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【犬の交配と出産】2度目は計画した出産でした ~振り向けば子だくさん(3/3)~【幸せになりなよ】

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振り向けば子だくさん_犬の妊娠と出産

撮影&文|ぶん太ママ 
 
このお話は

4匹の子犬が里子に出て、また元のぶん太とさくらの2匹だけの生活に。
やがて作者は「今度はしっかり計画して出産に臨んでみたい」と考えるようになります。

そして、さくら2度目の出産。
生まれてきた6匹はどうなっていくのでしょうか?
合計10匹もの子犬を育てた飼い主の気持ちは? そして出産に対する思いとは?

大切な命に関わること――、心中は複雑なのです。

こんな方へ:
愛犬に子供を産ませようと思っている|自分で子犬を取り上げたい|どんなことに気を付ければいいのか?|多頭飼いをしたい||経験者の体験談が聞きたい

 元の2匹に戻った我が家

4匹の子犬が産まれて賑やかだった我が家も、それぞれの子が里子に出て行くと、以前のように、ぶん太とさくらの2匹だけの生活に戻りました。

慌ただしかった日々が落ち着くと、私はやがてさくらが成犬として成熟した段階で、今度はしっかり計画して出産に臨んでみたいと思うようになりました。

家庭犬を交配させた際に最も障害となるのが、生まれた仔犬の引き取り先なのですが、これについては心配はしていませんでした。

1度目の出産で、早すぎるくらいにすんなりと里親が見つかりましたので、次も同じようにすれば、すぐに見つかるという安心感がありました。むしろ、もしも見つからなければ、今度こそ1匹は私の手元に残せるかなぁという思いもありました。

 

 2度目の自然交配

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妊娠中のさくら
 

2度目の出産は、さくらの母体が回復するのを待ち、3回目のヒートの時にしようと決めました。そこで次のヒートでは交配をしないように注意を払いました。具体的にはさくらにパンツをはかせ、ぶん太にマナーベルトをつけてこの時期を過ごしました。

私はこの時、メス犬のヒートのときのオス犬の状態を初めて知りました。
夜中にぶん太がしつこく鳴いてかわいそうでした。私はこの時、次の出産後にはぶん太とさくらの、去勢・避妊をしようと決めました。

さくらが3回目のヒートを迎えたのは、2005年の6月10日でした。
出血があってから11日~13日目が、最も妊娠の確立が高いと言われてる期間です。
私は日数を数え、6月20日から2日間に渡り2匹を自由にさせました。

そして私は、2匹のロッキング(ぶん太とさくらがおしりをつけ合わせ、離れられない状態)を目撃することができました。自然交配でした。

 

 2度目の妊娠確定

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妊娠中のさくら
 

検査は1度目と同じく4週間後です。
病院で診てもらうと、さくらは妊娠していました。そしてこの時点で、出産予定日は8月22日(9週間後)となりました。

2度目は計画的な妊娠だったので、1回目のように驚きはしませんでしたが、とても嬉しかったです。

私はぶん太とさくらの両方に、「やった~、すごいね」と声を掛けてあげました。
本当に計画とおりに妊娠することが出来て、びっくりしました。

妊娠したサクラですが、最初のうちは1度目と同じように、生活に大きな変化はありませんでした。しかし、ぶん太の方には少々困りました。

妊娠が分かると、家族の注意はどうしても母体――つまりさくら――に集まりがちになるものです。1度目の時にはそれが気に入らず、機嫌を悪くしていたぶん太でしたが、
家族でぶん太を優先し、構ってあげることで次第に気持ちは収まっていきました。

 

 ぶん太の方は

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妊娠中のさくら と ぶん太
 

しかし2度目のぶん太はちょっと違いました。機嫌の悪さを表現するために、2階にある母の寝室の布団の上で、うん〇をするようになってしまったのです。

ぶん太の態度から見て、あれは絶対に腹いせとしか考えられませんでした。以前より知恵が付いてきて、どうしたら自分が注目されるか、わかっていたような気がします。

私は夜寝るときには、必ず私のベッドでぶん太と一緒でした。枕を共有したり、腕まくらをしたり、この時間帯だけ私はぶん太にぴったり寄り添ってあげていました。
そのせいか、嫌がらせは専ら母の布団の上というのが笑えました。

自分たちの寝床はけっして汚さないぶん太ですから、絶対わかってやっているよねと話したものです。

この2回目も、同じように家族が気を付けて、ぶん太に気を遣ってあげるようにして、なんとか収まっていきましたが。 

 

 今度は6匹!

