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【癲癇/腎不全】4月14日 発作ふたたび、2ヶ月ぶり ~調子は浮き沈み(10/10)~

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ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 26話
ろくすけの闘病記

撮影&文|きづ あすか
 
こんな方に
ペットが癲癇(てんかん)の発作を起こした|どのように病気と付き合っていくべきか?|発作を見ているのがつらい|腎不全を発症した|療法食を食べてくれない|手作り食を考えているが大変そう|経験者の体験談を読んでみたい

 2017年4月14日 とうとう来たか

――午前4時すぎ――

とうとうやってきた、てんかん発作。
2ヶ月ぶりは、今までの5ヶ月周期を大幅に短縮してしまった。
思えば夜、いつも以上に落ち着きのなかったろくすけ。
昼夜逆転は毎夜のことだが、この日は本当に一切寝ようとせず、「ふーんふーん」と鼻を鳴らし続けていた。

こちらはその都度、ろくすけの体を動かしたり、カリカリフードあげたり、水飲ましたり――

色々試して午前3時すぎごろ、さすがに疲れたように目を閉じたろくすけ。
やっと眠ってくれたかと、私も本格的に横になった。
そして、ウトウトしていたそのとき、ガサガサ動く気配が・・・

すでに痙攣は始まっていて、気づいたときからカウントして1分強ほどの痙攣時間だった。

寝ぼけていられない、座薬だ座薬だ、と久しぶりに慌てて薬を取り出し
手袋して、いざ挿入というときに、あぁ出てきた、立派なうんちが・・・(苦笑)
すべて出し切ったのを確認して座薬を押し込んだ。
午前4時で頭がハッキリしてなかった割に、今までで一番スムーズな挿入だったと思う。

 

 寝た方がいいぞ、ろくすけ

母ちゃん しばらく寝るので心配しないでください
 

珍しく座薬挿入がスムーズにいったので、幸い重責発作になることもなく挿入後すぐに痙攣が治まった。

次はお約束の遠吠えが数十秒。
この間とても長く感じたし、実際長かったと思う。

一通り吠えたら、激しくもがき始めたが、足が立たないので、ひたすらもがくこと、これまた長い数分間。

ろくすけは、いつ何が起きてもしょうがない年頃なれど、やっぱりまだまだ傍に居てほしい我が家の宝物。
ゆっくりでいいからちゃんと復活しなきゃアカンよぉ~(;へ:)

そういえば、てんかんを発病したての、まだ歩けていたときは発作後すぐに徘徊が始まり、丸いサークル(わんタッチドッグラン)に入れないと、ひと時も目を離せなかったのを思い出した。

幸いと言うべきか、歩けなくなった今は、歩きたくてベッドの上で足をバタバタさせるろくすけを、見守るだけとなった。

もうあのサークルは使わないんだな・・・
17キロがぐるぐる回り、ぶち当たり、引っ搔いたサークルはボロボロで、もうお役御免だけど、本当に助けてくれたサークルだった。
ありがとう(涙)

さて、ろくすけは座薬が効いているのかいないのか、目はうつろなまま。
時折思い出したように体をばたつかせる。
お水は少し飲んでくれたので、意識は戻ってきているようだ。

9時になったので即病院へ電話をし、その後の対応についてアドバイスをいただいた。
「座薬が効いているうちは、鎮静剤のホリゾンは与えないように」
「抗炎症剤は発作直後以外は与えないように」
「ストレスに気を付けて様子見るように」
とのこと。

全て知ってたはずなのに、なぜか先生に確認したかった私。
きっと頼りたかったんだろうな。

 

 その後の様子は

その後のろくすけは、寝ては起きて、寝ては起きてを繰り返している。
ごはんはお昼前に少しずつ食べられるようになり、夜ごはんはいつもの量を完食できた
ので、まずはちょっと安心・・・

それにしても、昨夜の落ち着きのなさは明らかに発作の前触れだった。
あの時点でろくすけのストレスを軽減させられていたら、発作は起きなかったのではないだろうか?
そんなことは、考えてもしょうがないのだろうけど。

ろくすけは、落ち着きのないとき食べ物をあげると落ち着くことが多いので(ここでもやはりごはん(笑))、これからは深夜分のごはんを取り置いてあげてみようかと思う。

それから、与え始めた青パパイヤ酵素のリボーンを多めにあげてみようかな。
何もしないで様子見ているだけ、というのはやはり辛いから。

2ヶ月か・・・これ以上周期が短くなりませんように・・・

 

――調子は浮き沈み(10/10)おしまい――
――次章につづく――

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

――次話――

次回から最終章です。

ろくすけの癲癇発作が再発。間隔がだんだん短くなってきた。
予想していたこととはいえ、悲しい……
ろくすけの体の中で、何か変化があるのだろうか?
ご飯に忍ばせて、薬を与える。
あぁ、ろくすけの食い意地に感謝。

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――前話――

前回の発作以降、ガタガタ・ブルブルが落ち着くのを待っていたら、いつもの検査が1カ月遅れになってしまった。
ろくすけは病院嫌いだけど、この日は絶好調で、歩く歩く!
もう少し暖かくなったら、新しい靴で散歩しようね。
で、検査の結果はと――

――この章の1話目です――

ろくすけは癲癇発作は5か月出ていない。
「もしかすると、本当に治ってしまった?」
いやいや、油断は大敵。だって、チックの症状は毎日起きている。
しかし、ろくすけよ――
立たなくなった後ろ足、なんとか復活しないだろうか。

● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。

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続:獣医師選びの方法教えます

”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。

獣医師選び|名医とヤブ医者

記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
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 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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