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【要注意】サプリメントは逆効果の可能性も ~犬との暮らし(その4)~

愛犬の変調で初めて気が付いたこと
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撮影&文|Rikka
 

今、巷には、ペット用のサプリメントが沢山溢れていますね。
ネットで少し検索するだけで、これまで知らなかった商品が、山のように画面に現れます。

私はこれまで、口コミなどを参考にしながら、愛犬に良いと思うサプリを色々試してきました。その中には、愛犬の症状が改善したり軽くなったり、病気の予防に繋がったりと、良い製品もたくさんあったように思います。

しかし最近になって、私が良かれと思って与えてきたサプリが、使い方によっては、逆効果を生む場合があるとことを知りました。愛犬が定期通院をするようになり、身をもってそれを体験したのです。

今日はそのサプリを使用するにあたって、気を付けなければならないことをお伝えしたいと思います。

【目次】

 サプリの与え方を誤ってしまった

以前に服用したサプリ

まずは我が家の失敗談からお話をします。

我が家の愛犬、龍馬(14歳)は、若いころからおしっこの回数が少ない子で、膀胱炎を繰り返しやすい傾向にありました。そこで、膀胱炎の予防に飲み始めた、『おしっこすいすい』というサプリがありました。

これは、膀胱炎などに良いと言われるクランベリーが入っているサプリです。
獣医師監修の製品で、病院にも置いてあるところもあり、比較的安価で手に入ります。

龍馬はこのサプリを飲み始めてから、尿回数が少なかったのがきちんと出るようになり、膀胱炎予防になってくれたように思いました。

しかしある日、龍馬が腎臓に結石があると言われてから買った、『犬と猫の栄養学』という本に、気になる文章を見つけたのです。

 

 尿結石になってしまった理由はサプリかも

結石の種類

調べてみると、尿結石にはいくつか種類がるようですが、代表的なものは下記の2つだそうです。(以下は個人的に調べた情報ですので、病気の詳細に関しては医師にご相談くださいね)

【ストルバイト結石】

この結石は、尿がアルカリ性になる事で起きる結石。結石用療法食などで結石を小さくする治療が可能です。

【シュウ酸カルシウム結石】 

ストルバイトとは逆に、尿が酸性になる事で起きる結石。
老犬などには比較的よく見られる結石の様です。
基本的に、この結石は小さくしたりが難しく、これ以上大きくしない、もしくは大きい場合は外科手術が必要になってきます。
ここで注意しなければいけないのが、療法食も結石予防と謳っているものでも、ストルバイト用を使うと逆効果(結石を大きくしてしまう可能性)があり、食事療法には気を付けなければなりません。
そして、結石予防サプリなどでよく使われるビタミンCやクランベリーは、ストルバイトには改善に繋がりますが、シュウ酸には酸性化してるのに、更にクランベリーなどで酸性化を促してしまうので逆効果です。

私はこれまで結石のことを、わかっている様で理解してませんでした。この本を読んで初めて、“今回の腎結石はもしかして、私がサプリをあげ続けていたせい??”と、気づいたのです。

判明したその日から、『おしっこすいすい』はやめました。
このサプリが悪いわけではありません。私が使い方を誤ってしまったようなのです。

後日になり、龍馬が今見てもらっている病院(今一番信頼している病院です)で診察を受けたところ、主治医の先生の所見は『結石はシュウ酸カルシウムである可能性が高い』とのことでした。

そこで本から得た結石の情報と、『おしっこすいすい』を飲ませていた話を先生にしました。先生は次のようにおっしゃいました。

『はっきり断言はできないけれど、結石はそれが原因になった可能性もあり得ます。飼い主さんが良かれと思ってあげているサプリの中には、薬ではないけれど、こういった反作用してしまうものもあるのです。だから、必ず病院に聞いてから、使って欲しいです』

