれ以上作るのはやめよう」と骨髄が血液を作らなくなる現象が起こり、これを骨髄癆と呼ぶそうです。
これになると、血液が作られないわけですから、当然死んでしまいます。
生きる道は一生輸血し続ける・・・それは延命治療なのかな(;_;)
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今のチョコラッが骨髄癆というわけではないのですが、お薬で十分免疫抑制出来ているにも関わらず、PCVが20%という低数値からずっと改善しない。
これは骨髄癆に進んで行ってしまう可能性もあるというお話でした。
厳しい現実。
家に帰って骨髄癆についてネットで調べたら、人なら無菌室での骨髄移植という道もあるけど、犬は無理だろうと書かれてた。
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取り敢えず、医師とはPCV15%きったら再度ガンマガードに踏み切ることお互いに確認して帰った。
診察結果(カビとかガンマガードの詳細とか)長くなるので次の記事に続きます。
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戌年、新年初診察でもらった
タダで配ってるにしては随分可愛くてお気に入り♡
朝2時が、お薬の時間(アトピカは食事の2時間前)
最近ではチョコラッのお薬の時間の関係もあって、私が家族で一番早起き。
朝2時に起きて、チョコラッに食事2時間前の薬(アトピカ)を飲ませて、私はそこからずっと起きてるんだけど。
チョコラッがね、アトピカ飲んだら、「またベッド(2人と2匹で寝てるセミダブルベッドの方)で寝る!」って言うの。
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え?なんで?(・・?)
ママが起きてるんだから、ママの居るリビングで寝ればいいじゃん?
寝室に連れて行かないと、
「ベッド行くの!!」
の駄々こねがスゴイ(-_-;)
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これは・・・
①ママじゃなくてパパと寝たい
②犬用ベッドじゃなくて、セミダブルベッドで寝たい
のどっちなんだろうね??
恐らく、③パパとセミダブルベッドで寝たい!が正解だと思うけど(・_・;
やっぱり犬用ベッドより人用ベッドが快適なのかなぁ?
やっぱりママはパパより信用ないのかなぁ?
――【非再生性免疫介在性貧血】1年は過ぎたけれど(13/25)・つづく――
文:らぶプー
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――次話――
血液検査の結果は発病から1年3か月横ばい。
悪化していないとも言えるが、骨髄ろうの危険は高まっている。
でも、見た目は元気!
2回目のガンマガードを行うべきか?
(普通はしない)
2回目のリスクはあるが、可能性はある。
さて、どうする?
――前話――
闘病に明け暮れた一年が、終わろうとしています。
危なかった時期もあるし、覚悟を決めないといけないと思った時もあった。
チョコラッはそれを乗り越えて、生きてくれています。
心配は尽きませんが、
お陰様で今は、元気元気。
今年もありがとう。
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
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――この章の1話目です――
チョコラッは元気なのですが、血液検査の結果はやや悪化。
免疫抑制剤が効かなくなっているかも。
でも、それはそれ。
ハロウィンなんだから、楽しまなきゃ。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。