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レントゲン写真
 

さくらはお腹が大きくなってくると、1回目とは様子が違うことが分かってきました。お腹の大きさが前回とは明らかに違うのです。出産間近になってくると、さくらのお腹はもうパンパンで、身体が重いのか動きがゆっくりになり、胎動が感じられると寝ていられないようでした。それに加えて暑そうでもあり、かわいそうにさえ感じたほどです。

出産間近になると、またレントゲンを撮ったのですが、お腹の中には6匹の子犬がいました。1回目よりも2匹も多くお腹に抱えていた訳です。

交配の日から数えて、出産予定日は8月22日でした。
丁度折よく世間でいうお盆休みの頃です。私はその予定日の前後1週間を、犬の出産休暇と称して夏休みをとりました。

今度は最初から最後まで、立ち会うつもりでした。

 

 いよいよ出産

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――出産の日(2005年8月21日)――

夜遅くになってさくらは、持ち運び用の狭いゲージの中(さくらが1匹入れるくらいの大きさ)で、ガリガリ手足をバタつかせはじめました。この動作を見て、私たちは「いよいよ出産が始まるんだ」と思いました。

出産は夜中の23時から始まりました。

一回目で経験をしているので、私も母も慣れていはいましが、前回の4匹に対して今度は6匹。作業量は1.5倍です。長時間にわたる出産が予想されましたので、さくらには合間にミルクを飲ませ、体力を付けさせました。

 

 途中で寝ないで

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二回目の出産は順調でしたが、なにせ時刻が深夜だったもので、次の陣痛が来るまでにさくらが寝てしまいそうになって、起き続けてさせるのが大変でした。

「さくら、お願いだから途中で寝ないで、全部産んでから休もうね」
私と母は、常にさくらに声を掛け続けました。

結局、6匹目が生まれたのは、明け方の4時近くでした。
結果から見ると、一回目とほぼ同じ時間でさくらの二回目の出産は終わりました。

2度目は生まれた頭数が4匹から6匹と、一回目よりも多かったのですが、1回経験していましたし、良い感じで間隔が開いていたので、そんなに大変とは思いませんでした。子犬もある程度の大きさに成長していたので、扱いやすかったです。

幸いにも6匹とも、すぐにちゃんと鳴き声を発してくれました。

 

 おっぱいタイムの苦労

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ここからは二回目の子育てのお話です。
一回目とは少々異なることが幾つかありましたので、それを中心に書くことにします。

まずは授乳です。おっぱいの数は足りており、6匹が並んでお乳に吸い付くことが出来るのですが、ある程度の大きさになるとおっぱいタイムが大変でした。

一回目のときにも書いたことですが、おっぱいはどれも同じではなくて、乳が出るものと咥えやすいものとか、いろいろあるのです。前回は小さい子から順にオッパイタイムを決めていましたが、二回目ではさくらの授乳の助けになればという思いから、私たちが哺乳瓶でミルクをあげることにしました。

実はこれは前々から、次に子犬が産まれたら是非やってみたいと思っていたことでもありました。通常はここまでやる必要があるかどうかわかりませけれど。

その後、排せつさせるために、テッシュペーパーで刺激を与え、おしっことうんちをさせてました。

 

 離乳食に変わって

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離乳食中
 

離乳食に変わってからも、一回目と違うことがありました。

さくらは離乳食を与える頃になってから、自分で食べたものを子犬の前で吐き戻すようになりました。最初はびっくりしたのですが、もしかしたら母犬なりに子犬に離乳食を与えていたのかもしれません。

