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【ピィ子の成長日記】膝蓋骨脱臼はグレード3【前十字靭帯の断裂はなし】

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ピィ子の成長日記

うちにきて1193日目 ~ピィ子の成長日記|101~
撮影&文|高栖匡躬
 

11月から左後ろ足を痛めていたピィ子。
主治医、セカンドオピニオン、整形外科の専門医によろサードオピニオンを経て、膝蓋骨脱臼の手術を受けました。
現在は手術を終えて療養中です。

さて、ピィ子が当事者になるまでは病名だけは知っていた膝蓋骨脱臼も、医師から説明を聞いたり、自分で調べたりして随分と知識を得ました。

今では手術の是非を含め、色々と考えることがあります。

 

 結局選択したのは外科手術でした

12月16日、ピィ子は膝蓋骨脱臼を治療する手術を受けました。

手術の前(患部を切開する前)の段階で、前十字靭帯断裂の疑いがあったため、膝蓋骨脱臼と前十字靭帯断裂のどちらにも対応できるように、準備を整えてからの手術です。
(専門医の口ぶりから、前十字靭帯断裂の可能性はかなり高いようでした)

切開して患部を目視した結果としては下記だったそうです。

前十字靭帯は健全な状態で、膝蓋骨脱臼のみであった。
膝蓋骨脱臼はグレード3ではあるが、稀にみる悪さだったとのこと。
 ・軟骨の摩耗具合がひどい
 ・膝の関節には、出来たばかりの穴がある
 (医師は穴と表現したが、貫通した穴ではなく丸い凹みのようなもの)
  があった。
骨の変形具合からして、かなり前から脱臼は起きている。
 ・足を庇い始めたのが11月中旬だがそれよりも前という意味。
 ・例えば1年半前から起きていたという時間感覚

上記②の穴が出来たのが決定打となって、痛み始めたのだろう

 

手術の内容は、下記です。
1.膝の骨に深い溝を掘り、膝蓋骨が左右にずれないようにするガイドを形成した2.膝下の変形した骨を一旦切断。
   まっすぐになるように繋ぎなおしてボルトで固定。
   (膝蓋骨が真っすぐに膝の骨の上に乗って、膝下までまっすぐに健が伸びるように整形)

手術の写真を見ると、かなりの大手術のようでした。

膝蓋骨脱臼の手術は、簡単なものはワイアーで膝蓋骨を固定するもので、40分程度で終わるもののようですが、ピィ子の場合は2時間半かかっています。

 

手術後はまだ麻酔から覚め切っていないので、ピィ子に面会は出来なかったのですが、翌日に会いに行くと、何とピィ子はもう自分で歩いていました。

犬は強いと実感した瞬間でした。

骨を切断したということは、骨折と同じ状態です。
人間であればベッドで寝た状態で、足を吊り下げられて固定されていたことでしょう。

そこから毎日面会に行きましたが、日に日に状態が良くなっていきました。
手術から4日目では小走りして、後ろ足だけで立って壁に伸びあがるほどです。
(運動は控えなければならないので、慌てて押しとどめました)

 

退院したのは5日目。
手術日も含めれば僅か6日の入院期間です。

本日の時点で手術日から10日経過し、まだ激しい運動は出来ません。
概ね1か月半が安静期間とのこと。

1月末まで異常が起きなければ、ひとまずは大丈夫ということになります。

 

今回の手術を経験し、膝蓋骨脱臼に関してはかなり知識を得ました。
ツイッターでは手術の是非を含め、愛犬で経験された方からのアドバイスもいただきました。

結果として、ピィ子は手術を受けて正解だったのですが、それは今回患部を切開してみて初めて分かったことです。どのような場合も手術が良いとは言えないことも良く分かりました。

ピィ子の回復度合いの報告も兼ねて、手術のメリットデメリットは、飼い主の目線からもう一度まとめなおそうと思っています。

ひとまずは、手術が成功して一安心です。

 

 12月11日~12月17日のツイッターです

ピィ子の成長日記|100

微妙だけど、赤!と思わせといて、緑!

緑のポンチョに赤マント

フグは皮も美味しいよね

ああ、外が気になる

今日は大人しく寝てました

リンゴもかなり好き

老犬アルバムVol.2をKindle化

診察前のピィ子

診察室のピィ子

病院に呼ばれて行ってきました

膝蓋骨脱臼自体はかなり前から起きていた模様

入院は5日間

今日は面会できず

オチリが寒いよ

お尻から腿の毛が刈られていて

 12月18日~12月24日のツイッターです

今日も面会に行ってきました

今日のピィ子

じっとしていません

ピィ子、明日退院が決まりました!

ピィ子のレントゲン

ピィ子の居場所

退院前の診察

帰ってきたよ♫

意外に体が柔らかいピィ子

ピィ子再び病院へ…

皆さんメリークリスマス!!

居ないと何だか寂しいねえ

クリスマスが来るとハナちゃんを思い出す

 ピィ子について

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い(と思っていたが、実はそうでもないかも)
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
 ▶プロフィール
 ▶ 作者の一言
 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

――次話――

ピィ子の成長日記|102

ピィ子の手術後の経過は順調です。
サークルに入っていると退屈で吠えたり暴れたり。
少しの間だけと外に出すと、飼い主の目を盗んで40㎝の高さのソファーに、ヒョイと飛び乗ってしまうほど。
回復は嬉しいのですが、別の心配が増えてきています。

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――前話――

ピィ子の成長日記|100

紆余曲折あって、膝蓋骨脱臼の手術を受けることにしたピィ子。
しかし当日の専門医の診察で、まさかの手術延期。
理由はなるほど納得。専門医は知見が広いのだなあと思う。
セカンドオピニオンの重要さを改めて認識。
しかも今回はサードオピニオン。

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――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家が先代犬のピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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