犬を飼うということ

いつまでも君と……

君がいなくなってから

大切な愛犬を亡くした飼い主の気持ちと、心の再生を綴ります。

君を送る日の十戒 ~愛犬を看取る私たちの想い~

文:高栖匡躬 撮影:樫村慧 皆さんは『犬の十戒』をご存知でしょうか?犬と飼い主の適切な関係について、犬の方から飼い主に語りかけるお話です。飼い主と愛犬とが交わす10個の約束として書かれていて、敢えて分類するなら、詩の形態の1つと言えるでしょ…

【ペットロス】きみがここにいた意味、今ここにいない意味 ~ラフのいない日々~

撮影&文:樫村 慧(本作は2017年7月に執筆されたものです) 肌を刺すような日差しが、梅雨明け間近を知らせている。ゴールデンレトリバーの愛犬ラフが天国へと旅立った7月18日が、すぐそこまでやってきた。 末期の腎不全だったラフが尿毒症になり、ひどい痙…

りんちゃん、またね! ~お盆に起きた奇跡:リンちゃんとの再会(3/3)~

文:樫村 慧 リンちゃんもラフも成長して、お互いに顔を合わせることがなくなっても、そのリンちゃんを迎えることになった経緯の話は、ずっと胸の奥に残っていた。 他の思い出よりもかなり色濃く私の記憶に刻まれていた。

いつも川の字の真ん中にいたんだよ ~お盆に起きた奇跡:リンちゃんとの再会(2/3)~

文:樫村 慧 前話の続きです。 突然大きな花束を持って訪問して下さった、リンちゃんの飼い主さんご夫妻。お線香を上げていただいた後で、ラフと主人の遺影を眺めながら、訪問の経緯について話をして下さった。

【決めた、もう一度犬を飼おう!】花ちゃんは今、たぶん幸せです ~花ちゃんがうちの子になったのは(後編)~

撮影&文:Chobi ~もう一度、うちの子がうちにくるまで No.3 - 2~ ”もう一度、うちの子がうちにくるまで”とは愛犬を失った飼い主が、さまざまな葛藤を乗り越えて、もう一度犬を迎えようとするまでを、自分の言葉で綴ったエッセイのシリーズです。 ● 『花ち…

突然のインターフォン ~お盆に起きた奇跡:リンちゃんとの再会(1/3)~

文:樫村 慧 今年の夏は暑かった。かなりしんどい夏だった。 そんな酷暑の中、暑さも吹き飛ぶようなことが起きた。「こんなこと、あるんだなぁ…」そう呟いてしまうような奇跡があった。

【決めた、もう一度犬を飼おう!】生まれ変わりだったら嬉しいな ~花ちゃんがうちの子になったのは(前編)~

撮影&文:Chobi ~もう一度、うちの子がうちにくるまで No.3 - 1~ ”もう一度、うちの子がうちにくるまで”とは愛犬を失った飼い主が、さまざまな葛藤を乗り越えて、もう一度犬を迎えようとするまでを、自分の言葉で綴ったエッセイのシリーズです。 ● 2005年…

【看取り】愛犬たちへの感謝 ~わたしが考える安楽死~

撮影&文:ゆうすけパパ 暗い話題は好きではないのですが、安楽死を話題にしようと思います。 私は安楽死について、実際に選択するかどうかは別にして、否定はしないという考え方です。また安楽死については、自分なりにある程度整理をしている方だと思いま…

『またね』という言葉 ~少しだけ考え方を変えてみようよ(3/3)~

文:高栖匡躬 前回に続いて、別れの言葉についてのお話です。皆さんにとって、うちの愛犬にふさわしい別れの言葉はみつかったでしょうか? 今回は我が家の、別れの言葉について書こうと思います。我が家は2年前に、『またね』と言って愛犬ピーチーを見送りま…