ぶん太も二度目には、自分なりに子育てに関わるようになりました。

ぶん太はゲージ越しに子犬を見せて、過ごさせていたのですが、ある時からぶん太は自分がもらったおやつ、子犬のをゲージの前に置いたり、さくらにあげたりするようになったのです。

 

 ぶん太の子育て

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生後1か月後あたりから、ちょこちょこ歩くようになる子犬たちは、ぶん太に積極的に向かっていくようになりました。犬が元々好きなぶん太は、なんなくそんな子犬たちの行動を受け入れているようでした。しかし自由過ぎる子犬が度を越えると、ぶん太が一喝しました。そうぷすると子犬たちは、すごすごゲージに戻るのです。

子犬たちがお腹をだすしぐさはぶん太が教えました。
子犬たちは日々の遊びで興奮してくると、ぶん太に一喝されるのですが、そうされるとすぐに寝転んでお腹を出すのです。

以前に子犬里親さんのところに、さくらとぶん太の2匹を連れて行って、会わせたことがあったのですが、子犬はさくらには甘えるしぐさをしますが、ぶん太にはお腹をだして寝そべってしまうのです。どの子もそうするものだから、笑ってしまいました。

子犬のときのしつけは、ずっとそのまま覚えているものなんだなぁと思ったものです。

 

 子犬の譲渡先

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さて、そして最も重要な事の1つ。子犬の譲渡先のお話です。

一回目のときはすんなりと行き先が決まったので、二回目も楽観していたのですが、さすがに6匹も生まれれば、全てに飼い主が決まるのは大変かもしれないと、内心では思ってました。しかしその心配も杞憂に終わりました。

妊婦犬さくらとぶん太といつも通り散歩していると、ご近所の方から「無事に生まれたときは声を掛けてください」とか、「是非子犬を見せてください」と声を掛けて頂くことが多くなったのです。
特にこちらから里親さんを探すでもなく、自然に飼い主が決まった感じで、1匹だけは弟の知り合いの方に引き取られましたが、後の5匹はご近所、あるいはご近所の方の親類の方のもとに貰われていきました。

 

 寂しさもありました

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全員の家族が決まって嬉しい反面で、私は一抹の寂しさも感じました。
「もしかしたら、飼い主が決まらない子が残るかも」という期待ももっていたのです。もしもそうだったならば、その子は堂々とうちの子に出来ますからね。

本記事をお読みになった方の中には、最初から1匹は家に残すと決めれば良いではないか、と思われるかもしれませんね。

でも、そこには私なりの、それができない理由がありました。

実は我が家は、元々が多頭飼い自体が大賛成という訳ではなかったのです。
それなのに、私が誰にも相談しないでさくらを迎えてしまったという経緯があったので、さくらとぶん太以上に犬が増えることに対して、家族に負い目がありました。

1匹飼うのと2匹飼うのが違うのと同様に、2匹と3匹も大きく違うだろうなぁということは、漠然とですが、容易に想像が出来ましたからね。

ただ、もし障害がある子が生まれたら、その子はうちで育てようという話しだけは家族とはしてましたけれど――

 

 最後の2匹のこと

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最後の2匹の飼い主が決まった時のことも書いておきましょう。

4匹の行き先が決まり残り2匹になったとき、3軒先のお宅の,、双子の小学生の親御さんが「2匹を譲って欲しい」と言ってこられたのです。初めて犬を飼う方だったので、2匹同時というのはどんなものかと不安に思い、ストレートにその旨を伝えたところ、先方は「二人それぞれ責任持って、1匹ずつ育てさせてたい」仰いました。

私からはこうも言いました。
「あぁ、でもこの黒の子は私が本当に可愛がっていて、出来ればうちに残したいと思っていた子なんですよね。どの子もみんなかわいいんですが、この子は黒だから決まらないと思っていたので、情が移ってて――」
我ながら未練たっぷりですね。
ちょっといじわるかなぁと思うほど、言いたい放題です。

