犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【老犬アルバム】最初のカードはハリー君|No.1~No.2 ~老犬さんの思い出(その2)【お空組もどうぞ】

お空組も参加してもらおう!
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老犬アルバム|No.1 ハリー(飼い主:ハリーママ)
 

前話では、老犬アルバムのきっかけが、老犬の飼い主さんへの、お悔やみのカードであったことをお伝えしました。

今回はそのカードがどうして老犬アルバムになったのかをまずはお知らせしようと思います。そして本題である、老犬さんのエピソードを、順々に書いていこうと考えています。

ツイッターを始めてから、どれくらい経った頃だったでしょうか。私は、#秘密結社老犬倶楽部 というタグがある事を知りました。老犬さんと暮らす飼い主さんが、そのタグを貼り付けて老犬さんのツイートをしているのです。

老犬さんのツイートばかりに目が行っていた私は、いつしか #秘密結社老犬倶楽部 のタグ付きのツイートばかりを見ていました。そのタグをつけた老犬さんの飼い主さんたちは、お互いに労わりあいながら、励まし合いながら、ツイートをしているような気がしました。

そこには、老犬さんと暮らす飼い主さんだけにしかわからない戸惑いや困難を分かち合うような空気が漂っているような感じがしたのです。

 

ひたむき、ラフ

Withdogの告知のために制作したカードです。
 

愛犬を亡くした私が、なぜ Withdog『犬を飼うということ』と、Withcat『猫のはなしをしようか』に参加することになったのか――

愛犬や愛猫が闘病することになった飼い主さんを孤立させないようなんとか応援したい、そんな想いからの参加でした。それは、自分の愛犬が病気とわかり、闘病していく時に、同じ立場の飼い主さんのブログを見つけ、それが支えとなって、愛犬の闘病、看取りを出来たのだと実感していたからでした。

#秘密結社老犬倶楽部は、老犬と暮らす飼い主さんが、愛犬の老いと向き合い戸惑い、それでもなお愛しくなっていく愛犬を慈しみ、犬という生き物はこんなにも前向きでひたむきであると、生に対して貪欲に健気に向き合うのだと知らせてくれるものでした。

闘病する子の介護も、老いていった子の介護も、老いて闘病する子の介護も――
介護は全ては同じです。飼い主さんがそれを受け入れ、それでもなお愛犬と生きていきたいと覚悟し、無理をしながら、葛藤しながら愛犬との日常を過ごしていくということなのです。

 

老犬アルバム告知

老犬アルバムの告知のために制作したカードです。
 

老犬さんを応援したいけれど、どんな形で応援が出来るのだろうか、そもそも応援するということは、どういうことなのだろうか、と考えました。応援していますよ、と声を大にしてアピールするのは、なんだか気が引けます。さりげなく、それでいて何か形になるもので残せたら一番いいのかもしれないな、という考えに辿り着きました。そして、あのカードが思い浮かんだのです。

老犬さんの写真にメッセージを入れて、それをまとめてアルバムを作ったらどうだろうかーーそのアルバムを開けば、穏やかな顔つきの老犬さんがいつもそこにいて、飼い主さんの愛犬に込めた想いがその写真を彩ります。ああ、犬が老いるというのは、こんなにも愛しくて胸の真ん中に響いてくるのだ、ときっとわかってもらえるのではないかと、思いついたのです。

そんなことが頭に浮かんだ私は、すぐに主宰に伝えました。「いいかもしれないね」すんなりと受け入れてくれました。

しかし、構想だけを発表しても、それがどんなものなのか皆さんには伝わりませんよね。「まずは仲間内のものを作って、どんなものか見てもらおう」ということになりました。

で、最初につくったのがNo.1のカード、ハリー君でした。
ハリー君から全ての話が始まったので、それが一番ふさわしい気もしました。

扉の1枚が、記念すべきそのハリー君のカードです。

下のカードは丁度そのころ、ラフの命日にハリーママさんからお花をいただき、お礼状代わりに作ったカードです。私がいただいた花束に、ハリー君を合成して作りました。

 

ハリー、お花をありがとう

ハリーママさんからお花をいただいたときの、お礼状で作ったカードです。
 

ハリー君は、前回でも触れたように、ラフの使っていたカートをお譲りしたご縁のある老犬さんです。ハリー君の飼い主さんであるハリーママさんは、足が弱くなってほとんど歩けなくなったハリーさんとの生活をブログに書かれています。ご自分でハリー君が家の中で使う歩行器を作り、生活に合わせてカスタマイズしながら、工夫しながら毎日を過ごしています。

