ペットの安楽死、飼い主が考えたこと
前回は記事を読まれた方が、自分なりに安楽死を考える時のガイドになるように、筆者の考えをまとめて見ました。
今回の記事は、以前に安楽死をテーマにした記事を書いた際に、読者の方々からいただいたコメントをまとめてみました。
また、昨日の記事に対していただいたばかりの、Twitterにいただいたコメントもまとめました。
複数の方の意見を知ることは、きっと安楽死を考える際の助けになると思います。
【目次】
- ペットの安楽死、飼い主が考えたこと
- 安楽死に関するご意見です
- ■ 読者のご意見_1 難しい選択
- ■ 読者のご意見_2 難しい問題である
- ■ 読者のご意見_3 安楽死を選んだ経験がある
- ■ 読者のご意見_4 安楽死は反対ではありませんが……
- ■ 読者のご意見_5 友人の愛犬は、骨肉腫でもがき苦しんだ
- ■ 読者のご意見_6 愛犬の苦痛をとるためならば選択する
- ■Twitterでのご意見_1 犬にも尊厳死はあっていい
- ■Twitterでのご意見_2 苦しむのであれば、安楽死を決断する
- ■Twitterでのご意見_3 治療しても治らないのなら、安楽死を選ぶと思う
- ■Twitterでのご意見_4 しなくて良かったとお今も思う
- ■Twitterでのご意見_5 簡単に決断できないし、簡単に考えもまとまらない
- ■Twitterでのご意見_6 いざとなったら選択できなかった
- ■Twitterでのご意見_7 どちらを選んでも後悔すると思う
- ■Twitterでのご意見_8 獣医師から「私は生かすのが仕事なんです」と言われた
- ■Twitterでのご意見_9 覚悟はしてたが最後の最後まで悩み続けた
- ■Twitterでのご意見_10 激しい痛みを見て、安楽死を選択した
- ■Twitterでのご意見_11 最後は、痛みに苦しんでたった1人ぽっちで亡くなっていった
- ■Twitterでのご意見_12 あの時どうするべきだったのか、未だに分からない
- 安楽死を決断した事例
- 皆さんのご意見を読んで、どう思いましたか?
- ペットの看取りの記録です
安楽死に関するご意見です
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■ 読者のご意見_1 難しい選択
安楽死。
難しい選択だと思います。
初代犬モモは、突然死。12才でした。
パタンと倒れてそれっきり。
3代目の杏子は去年血管肉腫で、立たなくなって慌てて病院へ亡くなったのは3日目でした。
先生に1番に聞いたのは、「苦しいですか?痛みはありますか?」でした。
たまたまですが、出来たのが苦しむや場所で泣く、心臓や肺に転移はなく、このまま眠るようにお星様になると…
痛みや苦しい様であれば、安楽死を選択していたでしょう。
もし、自分なら…
人の安楽死は認められてないですが、もし認められていたら苦しかったり、痛みがあれば私も安楽死を選択するでしょう。
あくまでも、自分の考えではあると思いますが…。
安楽死、難しいですよね。でも、大切なことだから、難しくて悩むくらいが丁度良いようにも思いますね。
欧米では(とは言っても、全部が全部ではないようですが)、癌と診断されたら第一の選択肢が、苦しむ前に、まだ元気なうちに安楽死なのだそうです。
うちの場合は、海外の方に愛犬の闘病の話をしたら、複数の人から「可哀そうに、安楽死させてあげなきゃ」って言われちゃいましたからね。
あんまりあっさりしすぎも、どうかなと思います。
でも、愛犬が治らない病気になったら、今度は飼い主の心を救うのも大事で、そのためにも安楽死は大事だと思います。
徹底的に闘病していたら、精神的にボロボロになる飼い主さんが多いでしょう。
本当なら、獣医さんが飼い主さんの心の状態を気極めて、うまくケアしながら、納得の行く安楽死を勧めてくれるのが良いと思うんですけどね。
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■ 読者のご意見_2 難しい問題である
とってもとっても難しい問題です。
その時の病気の状態がどの様なものなのか?
痛みや意識はあるのか?
