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【子犬の躾】うちにきて140日目 ~ピィ子の育児日記(その20)~【レモンを食べちゃった】

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ピィ子の子育て日記

うちにきて140日目 ~ピィ子の育児日記(その20)~
撮影&文|高栖匡躬
 

ピィ子はどうやら、景色が寒々しい雰囲気が嫌いみたいです。
気温が低い寒さも嫌いみたいですが、どんより曇っていて、見るからに寒々しいのはもっと嫌みたいで、外に出た途端に散歩を拒否します。

それでもなだめすかして歩くのですが、ある程度のところまで行くと『帰る!』のオーラ全開で、ちょっとリードを緩めると家に向かって駆け足です。

お前、それでも犬なのか?

 

こんな方に
犬を飼い始めた|躾・トレーニングを始めたが、なかなか難しい|トイレを覚えてくれない|まずは”座れ”と”待て”を教えたい||甘噛み、噛み癖で困っている|飼育本、躾本、ネット情報の通りに行かない|経験者の話を聞きたい
 

 この1週間(1月5日~1月11日)は、体重増がまた停滞

家族とずっと一緒だったお正月が終わり、また留守番も増えてきたピィ子です。
お正月中は昼間の暖かい時間帯に、公園まで連れて行って遊ばせたのですが、今は朝と夕方の散歩に戻りました。

前述のように寒々しいとすぐに家に帰りたがるので、運動はそれほどしていません。
朝夕合わせて、1Kmも歩いていない日もあります。運動量の多いブルテリアなのに、これでは太ってしまいそうですが、今は成長期のために、肥満の気配はありません。

体は益々縦に伸びた感じですが、この1週間では体重増はなし。
犬の成長は面白いです。
まあ、人間も毎週体重を計ったことがないので、もしかしたら犬だけがそうではなくて、人間も含めて哺乳類がそんなものなのかもしれません。

 

 親友に出会えた

ピイ子が家にきてから、ピィ子のハイテンションな「遊んで」アピールに全く動じなかったワンコがいました。

それが、ボストンテリアのルーク君。
ピィ子が伸びあがってヒグマのポーズをしたら、ルーク君も同じようにヒグマのポーズで応酬してきます。

飼い主さんから聞いたところでは、ルーク君も他のワンコにヒグマで「遊んで」アピールをするので、引かれてしまって友達がいないのだそう。
遊んでくれたのが、ピィ子が初めてだと感激されました。

それはこちらも同じです。ピィ子がちゃんと遊べたのはルーク君だけ。
似たもの同士の親友なのです。

しかし、ルーク君には2か月前くらいに1回あっただけでした。

それが遂に会えたのです。先日。
最初は一応挨拶を。

そして、すぐにお互いがヒグマ

またぜひお会いしたいものです。ルーク君。
ルーク君は、『家族になったよ』の写真を撮らせていただきました

 

 レモンを食べたピィ子

犬は酸っぱいものが嫌い。
だから柑橘系は嫌い!

そう信じていました。実際、先代犬のピーチーはそうで、ミカンの匂いさえも嫌っていて、近づけるとソッポを向いたものでした。

ところがピィ子、先日、ミカンよりももっと酸っぱいレモンをうまそうにガジガジしていました。

これ、絞ったレモンの欠片を、どうせ嫌いだろうと思ってローテーブルの上に置いていたのですが、ピィ子がそれを見つけて咥えたのです。
ただ咥えただけでなく、美味しそうにガジガジです。

面白くてツイッターに写真をUPしたところ、フォロワーさんのmiiさんから、ワンコにレモンはダメと教えてもらいました。
「えっ、本当に?!」
と驚いて調べてみると、そうでした。

嫌いで食べないとばかり思っていたので、調べもしていませんでした。

レモンの身は食べても大丈夫で、むしろ健康に良いらしいのですが、皮に中毒成分が含まれているのだとか。

幸いピィ子は身の部分をしゃぶっただけで、皮には歯形がついていなかったので一安心でした。

で、もしも皮を食べたらどうなるかというと、お腹を壊す場合があるとのことです。
それもまた一安心。チョコレートみたいに、命に関わるひどい中毒でもなさそう。

でも、これからは、皮もきちんと管理しなくてはと思いました。

それを調べていて、偶然に気が付きました。
ブドウはダメなのですね。こっちは、腎不全になる恐れがあって、結果的に命に関わることもあるのだとか。

そう言えば、頂き物のブドウは、一度たべさせたことがあったのです。
食べ物は気をつけなくてはと、再認識しました。

 

 クレートに引っ越しました

ピィ子は、トイレの失敗がほぼなくなってきた(まだ失敗はあります)ので、サークルからクレートに引っ越しをさせました。

クレートは先代犬のピーチーが14年間使っていたもので、そのお下がりです。

クレートはトイレのトレーニングにもなりますし、自分の居場所を確認させるためのトレーニングにもなります。それはピーチーが警察犬の学校に行った時に、トレーナーさんから教えてもらったことでした。

