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【癲癇/腎不全】5月21日 ろくすけをおいて、ハイキングに行ってきた ~発作は続くよ(6/10)~【飼い主の健康管理】

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ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 12話
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撮影&文|きづ あすか
 
当時を振り返り
介護は介護者が元気でいることが一番大事!とは分かっていても目の前の愛おしい子を置いて外で楽しむなんて出来ないわっと思っていた私が楽しめた気分転換のお話です。
家族の余裕と笑顔は最高のサプリかもしれません。

 5月21日 飼い主の健康管理

――2016年5月21日――

今日も猛烈な暑さだ。5月は春ではないのか?
ろくすけの体調が崩れないか 心配で仕方がないのだが、ろくすけはそんな母ちゃんをよそに、今日も自分のごはんの時間、回数をすべて完璧に把握している。

腎不全が進行すると、ごはんや水の臭いをかいで止めてしまうのだそうだが、今のところはその気配もなし。
「あぁ、まだ大丈夫だ」
と、母ちゃんは毎度毎度、食欲の確認と安堵を繰り返している。

こんな風に、頭の中がろくすけだらけになっているものだから、無意識に自分の健康管理がおろそかになっているようで 常々父ちゃんから指摘を受けていた。

だから、この暑さなのにも関わらず、とうとう決行してしまったよ。
え、何をって?
ハイキングだよ。バイキングじゃないよ。ハ・イ・キ・ン・グ!

なぜこの暑い日にと思うかもしれないが、ちゃんと母ちゃんなりの理由がある。

「今日は明日より暑くないだろう」
そう予想したからだ。――アハ!

留守にできる時間は ろくすけのお昼ごはんとトイレ時間までの3時間ほどだ。
行く場所はもう決めてある。父ちゃんが一人遊びで何度となく歩いたハイキングコースが近くにあるのだ。

いざ行かん。思い切って!!

行ってきていいけど
お昼ごはんに遅れないようにね
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はい

というわけでちゃっちゃと到着。
自宅から車で僅か30分くらい。
近っ!

なんだこの久しぶりの清々しい感覚は
体中の毛穴を広げて新緑が放つパワーをすべて取り込みたい!
鳥の歌声が響いている バードウォッチングもできるぞ。
ほーほけきょ なんて5重奏くらいで聞こえてくる 気持いいっ。

ひょーーー 森林浴~~
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運動皆無のだらけた体にちょうど良い、1時間ちょっとのウォーキング。
こんなお手軽に行けるコースがあるなら、これから定期的に来ようかな。
ろくすけが待っていてくれる間は。

だからごはんだって
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ハウスの虫干し

――そして3日後のこと――

暑い日が続いている。
もう一度カレンダーを確認――、5月だよね、そうまだ5月。
すでに蚊の洗礼を受けた私は 早速体中に虫よけをぬりぬり。
(と書くと余裕の構えに読めるが 結構騒いだ)

負けるもんかとばかり、寝ようとしていたろくすけを出し抜き、ハウスの虫干しを決行した。

可哀想なろくすけ、しばし待て。
寝心地良いベッドにして返してやる。

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こりゃ、見ているだけで気持ちよいではないか!!

左のマットは褥瘡(床ずれ)防止用のもの。
よくわからんけど ハニカム構造だとか。は・に・か・む なんか頼りなそう……

いえいえ そんなことござんせん。
すでに亡くなった父が病床時に、このはにかむを使用したのだが、出来ていた褥瘡が治りました。はい。

ろくすけは寝たきりではないけれど ほとんどの時間寝ているので、数年前からこれを愛用している。これからの季節は大活躍してくれるのだ

ハニカムマットの商品説明はこちらでどうぞ(ろくすけ愛用は別商品です)

そんな能書きはいいから
早くベッド返してください

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――発作は続くよ(6/10)つづく―

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

――次話――

ろくすけだが、もう2ヵ月もてんかんの発作が起きていない。
バンザイ!
がしかし、ここで喜び過ぎは禁物。
起きた時のショックが大きくなるから。
しかし、なぜ起きない?
手作りごはんにしたのが良かったか?
で、今日は、ろくすけのごはんを紹介だ。

――前話――

手作り食を食べるようになって、調子が良いろくすけ。
でも、困ったことがある。
今度は、おしっこがダダ漏れに。
――久しぶりに、血液検査をしてもらおうか。
軽い気持ちで検査を受けたのだが……
なんと癲癇に加えて、『腎不全』が発覚してしまった。

まとめ読み|ろくすけの闘病記 ③
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の1話目です――

この年の初発作。前から2ヵ月持たなかった。。
発作は最初の頃の衝撃はないが、いつもアタフタで慣れることはない。
歩こうとするが、朦朧としてふらつくろくすけ。
”後ろ足ハーネス”が役に立っている。
私よ 平常心・平常心・・・

● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて解説をしています。こちらもご覧ください。

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 闘病に対する考え方を変えてみれば?

闘病に対する見方が変われば、掛ける言葉も違ってきます。
以下は、闘病に対する視点について書いたシリーズ記事です。

それは限られた時間を刻むこと

愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。

 

  出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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