犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

2018-01-01から1年間の記事一覧

【体重差で違う犬の健康】チワワとセントバーナード、同じ犬なの? ~意識しよう犬の体重(フード選び編)~

小さいチワワは1Kg、大きいセントバーナードは100Kg 文|高栖匡躬 犬種の体重差は何と100倍 皆さんは、体重が1Kgしかない、ティーカップチワワはご存知ですか?公認犬種では無いので、犬種の名称は通称なのですが、ティーカップと言うだけに、ものすごく小さ…

【心臓病|心肥大】早期の症状は咳です ~早期発見・早期治療が大事~

ここは『ハナちゃんの動物病院』(犬版)です。 今日は心臓病のお話ですよ。 ワンちゃんの病気はなかなか分かりにくいけれど、咳は心臓病のサインだったりします。心臓が肥大すると、気管を圧迫するから、咳がでちゃうんだって。 でも、咳が出たら必ず心臓病…

犬猫は天国に行けるか? ~宗教で異なる天国観~【生まれ変わりは許される?】

今回は『犬や猫が天国に行けるのか?』というお話をしようと思います。 ペットの飼い主さんは、愛犬や愛猫が亡くなった時に、『天国に行った』という言葉を良く使います。筆者も愛犬ピーチーの死を『天国に行った』と表現します。 しかしそれは、我々日本人…

【どうして?】れんは、注射よりもクレートが嫌い! ~混合ワクチンにまつわるお話(3/3)~

先生が初めてちぃを診察したときのことです。 「ちぃちゃん、ちぃちゃん。はい、ちょっとお母さんのほうを向いてね」 先生がそんな風に、ちぃに一生懸命話しかけるので、当時犬のことをあまり知らなかった私は心の中で、『ちぃを産んだのは、私じゃないんだ…

【どうやって看取るか?】旅立つ先は選びたい ~別れの準備、別れの覚悟(後編)~

前回の記事では、 ”生きざま” と ”死にざま” について触れました。今回はそれととても近い要素である、”死に方” について書こうと思います。 ”生きざま” と ”死にざま” が個性であり、個人の心に寄りかかるものであるのなら、”死に方” だってそうだと思うの…

【初めての犬】どうしたら飼えるかも知らなかった ~りくがうちにくるまで~

私が犬を飼ったのは、もう18年も前のこと。当時私は中学生だった。 小学生の頃、学校の帰り道で近所の犬と遊び始めて、それからぼんやりと犬を飼いたいなあと思っていた私。 そんな私に両親が、「犬を飼ってみる?」と聞いて来た。 実はその頃、私は引きこも…

【多頭飼いの苦労】うちにはうちの事情があって ~混合ワクチンにまつわるお話(2/3)~

夫と娘が釧路に出掛けると、次はいよいよ私が、”ちぃ”と”れん”を予防接種につれていく番です。私は夫のアドバイス通りに、1匹ずう連れていくことにしました。 病院を2匹分予約して、まずはちぃを先に連れて行くことに―― しかし我が家では、それをするのも簡…

【怖かった副作用】今思えば、やってあげても良かったか【抗がん剤には固定観念が】

我が家の愛犬ピーチーが天国にいって、2年半が過ぎました。 命を奪ったのは、急激に進行した肺がんでした。 主治医からその疑いが強いと言われてから、わずか2週間後のことでした。 ピーチーのことは闘病も介護も看取りも、後悔は全くありません。主治医にも…

看取りの瞬間、その前と後 ~別れの準備、別れの覚悟(前編)~

看取りの瞬間、その前と後 文:高栖匡躬 看取りの時について 今回は愛犬の看取りの時について、書こうと思います。”看取り”と言うと、普通には、別れの瞬間のことだと感じます。皆さんも同じではないでしょうか? しかし、実際にその場に遭遇してみると、そ…

【犬が飼い主を育てる】アットホームな父親 ~混合ワクチンにまつわるお話(1/3)~

アットホームな父親 文:かっぱ太郎、撮影:F.zin 毎年秋は混合ワクチンの季節 我が家は毎年秋になると、2匹の愛犬”ちぃ”と”れん”に、犬用の混合ワクチンを打ってもらいに、車で僅か数分の距離にある動物病院へ行きます。 "わずか数分の距離"――普通なら、近…