しかし結局、先方のお子さんを思う熱意にほだされてしましました。
最後は「しっかり2匹とも可愛がってくださいね」と言って、ちょっとがっかりしながら、このお宅へお譲りすることに決めました。

これが6匹全ての子犬の譲渡先が決まった瞬間でした。

これは余談ですが、自宅で出産させて1匹を残す場合、先に自宅に残す子を決めるものなのでしょうかね? それとも最終的に最後まで残った子を自宅で飼うことにするのでしょうか? 我が家では実現しませんでしたが、どっちなのかなぁと考えたことがありました。

さくらの出産の時系列です

■一度目の出産
2004年(平成16年)5月26日
(さくらは、1歳になってません)

■二度目の出産
2005年(平成17年)8月21日
(さくら、2歳のときです)

 

 遺伝疾患への懸念

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この連載も終わりに近づきましたので、ここで交配をする場合に心配となる、遺伝性疾患への懸念についても簡単に触れておこうと思います。

純血種はどの犬種にも、遺伝で伝わりやすい病気があります。
トイプードルの場合は、膝蓋骨脱臼(パテラ )などが挙げられます。

遺伝性疾患の遺伝子を受け継いでいるかどうかを特定するには、DNA検査によって判断するしかありませんが、全ての病気にDNA検査が用意されている訳ではありません。
(因みにパテラにはDNA検査がありません)
また病気ごとに1つ1つ別の検査をすることになるので、遺伝性疾患と言われている病気を全て検査しようとすると、相当な費用が発生します。

本来であれば愛犬を繁殖させたブリーダーが、その血統を溯って検査をしてリスクを管理しているはずですので、性善説に従ってそれを信じるというのが1つの考え方だと思います。またブリーダーに直接問い合わせをしてみるのも、一つの手かもしれません。

さくらとぶん太の場合は、一回目の出産が予期せぬものであったため、全て後手後手でした。

さくらの場合は病気らしい病気をしていなかったので、あまり気にしませんでした。
一方ぶん太は、大腿骨骨頭手術をした経験があるので気になりました。それが遺伝性のものなのかどうかは分からないのですが、子犬をお譲りする際に里親さんにリスクとしてお伝えしました。

 

 引き渡しについて

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引き渡しの際には、予防接種及び健康診断をして頂き、生後2か月前の段階で、1匹が鼠径ヘルニア、1匹が停留睾丸ということが判明しました。こちらも遺伝によって起きたものなのかどうか、知る由もありませんので、里親さんには今後の起こりうるリスクとしてお話し、引き続き見守って頂くようにお願いしました。

愛犬に出産をさせる場合は、最悪のケースも考えておかなければならないと思います。前述したことと重複しますが、障害がある子が生まれたらどうするかということです。我が家では、もしもそのようなことがあれば、終生うちで育てようということだけは決めていました。

結果論にはなりますが、2匹が残した子犬たちは幸いにも長生きで、今もほとんどが存命中です。

 

 10匹のその後 

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10匹の子犬たちのその後をお知らせしておきましょう。

最初の4匹のうち、譲渡後も頻繁に会っていたのは3匹です。
内1匹はなんと出産も経験して、子犬の1匹は今もそのご家庭で、母犬と一緒に生活してます。つまり、さくらとぶん太とには孫も居るといいうことです。

隣のお宅にいった子は、時々怒られる声が聞こえてくるので、母とは「なんか悪さしてるみたいだね」と話し合います。

本当に本当に、一番子犬を可愛がってくれていたお姉さんがいましたが、その方は可哀そうなことに病気で亡くなってしまい、そこに行った子は、飼い主の後を追うように12歳で亡くなりました。

二回目の6匹のうち、譲渡後の詳細がわからないのは1匹のみです。

残りの5匹は全員健在で、内2匹は散歩コースも一緒でよく見かけます。
特にこの2匹は思い出深い子たち。そうです、あの双子ちゃん宅の2匹です。
今でも私に会うと、しっぽを振りながら近寄ってきてくれます。