こんな感じで、ダメならすぐに元に戻せるように、サークルの1面だけ開けて、そこにクレートを入れました。

ピーチーもトイレをなかなか覚えられなくて、最終的にはクレートでトイレを覚えたのです。だからピィ子のトイレも、クレートで最後の仕上げのつもりです。

どうするかというと、クレート内に毛布とが段ボール箱を入れて、中で回転できないようにして、寝る時や外出時には、その状態で中に閉じ込めるのです。
犬はトイレの前にくるくると回転しますよね。それを止めてやると、オシッコもウンチもしないで我慢するのです。
で、ある程度の時間を入れておけば、出た時に必ず用を足しますので、そこで間違えないようにトイレに誘導するのです。

これ、中でおやつを食べていて、激しく首を振っています。

一見可哀そうに思えますが、そうではないとトレーナーさんから教えてもらいました。

犬は野生の状態で、獲物を待って、何日も飲まず食わずで同じ姿勢を保つのだそうです。だから、寝る時や留守番程度の時間あらば、問題なしということです。

ただ、子犬の間は膀胱が小さくて、30分に一回くらいオシッコをしますから、ある程度成長してからの話です。ピィ子もほぼ失敗が無くなってきたことと、回数が何時間かに1回まで減ってきたので、思い切ってクレートに切り替えました。

もうすっかり馴染んで、お気に入りの場所になってます。

ピーチーは311のとき、人間が揺れを感じる前に、クレートに飛び込みました。
だから、災害対策にもなりますね。
避難所に行くにも、慣れさせておくのは良いと思います。

 

 この1週間の変化

先週、1.7Kg増で11.25Kgになったピィ子ですが、この一週間の体重増はありませんでした。ただ、体は長くなっている様子。体重は恐らく、停滞期と増加期があるのだと思います。

ちょっと前は、体と不似合いなほど尻尾が太く長かったのですが、その印象は緩和されてきています。なので、その尻尾に見合うところまで体が大きくなったところで、成長が止まるのかなあと予想しています。

あと2周りまでは大きくならない感じでしょうかねえ。

でも、まだこれからも尻尾は成長するかもしれず。
犬は面白いですねえ。

 

さて、来週のピィ子はどうなるでしょうか?


【体の変化】

9月8日の体重|3.4Kg 
9月14日の体重|4Kg 
9月21日の体重|4.4Kg 
9月28日の体重|5Kg 
10月6日の体重|5.5Kg 
10月13日の体重|6.1Kg 
10月20日の体重|7.1Kg 
10月27日の体重|7.4Kg 
11月3日の体重|7.6Kg 
11月10日の体重|8.1Kg 
11月17日の体重|8.8Kg 
11月24日の体重|10Kg 
12月1日の体重|10Kg 
12月8日の体重|10Kg 
12月15日の体重|10Kg 
12月21日の体重|10.2Kg 
12月29日の体重|9.55Kg 
1月5日の体重|11.25Kg 
1月12日の体重|11.2Kg  これが今回
【今のピィ子の目標】
①室内でトイレができる → 結構良い感じですが、まだ失敗あり。
②絶対に人も犬も噛まない → 甘噛みトレーニング待ったなし
 甘噛みが、顎の強化とともに無視できない痛さになってきました。
③「伏せ」が、いつでもどこでも、長時間できる → 継続中
【これまでに達成できたプチ目標】
①座れ
②待て
③興奮時以外では、甘噛みはほぼしなくなりました。
④「座れ」、「座って待て」は、ほぼ出来るようになりました。

 

 ツイッターで呟いた内容です

ピィ子、アタチが増えたあ!!!

ピィ子、元々の置物は

ピィ子、レモンって、美味しいねえ。

ピィ子、狭いけど落ち着くねえ!!

ピィ子、あっ、ルーク君見っけ!!

ピィ子、今日は爽やかな朝ぁーー!!

ピィ子、うちに来て1週間の時の寝姿 #可愛い寝顔選手権

ピィ子、外、寒いぃーー

ピィ子、新しいハウスでおはようさん!

 ピィ子について

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
 ▶プロフィール
 ▶ 作者の一言
 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

――次話――

ピイ子がうちにきて21週間

我が家は横浜アリーナのすぐそば。
1月13日は成人式で、ピィ子と見物に――
といっても、人混みに慣れさせるトレーニングです。
大勢の新成人さんたちを縫うように歩く、興味津々のピィ子。
幸い誰の晴れ着も汚さず、興奮の散歩は終了。

www.withdog.site

――前話――

ピイ子がうちにきて19週間

とうとう体重が増加に転じた模様。
この1週間でまさかの1.7Kg増
そして、顎の力が急に強くなってきて、食べられなかった堅いオヤツも、最早ポッキー状態。
甘噛みがもう無視できなくなりました。
今週は特訓だ!
ストップ甘噛み!

www.withdog.site

 

――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家が先代犬のピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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