【非再生性免疫介在性貧血】10月14日 発病1年・生存期間中央値を越えて ~1年生存率5割って(22/22)~【闘病記】

10月になりました。 この10月迄の1年間が長くて、本当に長くて。 10月を迎えられたことに感謝しています。 昨年の10月にチョコラッは非再生性免疫介在性貧血を発病しました。 発病してから1年生き残る率は約5割と聞いていました。 (4割との文献も、6割との…

【非再生性免疫介在性貧血】9月28日 貧血以外の問題点が ~1年生存率5割って(21/22)~【闘病記】@

今日はチョコラッの病院。 結果から言うと貧血値は横這いなのですが、幾つか問題点がありました。 リンパ球が790迄上がってしまいました。 免疫抑制剤が効いていると、リンパ球は600以下になるそうです。 お薬を飲まない元気な子の基準値は1050〜5100。これ…

【非再生性免疫介在性貧血】9月26日 寛解に持ち込めますように ~1年生存率5割って(20/22)~【闘病記】

チョコラッも病院近いから、チョコラッの体調をメモしておきます。 と言っても、お陰様でチョコラッは悪化もなく。かと言って、歯茎の色は相変わらず若干白っぽく。 多分、貧血数値は横這いだろうなと見ています。 悪化してないだけ有難いよね。 ● 食欲はあ…

3つのサイトの連携について (こうやってサイト間を移動できます) ~Withdog~ @

// Withdog、Withcat、Dog&Cat's Storiesの切替方法です。▼ 本サイトは、Withdog、Withcat、Dog&Cat's Storiesの3サイト連携によって構成されています。3サイトを切り替えは、上記のようにトップメニューのボタンで行なえます。※上記はスマートフォンでの表…

【アトピー】ステロイド剤のような 副作用の心配がいらない ~ハナのアレルギー検査(4/4)~ 【新薬:アポキル錠】

ハナの残された人生(犬生)を快適に過ごすために行ったアレルギー検査。 思ったより食べられないもの・食べない方が良いものが多く、びっくりしています フィラリアの薬もジャーキー味の薬はもう食べられません。 今月からは、普通の錠剤です。 食いしん坊…

【非再生性免疫介在性貧血】9月10日 凍り付いた獣医師の言葉 ~1年生存率5割って(19/22)~【闘病記】

先日、動物病院に行ったときの余談。 チョコラッと同じ貧血の病気のワンちゃんと暮らしていらっしゃる方にはちょっと嫌な話になってしまうかもしれません。すみません。 先生に言われたんです。 「先日、チョコラッちゃんと同じ病気のダックスちゃんが来たん…

【アトピー】なんと、あの大好物が~~~ ~ハナのアレルギー検査(3/4)~ 【リンパ球反応性検査】

ハナのアレルギー検査ですが、待っていたリンパ球反応性検査結果が届きました。 これは、食物アレルギーのもう一つの検査です 検査結果が出そろったので、前回の検査結果、IgEの結果と合わせて判断します 要注意は、1.2%以上のトウモロコシ・タラとなってい…

【非再生性免疫介在性貧血】9月7日 血液検査とわんこアルアル ~1年生存率5割って(18/22)~【闘病記】@

チョコラッ血液検査行ってきました。 結果は横這い。 アトピカを2倍量に増やして以降、ずっと基準値に満たないものの、悪化は止まって横這いを保っています。 今の値は、 PCV 30前後 これだと日常生活に支障なく、このままお薬変えずに3週間後に血液検査予…

【アトピー】検査の精度は日進月歩です ~ハナのアレルギー検査(2/4)~ 【アレルゲン特異的IgE検査】@

アレルギーの検査結果の一部が届きました。 なんと環境アレルゲンによるアトピーに関しては、高値のものはないようです。以前の検査で引っかかっていたアシブトコナダニが今回の検査項目に入ってないのです。 しかし恐らく、これは陽性だろうと思われます。 …

【非再生性免疫介在性貧血】8月27日 1日4回のお薬タイム ~1年生存率5割って(17/22)~【闘病記】@

最近はチョコラッのお薬タイムが1日4回なので、ちょっと大変。 食後のお薬(プレドニン他)2回と、食前のお薬(アトピカ)2回があるからね、あまり長時間出かけられない。 出かける用事も別にないから良いんだけどね。(^-^; 食後のお薬は、ゴハンに混ぜ…

