ゆうすけの物語
カテゴリー:エッセイ、闘病記
作者:ゆうすけパパ
出張先で出会ったのは、血統書付きで捨てられていた1匹のコーギーでした。
この物語は、ゆうすけと名付けられたそのコーギーと、ゆうすけを保護し引き取ることにした飼い主の物語。
出会いがあり、楽しい時を過ごし、やがて愛犬は精巣腫瘍を発症。
闘病と介護を経て、看取りの時を迎えます。
【目次】
ゆうすけがうちに来るまで|ゆうすけとの出会い
今も心に残る声「お前、良かったな」
~うちの子がうちにくるまで~
出張先で、偶然目にした人だかり。
その中心には、血統書付きで捨てられた可愛いコーギーがいました。
休憩時間に気になって会いに行くと、その子はもう保健所に。
「飼い主探します!」
思わず口から出てしまった一言。
それが、ゆうすけと暮らすことになる切っ掛けでした。
犬は人を信じている。だから、人が裏切っちゃダメだよね。
精巣腫瘍・闘病記|ゆうすけの闘病、介護、看取り
1話|後悔はほんの少しだけあるよ
僅かな異変に気付いてから、1か月半で旅立ってしまったゆうすけ。
犬の病気はドッグイヤーで進行する。
一生懸命に生きてくれたから、大きな後悔は無いよ。
でも――
ちょっとだけ、心残りはあるんだ。
残された時間を共に生きた、犬と飼い主の記録です。
●
2話|何か食べたいものはないかい?
残された時間を、楽しく過ごそうとする飼い主。
楽しくする事にも、
努力や決意が必要なんです。介護って。
そして――
最後の散歩、最後の食事と、最後の~が増えて行く。
切ないけど、それを受け止めるのが飼い主。
それでも楽しんでやるのが飼い主。
●
3話|僕の腕の中でおやすみ
食いしん坊だったあの子に、最後に何か食べさせてあげたい。
――しかし、「その時」はやってきます。
ゆっくりと飼い主のもとに歩き、その腕の中で眠りにつく。
別れは切ないのだけれど、見えなかった絆が、はっきりとそこにあると感じられる時。
別れの後で想うこと
君がいなくなってから|元気でいるかい、ゆうすけ?
愛犬ゆうすけとの別れから5か月。
慰霊祭の日、遺骨を納骨堂に納めるかどうか迷う飼い主。
しかし――、そこで不思議な事が起きます。
愛犬に思いを馳せる飼い主。
色んなことがありました。
楽しい思い出ばかり。
そう、愛犬はいつまでも一緒なんだよ。
わたしが考える安楽死
看取りのときに考えたこと|愛犬たちへの感謝
意見が別れるテーマですが、
ゆうすけパパは、否定すべきでないという考え。
私もそうです。
認めることで、看取る心にゆとりがきて、最後まで愛犬らしく、飼主らしくあることを支えてくれます。
実行するしないは後の話。
皆さんはどう思いますか?
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作:ゆうすけパパ
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コメント:高栖匡躬
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