その時にならなければ決断出来ないと思います。
生きようとしていると感じたら、安楽死は出来ない。
その苦しさを見ないと、安楽死を決断出来ない。
楽にしてあげたいと思う位苦痛を感じていたら、選ぶかもしれません。
そうでなければ最後まで、最後の最後まで看取るとおもいます。
治療も自分が出来る範囲しか出来ません。
田舎では高度医療なんて無理ですし、金銭的にも無理です。
今の私には安楽死は選べないのでは。
安楽死を選択するには、まだまだ時間が必要です。
出来る事なら家の中で、私の側で自然に天国へ行って欲しいです。
やっと私の所に来てくれた息子です。安楽死は選べない。
でも、のたうち回る位苦しんでいたら……
選ぶかもしれません。
そうならない様に普段から御飯や行動をよく観て、変だと思ったら病院へ行きます。
天寿をまっとう出来る様に、願っています。
結論は出ません。
悔いが残らない様にします。
看病が大変なのは、猫で経験済みです。
自分の経験に照らして言えば、その時になると自然に分かるような気がします。
だから、その時のことを思うのは、とても大事だけれど、心配し過ぎることは無いように思います。
愛犬が病気になって、寝たきりになって、あんまり反応がなくなっても、ちゃんと対話があります。元気な時と同じか、もしかするとそれ以上に心が通います。
だから、ちゃんと分かりますよ。
きっと、のた打ち回ることは無いと思います。
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■ 読者のご意見_3 安楽死を選んだ経験がある
実は私。安楽死を選んだことがあるんです。
ペットブームなんて言葉の無かった時代です。
兄弟みたいに暮らしてた愛犬が病気になったんです。まだ高校生だったから周りの大人達が可哀想だから安楽死させようって言ったんですが、安楽死させる方が可哀想だと断固として最後まで反対してたんです。
でもある日あの子が、もう逝きたいって訴えてるような顔をした時に気づかされました。
で、泣く泣く病院に行く事を決断しました。私は車の中で待ってましたが一瞬で終わったそうです。
今でもいろんな意味でごめんねって思うんですよ。
何でもっと早く楽にしてあげれなかったんだろ?って…
難しい問題ですよね。
自然な形で最期は看取りたいもんです。
そうですよね。
大切にしてきた子に安楽死を選ぶって、切なすぎますよね。
僕は今でも安楽死の意味をよく考えます。
答えはまだ見つかっていませんが、それは悪いものではないという確信はもっています。
決断するのは辛いことですが、その決断が与えてくれたものが沢山ありました。
そのことを考えても、安楽死は悪いものじゃないと思えます。
一生の内に、たった一匹の犬を飼うという場合と、もう一度、更にもう一度と犬を飼う場合で、その意味も変わってくると思います。
長い目で見たら、苦渋の決断なんてないんだと思うなー。
苦渋と思えた一瞬があったというだけ。
飼主は、最後の瞬間を、その子のためにも、良い思い出にしてあげなきゃいけないんだと思います。
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■ 読者のご意見_4 安楽死は反対ではありませんが……
こんにちは(^_^)
安楽死は私も反対ではありません。
ただ欧米のように癌とわかった時点で即安楽死は反対です。
これは飼い主さんと愛犬の問題ですから、1番側にいて愛犬の事をわかっている飼い主さんが判断する事がベストだと思います。
多分、闘病する子にありがとう、よく頑張ったね、と言える時期があるような気がします。
もちろん自然に天寿をまっとうしてくれたらそれに越した事はありませんが。
病気を発症し、飼い主とともに闘病しながら、苦しまないでお空に行くのがベストですが、不幸にして苦しんだりもがいたりするくらいになった場合は、やはり飼い主さんが、決断をせまられる時があると思います。
もう頑張らなくても良いよ――という判断は、やはり飼い主の心の問題で、まだ頑張ってほしいも、飼い主の心の問題なのかなあ。
だからどちらを選んだらベストなんて、ないような気がします。
多分苦渋の決断で安楽死を選んだ方も、これで良かったのか? と、引きずる方もいらっしゃると思いますし、苦しむ愛犬とともに頑張っていた方も、これで良かったのか? と引きずる方もいらっしゃると思います。
私はその子の事を1番理解し、寄り添ってきた飼い主の判断が間違いのないものだと思いますし、そう信じたいです。僕は、全てが飼い主の心に委ねられているように思います。