りくはうちに来て、幸せだったかな? ~私たち家族は、最高に幸せだったよ~

18年前のこと―― 私にとって、りくは初めての犬で、私たち家族は何も知識がない飼い主だった。 飼いやすいと言われたのは、パピヨンのメス。 でも、探していたのに全然メスが見つからなくて、たまたま抱っこしたオスに決めちゃった。それが、りく―― 900グラ…

【アトピー悪化】カイカイが悪化しちゃったよ ~ハナのアレルギー検査(1/4)~ 【食物アレルギーの疑い】

暑くなってきたので、ハナのアトピーが悪化してきました。 以前の検査で分かっているのは、環境アレルゲンのアシブトコナダニに、弱陽性のアトピーでした。 ダニの予防は、空気清浄器と掃除で対処。 そして、このアレルバックスです。 アレルバックス アレル…

【非再生性免疫介在性貧血】8月25日 血液検査・横這いは有難い ~1年生存率5割って(16/22)~【闘病記】@

チョコラッの血液検査行ってきました。 結果はまた横這いです。 悪くなってないことだけでも有難い。 薬変えずにまた2週間後に再検査となりました。 PCV 31.1 基準値の37.3にはかなり足りないけど、25以上なら割と元気なので、慌てふためく数値でも…

【ストルバイト結晶/療法食】写真で紹介|我が家の手作り食 ~病院の療法食じゃなくても大丈夫~

以前にもこの病気の記事を書きましたが、今日はそれに対する具体的な我が家の対応を、食事を中心にお伝えしようと思います。 同じ疾患で悩んでいる飼い主さんの参考になるように、なるべく具体的に書いて行きます。 我が家のご飯は、私が日々考えながら、少…

【非再生性免疫介在性貧血】8月18日 アトピカ倍量に ~1年生存率5割って(15/22)~【闘病記】

数値は横這い―― とは言っても、これまで1週間に1%のスピードで下がっていたPCVが、今回下がらなかったのは凄いことです。 アトピカ倍量にしたのが効いたみたいでホッとしました。 薬変えずに1週間後にまた血液検査です。 ● リンパ球が相変わらず1350と高…

【多頭飼い】うちの子は動物園生まれ ~太郎がうちにくるまで~【会ってしまったら一目ぼれ】

太郎は、香川県のしろとり動物園で生まれました。 しろとり動物園は、虎の赤ちゃんを育てたフレンチブルドッグ『ナナちゃん』が某テレビ番組で紹介され、有名になったところです。 太郎は2006年7月4日生まれです。 2歳のナナちゃんが虎の赤ちゃんの育児を始…

【非再生性免疫介在性貧血】8月13日 免疫抑制と診療記録 ~1年生存率5割って(14/22)~【闘病記】

昨日のチョコラッ診察記録続きです。 昨日、今迄のチョコラッの血液検査結果を全部ひっくり返して見直してました。 現在リンパ球が1380と上がってしまったことから見ても、医師に言われた通り免疫抑制出来ていないと思う。 リンパ球上がるのは免疫抑制出…

【非再生性免疫介在性貧血】8月12日 副作用(肝障害と骨髄抑制)の恐れ ~1年生存率5割って(13/22)~【闘病記】

昨日、チョコラッの血液検査に行きました。 貧血が進んでいました。 PCVが前回35.9→今回29.5へ 1週間でかなり落ちてしまった。 6月8日からの推移を見ると―― 39.8→38.8→35.9→29.5 やはり徐々にに落ちています。 ● 医師には今の薬(3/3…

【獣医師の無念】いちばん辛いこと ~助けられるのに、助けられない命のこと~

私が仕事をしていて一番つらいことは、 助けられる命がいろいろな事情で助けられないこと、そして、治療をすることを「かわいそうだ」と言われてしまうことです。 ● 例えば、骨折しているペットに手術を勧めた時、 ――かわいそうだからやりません。 重症のペ…

【ヘルニア】このまま会えなくなっちゃうの? ~ちぃの闘病記:ヘルニア編(後編)~

ちぃの闘病記:ヘルニア編 文:かっぱ太郎、撮影:F.zin 手術の可能性 ちぃが夜間病院に行った日の翌日は、かかりつけの病院が休診日で、診てもらうことができません。 更に翌日のこと――ようやくちぃは、かかりつけの病院で診てもらうことができました。 ち…

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