チョコラッの闘病記 非再生性免疫介在性貧血

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
10月4日 医師との信頼関係・気になることはありますか?
昨日の動物病院でのお話の続き。
主治医はいつも診察に入ると「何か気になることはありますか?」と聞いて下さる。少し前の血液検査の時も聞いて下さった。
そう言えば――、と私。
非再生性免疫介在性貧血とは全然関係なさそうだけれど、1つ気になることがあったのです。
「目の色がちょっと白っぽいと言うか。確実に見えてはいるんですが、なんか目の色が変わってきた気がします」
そう質問してみると、主治医は「白内障だと、進行を遅らせる目薬があります。核硬化症だと、老化なのでお薬はありません。後で診てみますね」とのこと。
そのまま血液検査に入ってしまいました。
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でその後ですが、血液検査の結果を聞いた後は、
「はいじゃ、また次回~」
とのことで、すっかり先生、目のこと忘れてしまってました。
私も忘れてて、帰って来てしまった(・_・;
でも、パッと見、別に悪くないから先生も忘れちゃったのよね、きっと。
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チョコラッは3年前のペットドッグで、老眼を指摘されてたからなあ――
まぁ、老化(核硬化症)なのかもしれない。
核硬化症が進むと、すりガラス越しに見えているようなぼんやりした視界になるらしい。光の取り込みが上手く出来ないから、夜のお散歩は難しいんだとか。
でもね、チョコラッ今は確実にオヤツを目で追うから、見えてるよね?
ま、問題ないかな? と思っていました。
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で、昨日の血液検査終わってからのこと――
先生がまた「他に何か気になることありますか?」って聞いてうれたのですが、主人が「最近ますますチョコラッが可愛くなったと思います」って言ったのΣ(Д゚;/)/…エエ!?
医師、めっちゃ笑って、
「お父様からそういうお話が聞けてほっこりしました」
って笑いつつ診察終わり。
親バカにも程があるよ。本当に(^-^;
うちの主人、思ったこと直ぐ口に出しちゃうんだよ。
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病院帰りに新しい水飲み買ったよ
さり気なくプーさんで可愛い( ´艸`)
目盛付きで便利だし、
どっしり重いからひっくり返さなくてよいね♡
うちの子が一番可愛い
親バカのお話をもう1つ。
トショップに行くと、ついついカニンヘン・ダックスがいないか探してしまいます。
抱っこすると欲しくなるから、見るだけにしてるんだけど。
昨日は愛想の良い店員さんが近付いてきた。
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店員さん「この子、すごく可愛くないですか?最近入ってきた子だと、ダントツ可愛いんですよ!」
→心の中の私の声「ふ~ん。ティアラの方が何倍も可愛いけど、、」
店員さん、別の子の方を指さして「まぁ、美系って言うと、コッチの子なんですけどね」
→心の中の私の声「美系って言ったらチョコラッよね」
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3匹目飼えたら良いけど。ティアラが犬大大大嫌いだから、ムリだわ。
多分3匹目連れてきたらティアラは怒って部屋の隅から出てこないだろうな。(・_・;
チョコラッはティアラを手懐けるのに失敗してるから(生意気ティアラは姉ちゃんの言うこと聞かない(・_・;)、
今度こそ!って必死でパピー教育するのかな?!
まぁ想像だけにしておこう。とにかく3匹は無理だ。
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最近、チョコラッ(左)の、色が薄くなってきて、益々似てきたおふたり。
上の写真をご覧ください。
この前なんて、散歩してたら、子供に
「双子なの?」って聞かれた(笑)
兄弟なの?って聞かれることは多いけど、「双子なの?」は初めてでちょっとビックリ!
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犬って一度に沢山産むから、あまり双子って表現しないよね?
でも、それだけ似てたのね。ありがとう♡
食欲の秋、読書の秋、勉強の秋、皆さん楽しい秋をお過ごし下さいね^ - ^
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「早くオヤツちょうだい!」のティアラ(右)
――2年生存を目指して(18/19)・つづく――
文:らぶプー
▶らぶプー:他の作品一覧
――次話――
本章の最終話。
1年生存率5割の難病にもかかわらず、発症から2年が過ぎたチョコラッ。
1年経過時、奇跡を喜んだ飼い主が、2年目を淡々と迎えたことが印象的です。
病状が安定し、闘病が日常に変わる。
そして奇跡もまた、日常に溶け込んで――
――前話――
自己免疫疾患のつらいところ。
一般的には、健康の為に「免疫力を高めましょう」と言われるけれど、この病気では逆。命を救うために「免疫力を下げましょう」ってことになる――
飼い主の心は複雑です。
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
「これは何だ!?」
チョコラッの体に黒いシミを発見。
痒みもなさそう。毛も抜けないけど――
病院に連れて行くべきなのか?
大病を抱えていると、一々、気になることばかり。
そして淡々とした日々も、また闘病
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。