ピィ子の育児日記
この1週間(11月17日~11月23日)は、大きな進歩
この1週間は、懸案だった2つのことが大きく改善。
難航していた『伏せ』が出来始めて、そしてそしてトイレが、かなり出来るようになったかも。とは言え、両方ともまだ出来始めなので、これからが大事です。
2つの経過をご説明する前に、先週に続いてまた体が大きくなりました。
サークルの中で伸びあがったときに、なんと顔が完全に外に出ていたのです。
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先週も出ていたのですが、1週間たって、完全に顔が外に――
体重を計ると、ついに大台の10㎏です。
とうとう、伏せが出来たかも
これまでのピィ子は、『伏せ』のトレーニングで苦戦をしていました。
何が苦戦かというと、まるでその単語を知らないかのごとく、全く反応しないのです。
発音が悪いのかと思って、色々な言い方をしても、聞こえていないかのような反応でした。
『座れ』や『待て』はできるのですが、それらの覚え始めとは、全く反応が違います。何しろ無反応なのです。
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「もしかしたら、言語能力が低いのか?」
そんなことまで思っていたのですが、そこに救世主が現れました。
Withcatに記事を書いて下さっているボスさんが、『ピィ子に食べさせてあげて』といって、ご実家のお芋――ブランド芋で、今金男爵という名前――を送ってくださったのです。ピィ子はこのお芋にものすごく興味を示し、小さく割って食べさせてあげようとしたら、丸かじりで咥えたままでサークルの中に逃げ込んだほどでした。
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で、『伏せ』のトレーニングに使ってみるかと思って試したところ、すごい反応でした。もうお芋が欲しくて欲しくて、どうやったらもらえるかを考え始めた感じです。
色々な訳の分からないポーズをして、ようやく『伏せ』にたどりついたのです。
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とは言え、これですぐに『伏せ』をマスターというものでもなくて、それからの反復練習で段々と『伏せ』に使づいてきています。
今の段階では、それが行き過ぎてしまって、かちらが「伏せ!」と言う前に、お芋を見た途端に伏せるようになってしまっています。
コマンドをかけてから伏せられるようにこれからも訓練が続くピィ子です。
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しかし――、言葉が分からないのかと思っていた段階からすると、今のピィ子はもう名犬と言っても良いでしょう。皆さんに立派な伏せができる姿をお見せするのが楽しみです。
因みに、一度伏せたあとでは、『伏せて待て』の複合コマンドは効いています。
トイレも結構できるかも
これまで覚えそうでいて覚えないトイレ――
サークル内に閉じ込めている時にはほぼ完ぺき。サークル外でも、ご飯を食べた後など、特定の時にはサークル内のトイレには戻っていました。
しかし、遊んでやっているときなどは、もうどこにいてもしゃがみ込んで、オシッコをしてしまいます。ウンチもです。
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それが、なんと!
まだわずか1日だけのことなのですが、遠くにいても、サッとサークル内に駆け戻ってトイレをするようになりました。
本当にまだ1日だけのことなので、覚えたかどうか分からないのですが、4回続けてそれをやってくれたので、飼い主としては、大いに期待するところです。
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早い子なら1週間で覚えるそうで、「マジかよ」と思っていた懸案のトイレ。
3か月にして光明が見えてきました。
サークルから脱走するようになるまでに、覚えてもらいたいものです。
優しいね、ピィ子
先日散歩で、トボトボと歩いているワンコに出会いました。一見して老犬さんと分かる子で、それがまた絵にかいたような良い老犬振りです。
ピィ子はすれ違うワンコの全てに興味を持って挨拶に行くのですが、その老犬さんにも突進していきました。
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ピィ子はワンコに挨拶をするときに、全力で行ってしまいます。
感極まって立ち上がり、ヒグマのようなポーズになるので、小さい子からは怖がられ、同じくらいのサイズの子からは吠えられ、大きい子からはソッポを向かれてしまいます。
老犬さん相手なので、暴れないようにしっかりとリードを短く持っていたのですが、何とピィ子は、その老犬さんに鼻先をくっつけただけで挨拶が終わりました。
驚きです。こんなに優しい挨拶をしたピィ子は初めてみました。
ああ、いつの間にか、相手を見て加減ができるようになったんだな。ピィ子。
感動です。
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飼い主さんとお話をしたら、ワンコはシェルティでシェル君と言うそうです。
老犬アルバムにも登場していただくことになりました。
この1週間の変化
ピィ子の体重は今、10㎏です。この1週間では1200g増えました。
見たところ太った気配はなく、すこしあばら骨が浮く良い状態です。
成長期なので、主に縦に伸びたのでしょう。その結果が扉の写真のように、サークルの外にまで顔が出た姿です。
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子犬の成長は、もしかすると階段状に伸びる時があるのかもしれません。
体もそうですが、頭も。
この1週間で、『伏せ』と『トイレ』と『ワンコへの挨拶』が、一度に良くなったのは、もしかしたらそういうことなのかなあと思ったりします。
【体の変化】
9月14日の体重|4Kg
9月21日の体重|4.4Kg
9月28日の体重|5Kg
10月6日の体重|5.5Kg
10月13日の体重|6.1Kg
10月20日の体重|7.1Kg
10月27日の体重|7.4Kg
11月3日の体重|7.6Kg
11月10日の体重|8.1Kg
11月17日の体重|8.8Kg
11月24日の体重|10Kg ▶これが今回
②絶対に人も犬も噛まない → まずまず
③「伏せ」が、いつでもどこでも、長時間できる → 光明が見えてきました
②待て
③興奮時以外では、甘噛みはほぼしなくなりました。
④「座れ」、「座って待て」は、ほぼ出来るようになりました。
ピィ子について
毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。
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血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:散歩していないので分からず
その他:大食い
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む
――ピィ子の育児日記――
文:高栖匡躬
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――次話――
ピイ子がうちにきて14週間
ここにきて『トイレ』を定位置に移動させ、ピィ子を室内フリーに。
一緒にいるときは、ほぼ問題なしですが、お留守番はまだ難しそう。
そして、収まりかけていた甘噛みが再燃です。
今度は永久歯での甘噛みだから一大事。
さあ、躾だ。
――前話――
ピイ子がうちにきて12週間
先週は体が大きくなったのを実感。
胴回りはそのままで、長くなった印象です。
それと、まっすぐ歩ける距離が伸びてきて、ピーチーと行っていた、思い出の公園まで足がのばせました。
ロングリードでボール遊びをしてあげましたよ。
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――育児日記の1話目です――
ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。
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我が家がピーチーを迎えたときのこと
偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。
マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。
ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。
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犬を飼うということ
『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。
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もう一度、犬を飼うということ
愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は?
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。