私がこの手で取り上げた子犬たちは、もう14歳と15歳になります。
いずれも高齢犬と言われる年齢で、聞けばそれぞれ病気や加齢による体調の変化が表れているようです。

自分たちの手を離れた時点で、お任せすることに決めたので、こちらからは何も言いませんが、元はさくらとぶん太の子。それぞれのご家庭で本当に大切に育てられ、その様子を時々伺い知ることができて本当にうれしいです。

 

 振り向けば子だくさん

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振り向けば子だくさんだった、さくらとぶん太夫婦。

我が家では一回目出産では、親犬2匹を含めて合計6匹を。2回目の時には合計8匹の犬を、同時にお世話をすることになりました。

それはとても大変でしたが、貴重な経験でした。
さくらとぶん太には、ただただ感謝です。

そのさくらですが、亭主を置いて一足早く2018年2月11日に14歳6ヶ月で虹の橋へ。
ぶん太の方は、2019年11月11日に17歳4か月で恋女房を追っていきました。

今頃はきっと、向こうで夫婦仲良くやっていると思います。

――さくらへ――

子犬を引き離したとき、さくらは一時ちょっと悲しそうに見えましたが、その後散歩のときに子犬たちに会うと案外そっけなくて、むしろ逃げてましたね。こんな大きな子は知らないみたいな態度が、笑いを誘いました。

幼いときに出産子育てを立派にこなし、その後はのんびり過ごせたかな?
大きな病気をすることなく、私たちにも貴重な体験をさせてくれたさくら。
感謝してます。ありがとう。

――ぶん太へ――

ぶん太とさくらの子犬を見られて良かったよ。
私は、さくらだけの子犬なら望まなかった。

ぶん太は子犬と仲良かったし、イクメンパパでしたね。甘えん坊のぶん太の一面を見ることができて良かったよ。出産子育てとなるとどうしても母犬中心で、父犬の様子はわからないけれど、ぶん太のおかげでそれも見ることができました。
楽しかったです。ありがとう。

 今の子犬たち|まとめ

■10匹中2匹は、その後の詳細は不明。
■1匹は死亡。
■7匹は今も健在。
・1匹は出産し、子と共に暮らしている。
・裏のお宅で時々見かける。
・2匹は3軒隣の双子ちゃんのお宅。散歩中に会う。
・1匹は双子ちゃんの親戚。
・1匹は近くのお宅の親類の方へ。先日会いに来てくれました。
・1匹は弟の知り合いの方。浅草の方で年賀状のやり取りで近況報告。

 

 

――振り向けば子だくさん|おしまい――

作:ぶん太ママ

――前話――

犬の出産は楽だと考えがちですが、そうではありません。
人間と同じで、命がけの大事業なのです。
さくらは5時間もかけて4匹の子供を産みました。
そして次は子育て――
出産は可愛い子犬の姿を見て終わりではありません。
子犬たちはどうなった?

まとめ読み|うちのサクラちゃん②
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

www.withdog.site

――この連載の1話目です――

「うちの愛犬の子供が見てみたい」
そう考えたことはありませんか?
筆者は先代犬で考えました。真面目にお相手探しをした時期もあります。
なかなか実現しない夢なのですが、きちんと取り組めば出来ない事ではなさそうです。
さて、作者はどうしたのか?

 女房のさくらがうちに来るまで

出会いは突然でした。
1年前に飼い始めたぶん太で、トイプードルの魅力にはまってしまった私。
おやつを買おうと入ったペットショップに、その子はいました。
レッドカラーの女の子。美人系でなくてかわいい系の――
私の心はもうメロメロでした。

 ぶん太がうちに来るまで

愛犬の名は、菅原文太さんに因んだもの。
体調を崩した私を励まそうと、家族に迎えた犬でした。
ちんくしゃだった小さなトイプードルは、やがて名前通りの犬に育っていきました。
頑固で短気で喧嘩ぱやいのですが、女房のさくらには優しい犬に。

 

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