犬は死を恐れてはいなくて、『生きたい』と思っているのではなくて、『もっと(飼い主と)一緒にいたい』と思っているだけなんだと思います。
きっと、最後の最後まで、飼い主を喜ばそうとしていて、飼い主が「生きてくれ」と思えば、どんなに苦しくてもそれを我慢して生きてくれて、きっとそれが嬉しいんじゃないかなー。
だからこその、飼い主の決断なんだと思います。
とても切ないのですが、それを背負うのが、命を預かった者の責任なのかなー
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■ 読者のご意見_5 友人の愛犬は、骨肉腫でもがき苦しんだ
友達のグレートデーンは、骨肉腫になってしまいました。彼女には2匹目のデーンです。
そして1匹目も骨肉腫で亡くなりました。
彼女は2匹目に痛みが出た時に安楽死を選びました。病気発覚からあっという間の出来事でした。
骨肉腫は、痛みもがき苦しむ病気です。
ならば安楽死をわたしも選びます。
静かで穏やかな看病生活、それは素敵な家族の時間でした。たったひと月でしたが、心の準備をさせてくれました。 病気の犬の痛み苦しみを避ける為の安楽死は飼主が、自ら選択するのならありだと思います。
骨肉種は痛いそうですね。断脚する子もいるのだとか。
犬は誇り高い生き物ですから、その気持ちも大事にしてあげたいですね。痛みは、誇りを奪いますからね。
うちの奥さんの友人(カナダ人)は、重度の糖尿病の犬を飼っていて、周囲からは安楽死を勧められてもそれをせず、毎日仕事を早めに上がって、家にすっ飛んで帰って、自分でインシュリンの注射を打っていたそうです。
その友人が、とうとう安楽死を決断したのは、愛犬が初めて、オシッコを自分のベッドでしてしまった時だそうです。
どうしていいか分からず、途方に暮れる子を見て、ああその時が来たと思ったのだそうです。
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■ 読者のご意見_6 愛犬の苦痛をとるためならば選択する
「安楽死」
この言葉にはたくさんの愛情と、哀しみと、安らぎと、悔しさ等、色々な思いが詰まっています。
他の方のコメントを読んでしまうと、私の考えが変わるかと思いコメントを入れるまで読まずにいました。
先代のラッキーが急性腎不全で闘病したときに、苦痛がピークになるととても苦しむと言う事で、やはり安楽死を視野に入れてくださいと言われ、その時は私だけが決断しようと思った矢先にラッキーは私の気持ちを察したかの様にお空へと駆け上がってしまいました。
そして、今ホークとの日々を過ごしながらも、やはりホークの苦痛をとるためなら安楽死を選択するつもりでいるのです。
ホークが苦しむなら私が苦しむ方を選ぼうと思っています。
以前にブログにも書いているのですが、闘病が始まり、次々と病が出てくる中で、ホークと約束をしていますから。
再生医療の2度目も1度決心して中止もしました。
今は、新たな方法があると院長先生が教えてくれたので状況に応じて2度目を考えても良いかなと思ったりもしています。
命を預かった限り、責任があります。
そして、それ以上に愛があります。
その愛の為になら、私は自分が苦しむことを受け入れる。
それは、ずっと考えていた事でした。
そんな中で。つい先日、病院での闘病仲間が安楽死を家族に見守られながら迎えました。
かなりの闘病生活の中で、お母さんは苦痛の軽減が延命措置になってるんでは無いかと悩んで居られた日々。
そして、その子が呼吸困難となり安楽死を決断されました。
今でも、それが正しかったのかと悩んで居られました。
私は、「私も同じ決断をします。」と伝えました。
その後の葛藤も受け入れるつもりでの決断です。
その子との日々の中で、それぞれの家族の在り方で決断をされていくのでしょうね。
その答えの全てが、その子への愛情となるのでしょう。
この記事を読み、考えた日々の中で知り合いのワンコの安楽死が訪れ、私もちょっぴり残っていた迷いが吹っ切れたようです。
この問題を真正面から向かい合ったピーチーパパさんに、お礼を伝えたいです。ありがとう。
そうですね。「安楽死」には、色んな切ない思いが、詰まっていますね。
もしも犬が口をきけたとしても、絶対に自分では決めないと思うんです。飼い主の笑顔を喜びにして、ずっと生きてきたんだから、最期を自分が決めたら、飼い主を泣かせることになるって、思うんじゃないでしょうか。
