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【まとめ】老犬アルバムの思い出 ② ~愛おしさを実感するね~【老犬との暮らし】

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老犬アルバムの思い出 老犬との暮らし
老犬との暮らし

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カテゴリー:エッセイ
作者:樫村 慧

老犬が大好きだ。
ゆっくりと、時にノロノロと、ヨロヨロと歩く老犬を愛おしいと思う。
しかし、はじめからそうだったわけではない。

自分で犬を飼いはじめた時、老犬の可愛さは分からなかった。目の前のいたずら盛りの子犬のことで精一杯で。散歩のお供で疲れ果てた。
やがてその子は7歳になって、世の中では老犬の部類に入るようになってもまだまだ元気で、そのときもまだ、周囲にいる老犬の存在は、ほとんど意識をすることもなかった。

10歳を過ぎてからだろうか。当たり前のことが、1つずつできなくなっていった。
愛犬が歳をとったことを実感した。
若くて、活き活きしていた愛犬を思い出して、少し悲しくなった。

しかし――
悲しいと思ったのはほんのわずかの間だった。それは愛犬の本当の可愛さに気が付く入り口だったんだ。愛犬はますます可愛くなっていった。それと同時に、よその老犬まで可愛くなっていった。

老犬ってそういうことなのかと、気が付いた。

――本話は――
『老犬アルバムの思い出』の6話~10話をまとめたものです。

【目次】

 老犬アルバムの思い出 6話~10話

6話|笑顔が素敵な海(カイ)さん 
海(カイ)、チョコ、レイ

No.13の海(カイ)さんは、笑顔が素敵なワンコ。
以前にママさんと、妊娠中の野良猫の保護の事でやりとりをしていました。
ママさんは動物皆に優しいんです。
この頃、老犬アルバムは応援してくださる方が増えてきました。
No14のチョコさん、No15のレイさんにも思い出が。
それは記事の中で。

● 

7話|私のお手本、哲ママさん 
哲、さくら、ハリー

No.16の哲さんは、私が知った頃はもう天国支部の一員。
でも哲ママさんは愛情たっぷりでした。
いつまでも可愛い。いつまでも愛している。
そして、老犬好きは、他の老犬さんにも優しい。
私のお手本です。
No17のさくらさん、No18のレイさんにも思い出が。
それは記事の中で。

8話|多頭飼い家族の一員、くろんさん 
くろん、里子、北斗、ビー

No.19のくろんさん、No.20の里子さんは、同じ飼い主さん。
里子さんが亡くなってから、くろんさんは元気がないのだとか。
だから、元気が出るようにと。
飼い主さんの愛情あふれるメッセージが、とても素敵です。
No.21の北斗さん、No22のビーさん、配信をした日のこと
No17のさくらさん、No18のレイさんにも思い出が。
それは記事の中で。

9話|大好きだったナルトさん 
ナルト、(猫の)ボス、アレサ

No.23のナルトさんは可愛らしくて、ツイートがいつも楽しみでした。
お空に旅立った時の衝撃は、今も忘れられません。
老犬と老猫の違いを知ったのは、ナルトさんのカードを作っている頃。
そして、私が尊敬する飼い主、真凛さんの愛犬No.24のアレサさんが登場します。

10話|天国組のタクトさん 
タクト、パズー、ゴンパチ

ツイッターを利用するようになって、沢山の老犬さんに出会えるようになりました。
老犬を追いかけるなんて、私は老犬マニアかもしれません。
やがて、#秘密結社老犬倶楽部 に出会いました。
画期的! と思いました。
今回はNo.25のタクトさんからの3ワン。

 私にとっての老犬は

私は老犬マニアである

私は老犬マニアと言っても良いと思います。老犬を見るのが好きなんですね。
一生懸命生きてきた証を見ていると、「ああ、良いものを見た」という気分になります。言い方はおかしいかもしれませんが、骨董品を愛でるみたいなものです。

骨董と言ってしまうと申し訳ないのですが、歴史=価値というのは、世の中には沢山あります。古民家なんてそうですね。昔殿様や貴族が住んでいたような国宝級ではなくて、『なんてことない、古い民家』ですからね。綺麗な欄間も、細工を施した床の間もなくて、丈夫が取り柄の太い柱が組み合わさって、囲炉裏の煙で燻られて黒くなっていて。

でもそれが良いんですね。老犬はそんなイメージです。

私は、愛犬ラフが歳をとって、老犬であることを意識するようになってから、急に老犬全てが愛おしくなりました。
面白いことに、愛おしいのは自分の愛犬だけではなくて。他所の愛犬も全て愛おしく見えて来るんですね。ラフが元気なうちは、他所の子にそんな思いを抱いたことは無かったです。もちろん可愛いし、つい撫でたくなってしまうのですが、それは愛おしいとは違う感覚でした。

そう感じるようになってから、それから幾つものブログを拝見するようになって、老犬を追いかけはじめました。ここからが、私の老犬マニアの始まりです。

面白いことに、老犬ブログを沢山読んでいると、作者さんは2つのタイプがいらっしゃいました。我が家の愛犬が常に一番で、歳をとってそれにますます拍車がかかるという傾向と、うちの子だけでなく、老犬全てが可愛く見えてくるという傾向です。
私は後者だったので、そういうブログを良く読みました。

そういえば私は闘病ブログも良く読みましたが、同じ傾向がありました。
愛犬が病気になると、自分の子に集中していくタイプと、病気の子全てを慈しむようになるタイプです。どちらが良いという訳ではありませんね。私は後者のものを、よく読みました。

愛犬ラフが亡くなると、老犬のブログも、闘病ブログもそれほど読まなくなりました。今は昔から気になっている子の、最近の姿追いかける程度です。

その代わりに、ツイッターで老犬の姿を追うようになりました。
ツイッターの方が、沢山の老犬に出会うことができますから、私にはうってつけなんです。そうこうするうちに、#秘密結社老犬倶楽部 というハッシュタグに出会いました。

このタグは画期的でした。なぜかというと、私と同じような老犬マニアの方々が多く集まる場所だったからです。

ブログのように探しに行かなくても、そこにいけば私の好きな老犬と、私の好きな飼い主さんと出会うことが出来ました。

――樫村 慧――

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作:樫村 慧
 ▶ 作者の一言
 ▶ 樫村 慧:犬の記事 ご紹介
 ▶ 樫村 慧:猫の記事 ご紹介
 
解説:樫村 慧

――次回の老犬アルバムの思い出|まとめ――

次回は思い出の11話~15話をまとめました。
登場するのは、
No.28の大ちゃんから順に、(以下敬称略)空、(猫の)ボス、ジョン、ちぃ、シュウ、ちょび、ごはん、おかず、ちゃくら、ピーチー、ジェニ、ドミノ、ジーター、ココ、スー、小次郎

――前回の老犬アルバムの思い出|まとめ――

前回(初回です)は #老犬アルバム を始めたきっかけから、始めた直後、初期のあれこれについての思い出です。

登場するのは、開始前のタフィさん、もなかさん。
No.1のハリーさんから順に、(以下敬称略)ラフ、かん太、テツ、ゆうすけ、ハル、鼻、チョコラッ、ぴい助、まろん、けん太、そして猫のボス

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

 老犬アルバムVol.4

 老猫アルバムVol.1

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