そんな器用で前向きでアクティブなハリーママさんは、お譲りしたカートを「ラフハリーカート」と名付け、ハリー君を乗せてどこにでも出かけていきます。そのカートには、きっとうちのラフもたまに乗っていて、ハリーさんと海に行ったり、おしゃれなカフェに出かけているのだろうな、と想像するだけで、いつも幸せな気持ちになるのです。

前回もご紹介したのですが、ハリーママさんがハリー君を迎える時のことを書かれた記事を、をもう一度ご紹介します。この記事にはハリー君が子犬の頃の写真も載っています。老犬さんの子犬の頃を知るのって、それだけでとても素敵な感動なことです。

老犬さんと暮らすことはとても大変だけれど、お話に触れるたびに、その大変さを上回る喜びや愛情が溢れていて、胸が熱くなります。そんなママさんに、老犬アルバムのカードをお送りした時も、とても喜んでくださいました。

あらためて、カードの凄さを感じた瞬間でした。

 

ラフと歩く日々

ラフと歩く日々の、告知のために制作したカードです。
 

さて、このように始めた老犬アルバム。次の2枚目のカードを考えることになるのですが、ここで老犬アルバムの方向性を決定づける、重大な決定をします。

老犬アルバムに参加する老犬さんは、今も頑張っている老犬さんだけにするのか、お空組も入れるのかということです。重大な決定ではありますが、決めるのに時間はかかりませんでした。

老犬さんの魅力は、老犬さんやその飼い主さんにあるのはもちろんですが、一番は積み重ねてきた年月の重みです。それは今生きていようが、一足早くお空にいっていようが変わらないと思いました。

老犬アルバムが老犬さんが頑張った証であり、飼い主さんの誇りを記すものになってくれたら、素晴らしいなと思ったのです。きっとそれは飼い主さんにとって、大切なものになるはずだと。

それで、お空組も参加出OKというか、積極的にお空組も入れていこうということになりました。

こうしてできたのがNo.2のカード。
登場したのは私の愛犬、ラフ(お空組)です。

ラフのカード

老犬アルバム|No.2 ラフ(飼い主:ラフmom<海村 慧>)
 

ラフはホームセンターのペット売り場の端っこで、段ボールに入れられていた売れ残りのゴールデンレトリバーでした。当時、もう5カ月と大きくなっていたラフは、主人が私になんのことわりもなく連れて帰ってきた、脚が短くて気の弱い、寡黙で少し頑固な子でした。

そんなラフが、今の私を確立したと言ってもいい特別な存在なのです。私たち家族にすんなりと溶け込み、大好きな主人の闘病を支え、看取り、その後遺された私と息子たちの傍らにいつも寄り添ってくれた、唯一無二の大切な犬でした。

ラフとの思い出は、こちらの記事に書きました。

そんなラフのカードを、『老犬アルバム』の告知としても使いました。私はツイッターの拡散力を信じて、一生懸命応募ツイートを考えました。ラフが、沢山の仲間を集めてくれることを願いながら。

「トボけたラフにこんな大仕事を任せて大丈夫かな?」
という考えが頭をよぎったことは、ラフには秘密です。

ドッグランでラフにボールを投げてやった時みたいでした。
「ラフ、取ってこい!」

と思いながら、私はツイッターの送信ボタンを押したのでした。

 

――つづく――

文:樫村 慧
 ▶ 作者の一言
 ▶ 樫村 慧:犬の記事 ご紹介
 ▶ 樫村 慧:猫の記事 ご紹介

――次話――

次は、No.3のかん太さんの思い出からです。

――前話――

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

 老犬アルバムのご応募方法はこちらです

老犬アルバムに応募するのは簡単

老犬アルバムに必要なのは、下記の6つの情報だけです。
①愛犬の名前
②愛犬の年齢(~カ月まで分かると尚良し)
③飼い主の名前(~ママとか、ハンドルネーム)
④小型犬、中型犬、大型犬の区別
 ※人間年齢を換算するために必要です。
 ※超大型犬は大型犬、超小型犬は小型犬で換算します。
⑤愛犬への一言、または、愛犬からの一言
⑥お気に入りの写真1枚

Twitterからの応募となります。
下記(担当:樫村慧)にDMをお送りください。

  老犬アルバムと老猫アルバム

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