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【ピィ子の成長日記】まさかの関節炎【免疫系の疾患でないことを祈るのみ】

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ピィ子の成長日記

うちにきて1165日目 ~ピィ子の成長日記|99~
撮影&文|高栖匡躬
 

このところ、左後ろ足を持ち上げて庇うようにしていたピィ子。
ソファから飛び降りた時に、捻挫でもしたのかなと思っていたのですが、いつもよりも長く続くので病院に行ってみると……

 

 左後ろ足を庇い始めたピィ子

ピィ子が左後ろ足を持ち上げて、びっこを引くように歩き始めたのは10日ほど前。
おかしいなと思って観察しても、すぐに元に戻ります。
強めに触っても手も、足を曲げてみても痛がりませんし、ボールを見せたりするといつものように駆け出すし、伸びあがってボールをくれとねだるし、それほど心配することはないかと様子見を。

 

ピィ子は時々こんなことがあるので、ソファーには犬用の階段がつけたのですが、それでも興奮すると大ジャンプで飛び降りたりします。
前足を持ち上げて歩いたり、後ろ足を持ち上げて歩いたことも過去に何度かあったのですが、3日ほどで回復していました。

しかし今回はいつもより長く続く……
そこで念のためにと動物病院へ。

 

ピィ子の主治医も触診し、足を折りたたんでみてから、レントゲンを撮りました。
映ったのは左脚の関節付近の炎症と、膝蓋骨が浮いている症状。

下にそのレントゲン写真を載せます。
左が正常な右足。右側が左足で膝蓋骨が浮いています。

炎症なのは間違いなく、足を浮かしているのはその痛みが理由。ブルテリアは痛みに強い犬種なので、ピィ子は痛がっているようには見えず、本犬も違和感程度に感じているのかもしれません。

さて、その炎症の原因は大きくは3つ。

①膝蓋骨脱臼によって骨がこすれて、その刺激で炎症を起こした。
②何らかの菌が入って炎症を起こした。
③自己免疫不全による多発性関節炎

①ならばまずは薬で炎症を抑えて、同じことが度々起きるようなら時期を見て手術をして、浮いた骨を固定する。
②ならば抗生剤で菌をやっつける。

問題は③で、これはピーチーにも起きたこと。
自己免疫不全は何でもありなので、今回は関節炎でも、いつか内臓のどこかで炎症を起こす恐れがあります。

ピーチーの場合は、劇症肝炎、多発性関節炎、難聴、癲癇などが起きました。特に劇症肝炎では死の一歩手前まで行っています。

自己免疫不全の記事はこちらに。

 

自己免疫不全は診断がつかないのが特徴で、色々と治療を試みた末、効果が現れないので最後に疑うのがこれ。つまり厄介なのです。

希望的には①であってくれること。しかし医師が疑っているのは③も含めて。
ひとまずは②の可能性を潰すために、膝周辺から体液を採取しました。
下の写真が膝の毛を剃られたピィ子。

培養検査の結果が出るのは1週間後。
今は抗生剤と痛み止めを飲んでいて、幸いよく効いている模様。
今後の治療方針は1週間後に相談することになります。

どうか大事にはならないでね。

 

 11月13日~11月19日のツイッターです

ピィ子の成長日記|98

『君が旅立つまでのこと』~ようこそペットロス~

う、動けないぃ

雨がやんだぞ、散歩に行こうか

電飾トラックが走ってたよ

いつも一緒だよ!!

ご飯を食べてまったり

湧き上がる衝動!!

でも、降りるのは苦手

『君が旅立つまでのこと』キャンペーン予告

アクビー

『君が旅立つまでのこと』

 11月20日~11月26日のツイッターです

今年もセイコガニのシーズン!!

走ってくるピィ子

興奮するピィ子

セコガニ食べたぁ〜♫

ご飯を食べる前と後

しまホイ没収💢

今日は日向で寝てるよ

ピィ子病院へ

 ピィ子について

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い(と思っていたが、実はそうでもないかも)
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
 ▶プロフィール
 ▶ 作者の一言
 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

――次話――

ピィ子の成長日記|100

紆余曲折あって、膝蓋骨脱臼の手術を受けることにしたピィ子。
しかし当日の専門医の診察で、まさかの手術延期。
理由はなるほど納得。専門医は知見が広いのだなあと思う。
セカンドオピニオンの重要さを改めて認識。
しかも今回はサードオピニオン。

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――前話――

ピィ子の成長日記|98

先週のピィ子は3泊4日のお留守番。
ペットホテルはこれが2度目です。
1度目は1年ほど前で、ホテルで遊んでもらってご機嫌で帰ってきました。
今回は憮然とした顔で、家に帰ろうとしません。
気に入らない模様。
成長すると考えも複雑になるみたいです。

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――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家が先代犬のピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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