ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 20話
2016年9月16日 腎不全に水素水は効果ある?
水素水って犬にも効果あるのだろうか?
そんな疑問と期待から、母ちゃんは、9月始めからろくすけに試してみることにした。
今日は中間報告として、その感想をまとめてみる。
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てんかん再発、そして腎不全を抱える、ろくすけ16歳。
発作直後であろうが、ごはんだけは食べてくれるので、「あぁ、まだ生きようとするパワーがこんなにあるなら大丈夫」と勇気をもらう。
その彼の生きる喜びである毎日のごはんには、母ちゃんが今までトライ&エラーで厳選したサプリメントたちが、誇らしげにトッピングされている。
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実は最近、これは試したい! と思えるサプリもなかったのでずっと不動のラインナップだったのだけど、ついに試したいサプリが出現。
しかし、丁度それが届いて、試し始めた直後にろくすけの発作が再発。
そんな体調悪いときに、新たなトッピングはいかがなものかと思いつつも、これなら変な影響はないだろうと始めたのがこれだった。
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▼食べる水素(ペット用)
いやね、このネーミング『キラキラ水素』を最初に見てたら買ってなかったかなー(笑)
とも思うのだけど(っつうことは ネーミングって重要なのね)、人間界でもちょっとしたブームの水素水。
私自身はそういものに、あまり心が動かない方なんだけど、
「腎臓を患うワンちゃん(ネコちゃん)に水素水を飲ませたら、数値がよくなった」
「体調回復した」
などというという評判を耳にしたもんだから 試さないわけにいかない。
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▼裏はこんな感じ
なんでもこの商品は、サンゴカルシウムを使用しているのが特徴らしい。
カプセルをパカッと外して 、白くて軽ーいパウダーをふりかける。
――こ、こんな少量で効くんだろうか・・・
というのが、初めて見た時の感想。
で、使ってみたというわけ。
2週間、食べる水素を使ってみた
2週間を経過して、継続購入決定! 今度は大袋!(上の写真)
初回購入プレゼントとしてシリンジついてきました(^^♪
ちょうど飲み始めた翌日に発作が起きてしまい、一瞬止めようかとも思ったこの「食べる水素」だが――
発作起こしたからこそ、回復までの経緯が見てみたくなった。
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結論から言うと 顕著な効果はまだ実感できてない。
食欲はもともとあるし、お水もよく飲むし、うんちもおしっこもちゃんと出ている。
ただ、発作後の足へのダメージが大きくて、寝たきりになるかと思ったろくすけが、どーせ倒れるくせに、必死で立とうと頑張っている。
そうだ――
腎不全さえ進行しなければ、現状維持ができれば、まだまだ大好きなごはんが食べられて、お水もたっぷり飲んで、おしっこで老廃物をどんどん出して、まだまだ生きられる!
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というわけで この『食べる水素』を続けてみて、病院での血液検査(10月)の結果がどうでるかで判断しようと思う。
ここで、てんかんの話も
話は変わって、てんかん。
発作の再発からもうすぐ2週間になる。
相変わらず、『びくっびくっ』という大きな震えと、『ぶるぶるぶる』というい小さな震えがなくならない。
夜ごはんに、鎮静剤のホリゾン1錠飲ませているおかげで、夜中にごそごそ動くことはなくなったけど、なんでだろう? 昼寝をしなくなった。
正確には、昼寝するまでずっと動こうとするのだ。
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上の写真のような顔をしているから、そろそろ眠るな?
と、安心させておきながら動く前足だけを使って、ハウスからズリズリ、ズリズリと、ほふく前進・・
でも立てないのでバタッと倒れて、ハアハアと息を荒げる。
これを何度も繰り返す。
だいたい寝落ちするまで1時間以上この調子。はぁ
心臓にも悪いし ストレスにもなるし・・
実は今週金曜日から日曜日まで母ちゃんはバイトや学校で、どうしても長時間家を空けなければいけないので、あー、めっちゃくちゃ心配!
ということで、ホリゾンをお昼にも飲ませるべきか迷っている。
先生からは1日2錠までと許可いただいているし、目下思案中の母ちゃんであります。
――調子は浮き沈み(4/10)つづく――
作:きづあすか
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――次話――
穏やかに過ぎしていた、ろくすけだったが、
ふと気づけば、おむつに血のようなものが。
「どうしたっ、一体どこから?!」
しかしろくすけは、体を触られるのが大嫌い。
やっと出血の場所を突き止められたのは、1日たってからだった――
――前話――
前回の発作から6ヶ月――
になろうとしたところで、とうとう再発してしまった。
高齢犬の発作は、その後のダメージも大きいなあ。
でも悲観している場合じゃない。
冷静に、冷静に・・・
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
ろくすけは癲癇発作は5か月出ていない。
「もしかすると、本当に治ってしまった?」
いやいや、油断は大敵。だって、チックの症状は毎日起きている。
しかし、ろくすけよ――
立たなくなった後ろ足、なんとか復活しないだろうか。
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――この連載の第1話です――
今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。
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てんかんについて、もっと知るには
医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。
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賢い獣医師選び、動物病院びの記事です
続:獣医師選びの方法教えます
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
獣医師選び|名医とヤブ医者
記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。