だから、「ママにまかせるよ」とか、「パパにまかせるよ」って言いますね。きっと。
だからこその、飼い主の決断だって思いますね。
沢山愛情が詰まった決断です。
ずっとその子とつながっているってことだから。
ずっと葛藤して、すっと繋がっていればいいんじゃないかな。
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■Twitterでのご意見_1 犬にも尊厳死はあっていい
私は犬にも尊厳死があっていいと思います。つい最近、かかりつけの獣医に安楽死を勧められて家族会議をしましたが、なかなか難しい問題です。今、看取りをしながら緩和ケアをしていますが、苦しそうな息づかいをしていると人間のエゴで生かしているような思いが頭をよぎります。
■Twitterでのご意見_2 苦しむのであれば、安楽死を決断する
何も手を施さなければ切れていた命。可愛さのあまり、手を尽くし過ぎた結果として、苦しむのであれば、私は安楽死を決断します。
■Twitterでのご意見_3 治療しても治らないのなら、安楽死を選ぶと思う
動物は生きる事を諦めない自ら死を選択する事も無い
でも,苦しみを伴う治らない病気なら見ている飼い主も辛いし何より大切な家族が長い間,苦しみ治療しても治らないのなら私は安楽死を選ぶと思います
考え方は人其々だし正解の無い問いだと思いますねぇ
■Twitterでのご意見_4 しなくて良かったとお今も思う
以前、ゴールデンの子が子宮蓄膿症で苦しみ、死が間近と診断された時期に一瞬安楽死との想いがよぎりましたが、せずに良かったと今でも思っています。
■Twitterでのご意見_5 簡単に決断できないし、簡単に考えもまとまらない
すごく悩ましく、本当に簡単に決断できるものではないと思いますこの件に関しては、ツイッターではとても語れないです
一度ブログで書いてみたいと思いますが、まとまるかどうか…
この記事はいい記事ですね
■Twitterでのご意見_6 いざとなったら選択できなかった
経験したことがない時は、
見るのが辛いから、病院の先生に安楽死お願いしてたけど
いざそうなったら安楽死できなかった。
痛みで顔が歪んどるみたいでも、撫でてあげるしかできなかった。仕事から、帰って玄関に倒れてたの見たから…
■Twitterでのご意見_7 どちらを選んでも後悔すると思う
状況によってはありだと思ってますが、実際どう判断するかわかりません
どちらを選んでも後悔すると思います←私の性格上どの答えが正しいのかはわかりませんが、我が家は私ならと置き換えて判断することが多いように思います
■Twitterでのご意見_8 獣医師から「私は生かすのが仕事なんです」と言われた
知人の家に野良猫が居着いてました。子猫を1匹連れてました。親猫は見るからに病気でした。苦しそうで見てられないので、獣医師に安楽死をお願いしたらとゆうことになりました。獣医師は
「私は生かすのが仕事なんです」と言われたそうです。親猫は安楽死に。子猫はその家の猫になりました。
■Twitterでのご意見_9 覚悟はしてたが最後の最後まで悩み続けた
この課題の結果を4つに絞るのは無理だと思います。私は過去に安楽死を選んだ経験がありますが覚悟はしてたけど最後の最後まで悩み続けました。
毎日毎日苦しむ姿を見ながら決断できずにいました。
最後は先生に意見を求めて決断しましたが消極的に決断したわけではありません
(続けて)
未だにあの時安楽死を選択したことが本当に良かったのかわかりませんが当時の私はそれ以外の選択をすることが出来ませんでした。
苦しんでる姿を見て「楽にしてあげたい」という思いが半分と「これ以上苦しんでるのを姿を見るのが辛い」という思いが半分です。
■Twitterでのご意見_10 激しい痛みを見て、安楽死を選択した
親戚が17年共に暮らしたレオが癌を患い、激しい痛みを伴うものでした。病院で処置して頂いても、レオは毎日毎日痛みに耐えていました。
17年頑張って、これ以上苦しませるのは可哀想だ。と安楽死を選択しました。
これが私の親戚の答えでした。
■Twitterでのご意見_11 最後は、痛みに苦しんでたった1人ぽっちで亡くなっていった
3年前16歳の愛犬が闘病中、痛み止めも効かず主治医に安楽死を提案されました悩んだ末痛みと苦しみから解放されるならと病院へ向かう車中でかすれた声でひと声鳴いて息を引き取りました
最期まで親孝行してくれました
