チョコラッの闘病記 第7章(7/7)
本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年10月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
3月21日 血液検査、全項目が基準値内
チョコラッの血液検査に行ってきました。
この1ヶ月、チョコラッが本当に元気で、コレはかなりPCV上がったな(良くなったな)と思っていたのですが、結果としては前回とほぼ変わらず横這いでした。
でも、全ての項目が基準値内。
(PCVはギリギリ基準値内の38.2)
暫く少し高めだった血小板数Platも、基準値内に収まりました。
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玄関まで歩いて行ったり、後追いしたり、比較的良く歩いていたし、リハビリ中に一瞬だけウサギさんみたいなダッシュも出来たから、かなり良くなったと思ったんだけどな。
次回1ヶ月後に数値が下がってなければ、血液検査の間隔を空けましょうと言われたけど、減薬についてのお話はなかった。
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河津桜は大分葉っぱが出てしまったけど
コレはコレで綺麗♡
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早咲きの桜と
雪柳のコラボです
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チョコラッ(右)なかなか良いお顔してるでしょ?
左端の主人の手にあるオヤツにはしゃいでいます。^ - ^
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コブシも木蓮も
満開でした
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菜の花の前でミツバチに扮したティアラ。
ご機嫌です♡
ママって信用ないのね、、、
先日、主人が出張で1週間家を留守にした。
結婚生活もう10年以上だけど、1週間も主人がいないなんて初。
でも、2ワンいるし、寂しくなんかないよね?!
と思っていた、、、のだが、、、
2ワンには寂しかったのか、はたまたママだけじゃ頼りないと思ったのか?!
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いつも並べたベッドで、2ワンはパパと寝る。
パパ居ないから、私の方に来てくれるのかな?
――と期待したら、、大反乱_| ̄|○ il||li
ティアラはなんと居間のソファーで寝た(><)
「パパが帰って来ないのに、ベッドなんかで寝てられないよ!」
とでも思ったのかな?
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チョコラッは私と寝てたのに、普段は怖がって降りないローベッドから自力で降り、
パパのお部屋の前で鳴き叫び_| ̄|○ il||li
「パパ!お部屋開けて!!」
って感じでギャンギャン。
イヤイヤ、パパは別に部屋には篭ってないから。
チョコラッも結局、居間の自分のベッドで寝た、、、。
誰もママと寝てくれない!!
2日目からは観念したのか、ベッドで一緒に寝てくれたけど――
なんと信用のない私(´∩ω∩`)
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1週間後、パパが帰ってきてチョコラッは大喜び!
ティアラは「ぶっすぅー」って不貞腐れ態度(^-^;
暫く家族団欒にも加わらず、かなり不貞腐れモードだったティアラ。
素直じゃないんだな(苦笑)
大好きなお散歩とオヤツでご機嫌治ったティアラです。( ´ ▽ ` )
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桜のお写真幾つか載せますね
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右がいつまでも不貞腐れてたティアラ
左がパパお部屋開けて!と騒いだチョコラッ
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右チョコラッ11才
左ティアラ9才
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少しピンクがかった桜が可愛くて好きです^ - ^
咲いた途端に寒くなって
もう暫くは満開の桜が楽しめそうです♡
いつも応援、見守りありがとうございます!
この病気を更に知るために
一般的な貧血の症状と見分け方は、こちらの診察記に書かれています。
まずは貧血かどうかを、飼い主さん自身が見分けましょう。
当事者の苦労について語られた記事です。
『免疫介在性溶血性貧血』と『非再生性免疫介在性貧血』の違い。
悪化した場合の、献血犬の探し方などに触れています。
『非再生性免疫介在性貧血』の原因となる、『自己免疫不全』について語られた記事です。『自己免疫不全』は確定診断されていないだけで、多くの犬で起きている可能性があります。
この闘病記の経過
非再生性免疫介在性貧血 闘病記
病気の発覚から病名が分かるまで
2016年10月25日~11月2日
本当の確定診断まで
2016年11月5日~11月24日
先の見えない、はじめの半年
2016年12月14日~2017年4月23日
1年生存率5割って
2016年5月6日~2017年10月14日
1年は過ぎたけれど
2017年10月20日~2018年4月20日
2年生存を目指して
2018年4月22日~2018年10月31日
▶ついに3年目に突入 (本章)
2018年11月16日~2019年3月21日
――ついに3年目に突入(7/7)・おわり――
文:らぶプー
▶らぶプー:他の作品一覧
――次話――
チョコラッの闘病記|最終話
闘病が始まったのは2016年の10月から。
#非再生性免疫介在性貧血 は難病で、1年生存率が50%。
それから5年弱が過ぎ、チョコラッなんと寛解。
同じ病気や、免疫系の難病を抱えるワンコの励ましになればと綴った闘病記。
遂に最終話です。
――前話――
血液検査の結果、PCVがやっと正常値に!
相変わらず低いのですが、それでも正常値の枠に入ると飼い主の気持ちも違います。
病気(非再生性免疫介在性貧血)は治っていないけれど、症状(貧血)は治まっているという状態。
これだって元気の一つ。
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――この章の1話目です――
チョコラッの闘病は、発病から3年目に入りました。
長期の闘病記で気付くことは、犬も飼い主も四六時中病気と闘っているのではないということ。
そんな日常の中で、発見があります。
アレ、チョコラッ、歯茎が赤くなってきた?――
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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ペットの闘病を考える記事です。
闘病の奇跡は呼び込むもの
闘病記を読むと、奇跡的に治るという表現に時々出会います。
しかし奇跡は、待っていて起きるものではありません。
奇跡が起きる確率は、努力で上げることができます。
医師まかせにせず、とにかく情報を集めて分析する事です。
その中に、もしかすると答えがあるかもしれません。
セカンドオピニオンと二次診療
街の獣医師の技術と経験には大きな差があります。知識にも差があります。
なぜなら街の獣医師は、内科医であり、外科医であり、犬や猫だけでなく、ネズミも鳥も診察するのが役割です。病気ごとの専門医ではないのです。
セカンドオピニオンと二次診療は、街の獣医師の足りない部分を埋める、重要な手段と言えます。
高度医療という選択肢
動物にも高度医療があります。
それは人間で実績のある治療を、いち早く動物医療に転用するものです。
医療は日進月歩。昨日治らなかった病気が、今日は直るかもしれません。
高度医療は病気を治す手段としては有効な選択肢です。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。