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【癲癇/腎不全】12月7日 今年最後の血液検査 ~調子は浮き沈み(7/10)~

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くすけの闘病記:癲癇/腎不全 23話
ろくすけの闘病記

撮影&文|きづ あすか
 
こんな方に
ペットが癲癇(てんかん)の発作を起こした|どのように病気と付き合っていくべきか?|発作を見ているのがつらい|腎不全を発症した|療法食を食べてくれない|手作り食を考えているが大変そう|経験者の体験談を読んでみたい

 2016年12月7日 新車ろくすけ号登場

前回の通院は10月23日
なんとかハーネスとリードでたどり着いていたが、今回は新車ろくすけ号での初通院。
歩いてくれるだろうか?
そして腎不全の血液検査の結果はどうであろうか?

いつもと同じメニューで、血液検査・爪切り・肛門しぼり――
そして今回は、車イスがろくすけに合っているか先生に見ていただくことも。

診察室に入ると、2組の患者さんたちが車イス犬を見て、微笑んで見守ってくれた(^^)
まだ子犬のウェスティちゃんは、ろくすけにすぐさま寄ってきて、
「なんだ?君、何に乗ってるの?」
とばかり、ろくすけの周囲をぐるぐる(笑)
ずいぶん長い間他のワンちゃんと触れ合ってなかったろくすけ。
どんな反応するだろうと思っていたら、鼻をピクピクさせて臭っているではないかっ!

今まで、他のワンちゃんには興味さえ示さなかったのに。
今日はウェスティちゃんの顔周りを、クンクンクン嗅ぎまくり。
子犬だけどチャカチャカしない子だったので、ろくすけも安心してご挨拶したようだね。

これがとても良い刺激になったように思う。
やっぱり老犬にも適度な刺激が必要なんだなぁとしみじみ再認識してたら、看護師さんから「ろくすけちゃーん」と呼んでいただいた。
さあ ろくすけ行くよ!

 

先生も看護師さんも、新車にまたがるろくすけを見て微笑みながら、4本足がちゃんと地面について歩けるのを確認して、車イスOKのお墨付きをいただいた。

いやぁ、本当に車イスだとろくすけも歩ける(ように感じてる、たぶん)し、飼い主もとっても楽になるので本当におススメです。それも、足が弱ってきたな、と感じたらすぐ、できるだけ早めに用意してあげてくださいね。

 

で、肝心の血液検査

まだそんな元気があったのか、とばかり大声でわめいたものの、割とすんなり血を取ってもらえて、爪も肛門絞りも無事終了。
ただ、、、肛門絞りのとき、前回に引き続きまた出ました・・立派なうんちが。
すみません、先生、毎度毎度ろくすけのうんち処理までしていただいて(恥)

用済みとなった本人は、父ちゃんと外で待機。
肌寒かったけど日差しもちゃんとあり、運動するにはもってこいだったので、父ちゃんは病院前を車イスを支えながら行ったり来たり。
いい感じで歩いてるぞ! ろくすけ がんばれ!

そして出ました検査結果

BUN(尿素窒素)31.6 → 26.3 (標準値:9.2~29.2)
CRE(クレアチニン)1.8 → 1.6 (標準値:0.4~1.4)
IP(リン) 4.2 → 4.5 (標準値:1.9~5.0)

BUN、CREともに下がっている!
BUNなんか標準値内に収まっているではないかっ! え~~うれしい!

――いや待てよ
リンの値が毎回少しずつ上がっているので、まだまだ気を抜けないな・・
それにたとえ値が改善しても、腎臓の7割は機能していないと先生に言われているのだから、とにかく現状維持に努めてこれからも頑張らねば。

よし 次の検査ではリンの値を下げることを目標にごはんも再考しよう!

それにしても悪化しなかった理由はなんだろう?
カリナール2を3杯から4杯に増やしたこと そして
食べる水素、やっぱりこれ効果ある!
それ以外考えらえない。

こうなったら止められない。食べる水素のキラキラ水素
継続には少々お高いけど、買い続けなければ。

 

というわけで、無事病院も終わり、ろくすけ爆睡かな?
と思いきや――
寝ない、寝ない、全然寝ない。

夜中も1時間起きに「動きたい」とばかり足をバタバタ・・
君が寝ないと母ちゃんも寝れないんだよぉ~寝てくれよ~(涙)
久しぶりの病院とワンちゃんとの触れ合いでろくすけ、興奮しちゃったのかなぁ
ま 起きていられる元気があるのだから良いとしなきゃね(^_-)

 

――調子は浮き沈み(7/10)つづく――

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

――次話――

5ヶ月以上無かった、てんかんの痙攣発作が起きてしまった。
発作のない6ヶ月の記録更新を期待していたのに――
がっかりして、肩が落ちた。
そうなんだ。この病気は期待をしてはいけない。
分かっていたんだけどね。

――前話――

ろくすけにとって地獄の通院日。
最近ナックリングし始めたので、先生に車いすを買おうかと相談。
――購入決定だ。
血液検査の結果は少しだけど、いずれも改善
何が良かったのか?
考えてみると、”アレ”しか思いつかない――

 

――この章の1話目です――

ろくすけは癲癇発作は5か月出ていない。
「もしかすると、本当に治ってしまった?」
いやいや、油断は大敵。だって、チックの症状は毎日起きている。
しかし、ろくすけよ――
立たなくなった後ろ足、なんとか復活しないだろうか。

● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。

 賢い獣医師選び、動物病院びの記事です

続:獣医師選びの方法教えます

”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。

獣医師選び|名医とヤブ医者

記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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