全てのサプリがそうだとは言えないそうですが、一部のサプリは投薬中や他の病気があった際に、体に悪影響を与えてしまう場合もあるので、使い方は注意してほしいとの話でした。

 

 サプリも医師への相談が必要

サプリの効能と逆作用

今まで行った病院でも、サプリの相談はしていました。しかしそれに対する回答は、『サプリはどれも“効果が立証されてない”ものだから、やってもやらなくてもいい』という、曖昧なものが多かったように思います。誰一人として、『逆効果になる場合があるからやめておきなさい』なんて注意してはくれませんでした。

私は今回のことで、病院にかかる際のインフォームドコンセントが、何故大事なのかということを知りました。そしてサプリといえども、きちんと医師に相談してから使うものなのだということも分かりました。

それだけではありません。何よりも良い医師にかかる必要があることを思い知らされました。病気のことだけでなく、食事やサプリについても正しい知識を持った先生にかからなければ、飼い主が幾ら訊ねても、絶対に正しい回答が得られませんからね。

他にも龍馬に身近なところで、逆効果の例を挙げておきましょう。

龍馬は腎臓以外に肝臓関係も悪いのですが、腎臓で良いと言われてるものにオイル系のサプリがあったりします。肝臓には簡単に言えば、脂肪分が良くないので、オイルが肝臓に負担を与えてしまう可能性もあるのです。

またサプリだけでなく、療法食でも逆効果になる可能性があり得ます。
腎臓療法食は低タンパク、高脂肪の製品が多いですが、肝臓食は逆に低脂肪が推奨されてます。つまり内容が真逆で相反しているのです。

私が耳にした話では、病院からこういった説明がないままに使用したために、病気を悪化させてしまっていたケースもあるそうです。

今回見つかった龍馬の腎疾患は、それに対応したサプリで様々な製品があります。

使う事自体悪くはないでしょう。進行を緩やかにできるものもあるようなので、できることならば使ってあげたい。しかし、今回失敗したからこそわかりました。主治医に事前に相談し、許可をもらってから使うべきものが多そうです。

まずは焦らずに、1つ1つ先生に確認してから、口コミ情報のおススメ製品も使っていこうと決めました。

 

 適正に使えば、サプリのメリットは大きい

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サプリは免疫力をアップしたり、不足した栄養素を補ってくれるものなので、お世話になっているものもたくさんあり、それ自体は私は必要だと思っています。

我が家のもう1匹の愛犬、六花は頻繁に繰り返す下痢の症状に、キューテックというサプリで改善しましたし、原因不明の脱毛の症状がみられた際も、サプリを使って治りました。

ネガティブな情報だけでなく、サプリで成功(病院で治らなかった病気を克服)した例もあるのです。

こちらは過去に記事に書いていますので、よかったら読んでみてください。

基本的にサプリは安易に始めずに、まずは先生に確認を取る事が大事だと思います。
しかし、私にも経験がありますが、かかりつけの病院で治療相談ができなかったり、病名の分からない難しい症例の場合は、症状を緩和するために使いたいというケースもあることでしょう。

そのような場合は、難しい判断になりますが、自己責任という事を理解しなければいけないなぁと改めて思いました。

サプリは正しい使い方すれば、病気を治す助けになる強い味方です。

ストルバイト結晶では、サプリに頼らず手作り食で対応されている飼い主さんもいらっしゃいます。サプリの事だけでなく、そちらもご紹介しておきましょう。

しかし消費者として思うのですが、なぜサプリの製品自体に、逆効果に関しての分かりやすい注意書きが書いてないのでしょうね?? 療法食にしてもそうです。

『〇〇の場合は逆効果の可能性があります』
という注意書きを、添えてくれればよいのに――

単に私が見落としていただけなのかもしれませんが(苦笑)

 

――犬との暮らし(その4)・つづく――

文:Rikka
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――次話――

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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この連載の1話目です――

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 テーマ:尿石症、結石症

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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