犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

高栖 匡躬

卒業、エリートではなくオトボケな子に一直線 ~警察犬の学校に行くということ(4/4)~【犬の躾とトレーニング 】

チッチ先生がしつけを強くしてくれた理由 撮影&文|高栖匡躬 『警察犬の学校に行くということ』の最後に、家に帰ってきたからのピーチーの様子を書いておこうと思います。 ピーチーが学校からうちに帰る日の事。別れ際にチッチ先生は「しばらくは、優しくし…

カエル足は突然に ~警察犬の学校に行くということ(3/4)~【犬の躾とトレーニング 】

プロの訓練士にピーチーを預けた理由は 撮影&文|高栖匡躬 ピーチーの2度目の面会に行ったのは、1度目の面会の更に一か月後のことでした。そこでは印象深かった出来事があります。 この面会では、ピーチーが学校を卒業して帰宅する準備として、散歩の練習…

自信をなくしたピーチーは…… ~警察犬の学校に行くということ(2/4)~【犬の躾とトレーニング 】

訓練士には訓練士なりの流儀がある 撮影&文|高栖匡躬 ピーチーを学校にやってから、1か月が経ちました。学校では1か月に1回だけ、愛犬への面会が許されています。つまり――、遂に待ちに待った、面会の日がやって来たのです。 筆者と奥さんはソワソワと、指…

【まとめ】闘病記の意義と、闘病の視点 ~闘い方は一つではない~

闘病記の意義とは何か? 闘病には戦略的な視点も必要なのでは? Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖 匡躬 闘病記が闘病の役に立つと気付いたのは、愛犬ピーチー2度目の大病(劇症肝炎)を患ったときでした。 死の淵に立つピーチーのために、少しでもと医療…

私、凶暴な犬ですか? ~警察犬の学校に行くということ(1/4)~【犬の躾とトレーニング 】

プロの訓練士にピーチーを預けた理由とは? 撮影&文|高栖匡躬 今を去ること18年前、筆者の愛犬ピーチーは警察犬の学校に入りました。入るというのは、まさしく読んで字のごとく、通いではなくて、その学校に寄宿舎のように一定期間入ってトレーニングを受…

【まとめ】ピーチーの闘病記:看取り後 ~寂しいけれど、悲しくないよ~

ピーチーの闘病記:看取り後 (1話~3話、そしてその後) Reviewカテゴリー:闘病記作者:高栖 匡躬 ピーチーを見送ってからのお話です。 子供の頃に飼った犬たちとの別れは、あっさりしたものでした。平均寿命が3年ほどの頃で、田舎で、外飼いだったので、…

【まとめ】ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 ③ ~うちの子が旅立つまでのこと~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 (13話~18話) Reviewカテゴリー:闘病記作者:高栖 匡躬 愛犬を最期にどう送りたいかは、考えておかないといけません。その日が来た時に、迷いますからね。それと――、もしも笑って見送ろうとしたら、準備と覚悟が必要…

【まとめ】ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 ② ~うちの子が旅立つまでのこと~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 (7話~12話) Reviewカテゴリー:闘病記作者:高栖 匡躬 「ピーチーを”良く”看取ってやろう」そう気持ちは、切り替わっていました。これまでは、全力でピーチーの命を救う闘病をしてきたつもりでした。しかしもう、「全…

【まとめ】ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 ① ~うちの子が旅立つまでのこと~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 (1話~6話) Reviewカテゴリー:闘病記作者:高栖 匡躬 愛犬ピーチーの最後の闘病記。そして看取りの記録です。 この半年前は、肺がんの兆候などまったくありません。別の病気(癲癇)のために撮ったMRIで、たまたま…

【まとめ】看取りの時へのプロローグ ~それは最後の闘病でした ~

ピーチーの闘病記:肺がん編 (プロローグと前文) Reviewカテゴリー:診察記作者:高栖 匡躬 愛犬ピーチーは何をやるのも一生懸命で、脇目も振らずに突進していきました。御飯を食べるのも、ボールを追いかけるのもそう。病気との闘いだってそうでした。小…

