ピーチーの闘病記:癲癇(てんかん)編
結局ピーチーはMRIの検査を受けることにしました。
これはその検査の前日に書いた記事です。
ピーチーの癲癇はあまりにも急に悪くなっていたので、医師の診立てでは、ほぼ脳腫瘍に違いないだろと言われていました。もしもそうであったなら、積極的な治療はしないつもりでいたので、検査をしても無意味だという事も考えました。
そしてもう一つ、当時は検査費用がものすごく高くて(今でも結構高いようですが)、そこまでやるべきなのか? という迷いもありましたが。
それでもやはり検査をしようと思ったには、ある理由がありました。
当時のブログより
※文体は執筆当時のままです。
最近のピーチーは、なんとなく発作が来そうな予兆はあるものの、幸い発症にはいたらずです。もしかしたら、大発作ではないというだけで、小さな発作は来ているのかもしれません。
癲癇には、足が震えるだけという発作もあるそうなので……
●
明日は、以前から予約していたMRI検査の日です。
結果は以下の3通りが考えられます。
最良の結果は、
脳炎など、対処のしようがある病変がみつかること。
つまり、治療をすれば治るということです。
次に良い結果は、
悪いものが何も見つからないこと。
一見悪いものが見つからないのは良いことのように思えますが、ピーチーの場合は既に起きている重度の癲癇(てんかん)が、、原因不明のであることを意味します。
最も悪い結果は、
脳腫瘍が見つかること。
●
色々調べてみると次のような記述を見つけました。
『発作を主訴としてMRI検査を実施した8才以上の犬猫のうち、約37%で脳腫瘍が発見されています』
更に『頭蓋外腫瘍の脳への浸潤』というのが4%あるそうなので、確率的にはその2つを合計した41%、が困った結果ということになります。
●
そして――、犬のMRI検査は全身麻酔だそうです。
高齢犬は麻酔のリスクが高まるので、そのまま目が覚めずに亡くなってしまうこともあるとのこと。我が家では、もしも脳腫瘍だったら、治療は受けさせないことに決めています。だから、検査自体を受けても仕方がないんじゃないかなとも思いました。
MRI検査を行うことにした理由
結局、検査を受けることに決めたのは、以下の理由です。
1.癲癇の11%は脳炎が原因であり、そのうちの何割かは薬の投与が可能
・脳炎であるならば、発作という現象に対する対処療法はなく、根治治療が行える可能性がある。
・その治療を行おうとするなら、原因をつかまなければならない。
2.脳腫瘍だった場合は、この先の展開が見えてくる
・おおよそでも余命を知れれば、その間に集中して最も良い対応ができる。
3.ピーチーの症状は、今も悪くなっていってきている
・今後もっと悪化する可能性が高い。
・後日結局MRI検査ということになるくらいなら、体力のある今の方が良い。
4.ピーチーは全身麻酔には強いはず
・ピーチーは今まで、何だかんだで10回くらい全身麻酔を経験している。
・薬に対する根本的なアレルギー反応はないはず。
● ● ●
明日はうちの奥さんと二人で検査に立ち会います。麻酔から目が覚めないというリスクは低いと思いますが、それでも万が一の場合は、明日がお別れになるかも知れないので……。
そうだ、今日は景気づけに、大好きなウニを買ってやろう。
ウニを食べて、頑張るんだぞ、ピーチー!
(ピーチーはウニが大好物なのです)
●
おまけ 1
去年の誕生日にウニを食べるピーチー
贅沢にも、ひと箱まるごともらったんだよね
もっとちびちび食えよ、もったいないんだから
●
おまけ 2
ちなみに、豚の耳や鼻も大好き。
耳はそこそこ持つけど、鼻は一瞬で完食
――癲癇闘病記・発作は嫌いよ(10/31)つづく――
文:高栖匡躬
▶プロフィール
▶ 作者の一言
▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介
Follow @peachy_love
――次話――
発作は嫌いよ|11/31
「症状を総合すると、脳の中に何かがあるというのはまず間違いないでしょう」
MRI検査の前に、担当医が言った言葉です。
何かあるとすれば、脳腫瘍以外に思いつきません。
高齢犬なので、麻酔のリスクもあります。
それでもやはり検査に踏み切りました。
――前話――
発作は嫌いよ|9/31
癲癇の発作が起きた時、気を付けた方が良いことをまとめました。
ネットの医療記事は通り一遍なので、飼い主目線の実感です。
あまり書かれていない事は、
・一人で病院に連れて行くならタクシーで
・最初のトイレに気を付ける
・ごはんと薬の時間を分ける
――この記事の初回です――
発作は嫌いよ|1/31
我が家の愛犬、ピーチーの癲癇闘病記です。
それはある日突然の発作からはじまりました。
予備知識もなく駆け込んだ救急病院。
発作は1回限りのものかもしれず、まずは様子見だそうです。
――僅かな希望
しかし、発作はその後も繰り返し襲ってきました。
おすすめの関連記事です
自己免疫不全|実は身近で起きていることかも
2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。
しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。
●
ステロイドの体験談|怖がらなくていい
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
要は、ステロイド剤は飲むのも工夫、減らすのも工夫なのです。