先生も救われたとおっしゃいました
でも決断した時点で犬殺しに変わりないです
(続けて)
病院の先生わね。ガンで苦しむより安楽死をって言われたの。
どうしてもできなかったの。最後は、痛みに苦しんでたった1人ぽっちで
亡くなっていったの。
(続けて)
2人とも
亡くなって一年たちました。
かわいそうな猫たちのために
自分の出来ること頑張っていこうと思います。
■Twitterでのご意見_12 あの時どうするべきだったのか、未だに分からない
自分にも数年前、治療できないほどのガンに侵された愛犬がいました。毎日痛みに耐えている姿を見て、何度も安楽死を考えましたが、結局考えてる間にこの世を去ってしまいました。あの時どうするべきだったのか、未だに分かりません。難しい問題ですよね…安楽死を決断した事例
しかし襲ってきた発作を見て、安楽死をきめました。
安楽死の決断は、一瞬のことではないのです。闘病の間中考え抜いた結果であり、飼い主のそれまでの生き方や、これからの生き方をかけて決断するもののように思います。
どうにかその事実を受け入れて始まった闘病。毎日の点滴と、2週間ごとの通院。
やがて散歩が大好きだったラフが、歩けなくなります。
圧迫排尿ができなくなり、食事を摂らなくなり。
そんなラフに、苦しい発作が襲ってきたのでした。
皆さんのご意見を読んで、どう思いましたか?
色々な方々が、色々なご意見を持っていることが分かると思います。
どう感じられたでしょうか?
絶対に反対と言う考えは、いただいたコメントの中にはありませんでした。
しかし、そういう意見も多いのだと聞いています。
「安楽死」を考えるたびに思うのは、闇雲に反対するのではなく、賛成/反対の両方の意見を聞いて、自分なりに解釈をすることが大事なんだろうと言うことです。
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コメントのご意見の中にもありましたが、唯一の正解は無いのだと思います。
そして答えは常に飼い主それぞれの心の中にあって、それは飼い主の人生感とか、死生観と同じなのではないかと思います。別の記事にも書いたことですが、愛犬の死にざまは、飼い主の生きざまであるようにも思うのです。
ところで、犬は倒れて動けなくなる直前まで、元気そうに振る舞いますよね。
犬が最後の瞬間まで飼い主を気遣い、喜ばそうとするのは、本能なのだそうです。
健気ですね。
――実は身近にある安楽死(2/2)・おしまい――
文:高栖匡躬
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▶ 作者の一言
▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介
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――前話――
大切な愛犬、愛猫――
重い病気になっても、安楽死はそう簡単には決断できることじゃない。
特に「その時」には――
飼い主は、愛犬の命を預かる立場。
だからこそ「その時」には、どちらにするか決めてあげたいように思います。
これは心の準備のお話。
するにしても、しないにしても、考えておくことは大切なのだと思います。
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
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ペットの看取りの記録です
ちぃの闘病記|まとめ
もうすぐ10歳の誕生日、という初夏のある日
ちぃは、ごはんを食べなくなりました。
重度の貧血、そして脾臓に見つかった異変。
緊急の脾臓摘出手術で、ちぃは事なきを得た――、はずでした。
しかしそれは、ちぃの本当の闘病のはじまりだったのです。
ボスの闘病記|まとめ
21年と半年ずっと一緒った、愛猫ボスが旅立ちました。
それからかあちゃんは、泣いてばかりの日々。
ある日、かあちゃんは思います。
ボスが生きた証を、残しておきたいと――
泣きながら書いた、かあちゃんの手記。
天国のボスに届くでしょうか?
ソーニャの闘病記|まとめ
リンパ腫を患った愛猫ソーニャ。看取りの6日間。
覚悟はしているつもりでも、目の前で弱っていく我が子を見るのは切ないものです。
「その日」はもうすぐと感じています。飼い主だから。
でも、実感がない。
――そうなんだと分かっているのに。