【まとめ】『虹の橋』と『犬の十戒』そして『犬猫の天国』 ~ペットとの別れに想うこと~

犬や猫は別れの後に、どこに行くのか?飼い主はその時、何を思うのか? Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖 匡躬 犬を飼うと急に身近になるものが、幾つもあります。例えばドッグフード、狂犬病予防注射、ドッグラン、朝晩の散歩など。 『虹の橋』と『犬の…

失敗のケーススタディでもある闘病記 ~闘病記の意義(2/2)~【闘病記を使いこなす】

それは生の医療情報でもある~シリーズ:闘病記の意義(2/2)~ 撮影&文|高栖匡躬 本記事では、闘病記のスタイルについて触れましょう。 前記事にも書きましたが、我々にとって闘病記は貴重な情報源です。恐らく、大多数の飼い主にとって闘病記は、医学書…

なぜ飼い主たちは闘病記を読むのか ~闘病記の意義(1/2)~【それは闘病の道しるべ】

医学資料や論文よりも現実的な選択肢~シリーズ:闘病記の意義(1/2)~ 撮影&文|高栖匡躬 皆さんは愛犬家たちが書いた闘病記に、どのようなイメージをお持ちでしょうか?きっと愛犬が健康なうちは縁遠くて、あまり気に留めないものだと思います。我が家で…

【飼いにくい? ブルテリア】昔と今では、随分違う性格や体形 ~最近は優しい性格の子が増えました~

筆者の愛犬ピーチ―が、うちにきたのは2001年のことです。 今から数えると、もう20年近くたつわけです。 犬は2、3歳で子供を産むので、下手をすると今ではもう、ピーチーよりも10世代も進んでいるわけです。その世代の進みを品種改良という意味でとらえると…

【どうする? 災害時の犬と猫】もしもの被災/飼い主がやるべきことは? ~避難所の状況から知る、準備の大切さ~

撮影&文:高栖匡躬 2月21日は北海道で、最大震度6弱の地震が観測されました。昨年9月の北海道胆振東部地震(最大震度7)ほど大きくなくて幸いでしたが、日本が地震大国であることを、改めて実感させられました。 また昨年は、大型台風による西日本豪雨が…

【名医とヤブ医者】獣医師/動物病院を選ぶ前に読む話 ~理由が分かれば対策もできる~

皆さんは愛犬、愛猫が病気に罹ったときには、どうしていますか? きっと、動物病院に行きますよね? そして動物病院に行ったら、当然のように獣医師に頼ることになります。 ――しかし! その獣医師の診立ては、いつも正しいとは限りません。何故だか分かりま…

【別れの印象は変えられる】今は良い思い出の中にいるんだよ ~別れの後先/飼い主だから出来ること(4/4)~

前3話で書いたことは、愛犬の終末期と看取りまでにできる心の準備です。 ここからは、別れの後でもできる意識の変化を書こうと思います。 皆さんは、死に対して、どのようなイメージを持たれているでしょうか? ほとんどの方は、”怖い”ものと思われているの…

【終末期を前向きに】安心して行っていいからね ~別れの後先/飼い主だから出来ること(3/4)~

筆者は愛犬ピーチーを看取った時、8つの小さな覚悟を、1つ1つ段階を上るように決めて行きました。意識してそうしたわけではありません。 今振り返ると、それはとても良かったように思います。 1つ1つの思いはそれなりに重大なものですが、受け止められ…

【看取りの心は準備次第】覚悟はゆっくり1つずつ ~別れの後先/飼い主だから出来ること(2/4)~

前回は飼い主が、愛犬の老いを意識するようになるまでの過程を書きました。 ここから先は、飼い主さんごとに考え方が違ってきます。 愛犬の老いの先に、避けられない死を明確にイメージした飼い主さんは、別れの準備をはじめることでしょう。その方法は、飼…

【満足できる別れ】ペットロスは誰にもやってくる ~別れの後先/飼い主だから出来ること(1/4)~

犬を飼うと、いつかやってくるのが愛犬との別れ(死別)。 そして別れとセットになってやってくるのがペットロスです。 ペットロスは誰もが例外なく経験するものですが、それが軽くすむ場合もあれば、社会生活に支障をきたすほど深刻な場合もあります。 ペッ…

