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【ピィ子の成長日記】なんと今度は関節炎【膝蓋骨脱臼の手術の後遺症だって】

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ピィ子の成長日記

うちにきて1978日目 ~ピィ子の成長日記|153~
撮影&文|高栖匡躬
 

1か月ほど前から、なんとなくピィ子の様子がおかしい。
朝起きた時に、左後足をビッコを引いているのです。
その足は、2年前に膝蓋骨脱臼で手術をした足。
もしや再発したか?

 

 寝起きだけ足が浮いている

ある朝、ふと気づくと、ピィ子が左後足を床に付けていません。
歩いてもその足だけ浮いて、ケンケンしている感じです。
様子を見ていると、それは1分ほどの短い時間で、その後は普通に歩きます。
ちょっと嫌な予感。

というのも実はピィ子は2年前、その左後足を、膝蓋骨脱臼で手術をしています。
それは膝の皿が簡単に外れる症状で、放っておくと靭帯を損傷する恐れがあり(検査の時点では、もう損傷している可能性が高いとのこと)、専門医で手術をしました。

曲がっていた骨を一旦カットして、ボルトでつなぎ合わせて補正し、更に膝の皿がずれないように、骨を削ってガイドになる溝を作るというものでした。

結構な大手術です。

 

手術は成功し、幸い靭帯は損傷していませんでした。
3か月ほどのリハビリ期間を置いて、普通に歩けるようになりました。
ただ、全力で走るようなことは控えるようになりました。
ただ、テンション高めの性格なので、ちょっとしてことで嬉しくなって部屋中を走り回ったり、ソファーから飛び降りたりします。

嫌な予感というのは、何かの拍子にまた膝蓋骨脱臼が再発したかもと思ったのでした。

ただ、再手術となると関節をまるごと金属に入れ替えるという、前よりももっと大掛かりな手術になります。

足が浮いている最中に、結構強めにその部分を触っても膝の皿は動きませんし、本犬は痛がっているようではありません。

少し様子見をすることにしました。

ピィ子は前足を時々痛めて、お手をするように上げている時があって、それと同じかもしれないと思いました。

 

様子見をしていると、2日ほすると普通に歩いているようです。
これなら大丈夫と思って、そのまま様子見が続きました。

その後ですが、しばらくすると同じことが置き始めました。
朝起きたときだけでなく、昼寝をしているときもそうでした。
要するに、一旦寝て起きる度に、1分間ビッコを引くのです。

やはり心配になって、主治医に診てもらいました。

 

診断の結果は、関節炎とのこと。

①膝蓋骨脱臼だけでなく骨の整形手術では、術後の関節炎はセットのようなもの。
②左右の足の筋肉量から推測すると、かなり前から痛みを感じて、右足に負担を掛けていたのだろう。
③患部周辺の骨にも角が伸びたような変形が見られる。それも痛みの原因の一つ。そこを削ればある程度痛みは軽減するだろうが、変形はまた起きる。
④根治する方法は無いので、痛み止めを飲み続けるしかない。

痛み止めを飲んでいれば、生活には支障はない。
ただ、基本的には一生薬を飲み続けることになる。

 

痛みがあると聞い処方する痛み止めは、よく効くが長く飲み続けると体にダメージがある。そこでダメージが少ない薬を選ぶことになる。

A.痛みをブロックする注射で、月一回。
B.副反応が少ない飲み薬。こちらは毎日。

費用はどちらも似たような者で、月額1万円程度。(Aが若干高め)
どちらが体に合うかは、飲んでみないと分からない。
また1つの薬で効かない場合は、2つを併用することになる。

ピィ子は今5歳。
薬は段々効かなくなるものだし、あと10年薬を続けるとしてどの順番で試すのがダメージが少ないかと考え、まずはAを試すことに。

 

幸いにも薬がよく効いて、注射を打ったその日から、起きたばかりの時にもビッコを引かなくなりました。痛みが無い状態が快適なようで、今は一日中、元気に動き回っています。

ブルテリアは痛みに強い犬種で、先代犬のピーチーは前足の指を骨折していてもフリスビーを追いかけて全力疾走をしたものです。またヘルニアが悪化した馬尾症候群になったときも、普通の犬なら痛みで立ち上がることも出来ない状態のはずなのに、棒を追いかけて走り回っていました。

そのブルテリアがビッコを引くと言うのは、きっと相当に痛かったのでしょう。

 

尚、Aの注射の効きがどれくらいの期間続くか分からないので、まずは月1本と決めないで、1本目を打ってからどれくらいでまた痛がるかを観察することにしました。
希望的に考えると、年に2、3回、寒い時期にだけ打つような使い方だと、ダメージが少ないだろうなと思います。

人間でも若い頃に骨折した足が、冬になると痛むと言う話はよく聞きます。
(主治医にその話をすると、それはエビデンスが無い迷信だと言われましたが、実際によく聞く話ですし)

さて、ピィ子はどんな経過になるでしょう。
なるべく長く薬が効いて欲しいのですが。

 

2月2日~2月8日のX(ツイッター)です

ピィ子の成長日記|152

お尻が浮いて臨戦体制

恵方巻き食べたいなぁ

恵方巻き食べたぁ

またまたニューポンチョ

さっむーい

不思議な生き物

2月9日~2月15日のX(ツイッター)です

日向でポカポカ

日向でしまホイ

一本釣りぃ

風が強いから

ピィ子のお土産

チョコレートにご注意を

2月16日~2月22日のX(ツイッター)です

今日も骨をガジガジ

今日はイチゴが安かった

やっぱり足の調子が良くない

今日は横アリにゆずが

大切にしてね

睨まれちゃった

ブルテリアの毛布

2月23日~3月1日のX(ツイッター)です

オチリを掻き掻き

走ってご飯をねだりに来る

ペットホテルでお泊り

お芋を食べました

おやすみー

おはよー

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い(と思っていたが、実はそうでもないかも)
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
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――次話――

ピィ子の成長日記|154

桜が散り始めました。
盛大な桜吹雪です。
2週間前までは蕾だったのにねえ。
先代犬のピーチーは、桜が咲くころに天国にいったので、桜の花を見ると思い出します。
そして今日は今年二度目のお花見。
これからもピィ子と、何度も桜を見れますように。

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――前話――

ピィ子の成長日記|152

ピィ子は基本裸族。服が嫌い。
でも短毛なので冬に裸は寒い。
そんなピィ子が唯一着てくれたのがポンチョーー
うちに来て5年。
10着以上買い替えながらずっと着続けた、相棒のポンチョがとうとう廃版に。
さよなら、ありがとう、思いでのポンチョ。
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――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家が先代犬のピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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