ピィ子の育児日記
この1週間(9月1日~7日)は、こんな風に
子犬の成長は早いですね。ピィ子は短い間に、色々なことを覚えていきます。
同時にいたずらも覚えました。
体も大きくなりました。不覚にも、家に来た時の体重を計っていないのですが、お迎えに行く少し前に、ブリーダーさんで計ったのが2.4㎏。
今日は3.4㎏です。
うちに来た時は、カップ1杯弱を上げるように言われていたフードも、いつの間にか、カップ一杯を溢れるくらいあげないといけなくなっていました。
毎日見ていてから、大きくなったのに気が付きませんでした。
きっとお腹がすいていたんだろうね。ゴメンね。
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【体の変化】
今日の体重|3.4Kg
②絶対に人も犬も噛まない
③待てが、いつでもどこでも、長時間できる
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この1週間で、ピィ子は時々ワンワンと吠えるようになりました。
ブルテリアはあまり吠えない犬種です。
ピーチーはずっと吠えなくて、忘れていた頃に1声だけ「ワン!」と言いました。
あれは生後4か月くらいだったと思います。それっきりで、成犬になってもほとんど吠えず。やっぱり個体ごとに個性がありますね。
無駄吠えの癖がつかないように、今は吠えたら無視をしています。
諦めの良い子なので、ひとしきり吠えたらそれだけです。
さて、定点観測の【トイレ/甘噛み/座れ】の進捗をご報告しましょう。
室内トイレへの挑戦
先週のトイレトレーニングからは、幾つか大きな変更がありました。
今回はその内容をお知らせします。
前回までのトイレのレイアウト
下の写真が、前回の時点で割と方向性が見えて来ていたレイアウトです。
これにはまだ改善の余地がありました。
まだまだピィ子は失敗があり、トレイの外でオシッコをすると、毛布やタオルが被害を受けるのです。床にしたオシッコが付いてしまうこともありますが、毛布やタオルの上で直接オシッコをすることもありました。
タオルを丸めて、両端を縛ってみた
そこで改善したのが下記のレイアウトです。ピィ子は足裏が柔らかいものの上でオシッコをする傾向があったので、毛布を丸めて両端を紐で結んでみました。
そこが床だと思われないようにするためです。
クッションや抱き枕を置こうかとも思ったのですが、いつもアドバイスを下さるゆきねーさんから、クッションを使うとすぐに破壊されてしまって、部屋中が雪景色になると言われ、それもそうだとこの方法に。
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ピィ子は早速乗っかりました
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枕にもなります
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この方法は2つの意味で大正解でした。
(成果1)タオルや毛布上では、オシッコをしなくなりました
広がらなくなったので、もう柔らかい床だとは思わなくなったのでしょう。
しゃがみこめなくなったというのも大きな理由だと思います。
(成果2)トレイでオシッコをする確率が大きく上がりました
筒状のタオルが転がっていて、平らな床の面積が減ったので、トレイの外でオシッコをするスペースが小さくなったからではないかと思います。
急に、失敗をする確率がグッと下がりました。
トイレトレーの上にメッシュを戻した
前回はトイレトレーのメッシュを外しました。それはトイレの上をより柔らかい感触にして、外の部分と差をつけてやるためです。
上手くいったと思っていましたが、甘かった。
ピィ子はあるとき突然に、トイレシートを引っ張り出し始めたのです。きっとシートが遊び道具になったのだと思います。新しいシートに変えて様子を見たのですが、それでもまたやりました。
上手くいきかけた矢先だったのですが、しかたなくトイレトレーの上には、またメッシュが戻ってきました。
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トイレの上にはメッシュが
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急に足裏の感触が変わったからか、またトレイの外でオシッコをする回数が増えてしましまいました。しかし、シートを引っ張り出されるよりはましです。
メッシュでなんとかしようと思いました。
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結局その後は、それは飼い主側の努力で失敗を減らしていきました。
どうしたかというと、1週間以上観察していて、ピィ子がオシッコをしたがるタイミングがなんとなくわかってきたので、怪しいと思った時間帯は、つきっきりで見ていることにしたのです。もちろんオシッコをしたら褒めちぎって、おやつを上げます。
ピィ子がうちに来て2週間。根気よく続けたおかげで、このレイアウトでサークル内のトイレの失敗はほぼなくなりました。
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さて、これからはサークルの外から、サークル内のトイレに戻ってこれるかどうかです。今のところ、サークル外に出た場合のトイレ成功率はゼロです。
家の中は、いたるところでオシッコとウンチの被害をうけています。
成功しないと褒めてあげるチャンスが無いので、それが困りものです。
甘噛みの矯正(甘噛みをやめさせる)
ピィ子の指を噛まれながら、ずっとトレーニング中です。
先週で、指への攻撃はほぼなくなりました。
やっていることは変わりません。
噛もうとすると、喉の奥にそのまま手を突っ込みます。
以下に写真を(前回と同じですが)。
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こんな風に喉の奥まで
オエッ
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酷く噛んだときには、へそ天の状態にひっくり返して、上に飼い主が乗っかった状態ででマズルコントロールをするようにしました。
この繰り返しで、指への攻撃はほぼなくなりました。
しかし、足には噛みついてきます。
ピイ子をフリーにさせた上で、飼い主が部屋の中を歩いていると、飛びついてきてガブリと言う感じです。
足を遊び道具と思っているみたいです。
トレーニング方法は手の時をおなじなのですが、足は即座に反応できないので、矯正はまだまだの状態です。
待てのトレーニング
今はフードを上げる前に座らせて、「待て」と言いながら、ゆっくりとフードの器を目の前に下ろしていくようにしています。
最初は手で押さえてあげないと、座れの姿勢が続かなかったのですが、段々と自分で座れるよになり、我慢できる時間が長くなってきました。
そはいえ今はまだ、器を床に置くまで、かろうじて我慢できるかできないかというところどまりです。
これはきちんとできるようになるまで、まだまだかかりそうですねえ。
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言葉としては、今は「座れ」と「待て」と「よし」がなんとなく理解できるようになったところです、「座って待て」も分かっているようです。
これがもうちょっと安定してきたら「伏せ」ですね。
因みに「ピィ子」と「可愛い」も理解しているように見えます。
寝ている時に「ピィ子」と呼ぶと、薄目を開けます。
それと「ごはん」も理解しているように見えるのですが、もしかすると匂いに反応しているだけかもしれません。
こんな感じの育児日記です。
ピィ子について
ピィ子についてお知らせしておきます。
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血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:散歩していないので分からず
その他:大食い
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む
――ピィ子の育児日記――
文:高栖匡躬
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――次話――
ピイ子がうちにきて3週間
甘噛みと座れはまずます。飼い主、概ね満足。
しか~し、トイレは一進一退。
ブルテリアは運動量の多い犬なので、早くサークルから出して、フリーにしてあげたいのですが。
トイレで用を足すだけなのになあ~
――前話――
ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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我が家がピーチーを迎えたときのこと
偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。
マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。
ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。
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犬を飼うということ
『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。
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もう一度、犬を飼うということ
愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は?
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。