犬や猫は天国に行けるの? ~もう一つの、虹の橋考察~

今回は『犬や猫が天国に行けるのか?』というお話をしようと思います。 ペットの飼い主さんは、愛犬や愛猫が亡くなった時に、『天国に行った』という言葉を良く使います。筆者も愛犬ピーチーの死を『天国に行った』と表現します。 しかしそれは、我々日本人…

【どうやって看取るか?】旅立つ先は選びたい ~別れの準備、別れの覚悟(後編)~

前回の記事では、 ”生きざま” と ”死にざま” について触れました。今回はそれととても近い要素である、”死に方” について書こうと思います。 ”生きざま” と ”死にざま” が個性であり、個人の心に寄りかかるものであるのなら、”死に方” だってそうだと思うの…

【動物の抗がん剤治療/副作用】今になって思う、やってあげても良かったかもしれない ~犬や猫の抗がん剤は少し違うのです(2/2)~

皆さんはどのように動物病院を選んでいますか? 動物を飼われている方のほとんどは、どのような獣医が良い獣医でどのような獣医が悪い獣医か見分けることができないかと思います。 今回はどのような獣医師が良い獣医師なのかを、お話ししていきたいと思いま…

その瞬間の前と後 ~別れの準備、別れの覚悟(前編)~

撮影&文:高栖匡躬 今回は愛犬の看取りの時について、書こうと思います。”看取り”と言うと、普通には、別れの瞬間のことだと感じます。皆さんも同じではないでしょうか? しかし、実際にその場に遭遇してみると、それは一瞬の事ではなく、ある程度の時間経…

【念願の一戸建て、そして】ねえ、犬を飼おうよ、お父さん! ~我が家が犬を飼わない理由(後編)~

文:高栖匡躬 タクシードライバー山川さんへのインタビュー、後編です。 「犬ってね、いつか死んじゃうじゃないですか。そうなったら娘が余計に可哀そうだし、僕だってさびしくなっちゃうだろうし」かつてはそう考えて、犬を飼うことを拒否してきた山川さん…

【心を縛るもの】駄目駄目、犬は飼わないよ。別れのときがつらいんだから ~我が家が犬を飼わない理由(前編)~

文:高栖匡躬 ついに手に入れた自分の城。念願の一戸建て。しかし、その喜びに浸るのも束の間、「お父さん、うちでも犬を飼おうよ」という娘さんの声が聞こえてきます。 実はお父さんはずっと前から、娘さんと約束をしていたのです。「いつか家が大きくなっ…

【難しい獣医師選び】我が家の犬や猫が、適切な治療をうけるためには ~その治療は適切ですか?~

文:オタ福、高栖匡躬(聞き手) 『みなさんは今通っている動物病院で満足していますか?』『もしも今、満足していないとしたら、どうしたら満足できるでしょうか?』 そんな問いかけをしているサイトを見つけました。『オタ福の語り部屋』という名のサイト…

君を送る日の十戒 ~愛犬を看取るとき~【我が家の犬の十戒】

犬の十戒・考察(+1)無数に生まれるバリエーションテーマ:愛犬との別れを、十戒で考える 文|高栖匡躬 撮影|樫村慧 皆さんは『犬の十戒』をご存知でしょうか?犬と飼い主の適切な関係について、犬の方から飼い主に語りかけるお話です。飼い主と愛犬とが交…

【最期の言葉】あー楽しかった、『またね』 ~少しだけ考え方を変えてみようよ(3/3)~

文:高栖匡躬 前回に続いて、別れの言葉についてのお話です。皆さんにとって、うちの愛犬にふさわしい別れの言葉はみつかったでしょうか? 今回は我が家の、別れの言葉について書こうと思います。我が家は2年前に、『またね』と言って愛犬ピーチーを見送りま…

【ペットを送る日】別れの言葉を準備している? ~少しだけ考え方を変えてみようよ(2/3)~

文:高栖匡躬 愛犬がいつの日か、旅立つ瞬間――皆さんは、どんな言葉を掛けてあげたいですか? もしも愛犬がもう老犬(シニア犬)だとすると、この質問は切実に思われるかもしれませんね。逆に、もしも愛犬がまだ若くて元気なら、こんなことはなかなか考える…