別れの言葉を準備している? ~少しだけ考え方を変えてみようよ(2/3)~

文:高栖匡躬 愛犬がいつの日か、旅立つ瞬間――皆さんは、どんな言葉を掛けてあげたいですか? もしも愛犬がもう老犬(シニア犬)だとすると、この質問は切実に思われるかもしれませんね。逆に、もしも愛犬がまだ若くて元気なら、こんなことはなかなか考える…

死は我が子を優しくつつむ ~少しだけ考え方を変えてみようよ(1/3)~

文:高栖匡躬 愛犬ピーチーがいなくなってもう2年が過ぎたのですが、時間が経って気が付いたことがあります。 ストレートに書くと、”死” に対するイメージが変わりました。今日はそのことを書こうと思います。

虹の橋・考察 ~知っていたようで、実は知らなかったこと~

文:高栖匡躬 今回の記事は、有名な『虹の橋』の詩に関する考察です。『虹の橋』は愛犬、愛猫を失った多くの飼い主たちの、心の支えになっていることで、知られてます。しかしながら『虹の橋』 は、間違った使い方をされるケースが頻繁にあります。 恐らくそ…

元気でいるかい、ゆうすけ? ~君のいない5か月:ゆうすけの闘病記(その後)~

撮影&文:ゆうすけパパ ゆうすけが、虹の橋へ旅立って5ヶ月がたちました。 今では、朝の散歩もすることがなくなり、ゆうすけがいない生活にも慣れました。というか、なんだかんだで、よく世話してきたなと思うくらいになっています。

Withdogに手記を書いてみませんか?

手記を残してみませんか? 犬や猫との暮らしって、段々と慣れて当たり前になってしまいますよね。 奇跡のように家族になったのに―― 何でも無い日常は、本当は奇跡なのにね―― でも、その中にいる時は、気が付かないものなんです。だから――記事で残しませんか…

【看取り】【安楽死】いつもとちがう散歩道 ~ラフと歩いた日々(1/3)~

撮影:樫村 慧(本作は2016年10月に執筆されたものです) 愛犬のラフがいなくなって、3カ月近くになる。あっという間だったような、随分と前のことのような、不思議な感じだ。 ラフが旅立つまでの事を書き残しておこう、そう思いながら夏が過ぎた。「自分の…

【看取り】それは一瞬ではなく、連続した時間 ~視点を変えて見えるもの(4/4)~

文:高栖匡躬 筆者の愛犬、ピーチーの去り方は劇的であり、今わの際のピーチーの行動には、我が子のことながらも感動を覚えました。→ピーチーとの別れはこちらにあります。 あれから2年が過ぎましたが、筆者は今でもとてもピーチーにとても感謝しています。 …

【看取り】生き様と、死に様について ~視点を変えて見えるもの(3/4)~

文:高栖匡躬 ここまでの記事では、愛犬の闘病時の選択は、全てが飼い主に委ねられ、飼い主は自分の生き様に照らして、その選択をしていくのだと書きました。 生き様と言うと、随分と大げさに聞こえたかもしれませね。しかし、その選択が愛犬の命を左右する…

【看取り】命を預かる本望 ~視点を変えて見えるもの(2/4)~

文:高栖匡躬 前話では、愛犬の命に関わる選択が、飼い主に委ねられることを書きました。自分のことを言うならば、犬を飼う時には、そんな選択が自分の肩にのしかかってくることなど、思いもしませんでした。 まさかオトボケで、食いしん坊の子犬が、14年後…

【看取り】飼い主に委ねられる選択 ~視点を変えて見えるもの(1/4)~

文:高栖匡躬 飼い主にとって愛犬の闘病は、選択の連続です。そしてその選択は、愛犬の最後の瞬間まで、ずっと続いていきます。 最後の延命治療をするのかどうか?目の前で苦しむ愛犬に、安楽死の道を選ぶのかどうか?呼吸が止まってしまってから、蘇生措置…

【映画】運命の犬、運命の飼い主 ~ゴールデンレトリバーの飼い主が観た『僕のワンダフルライフ』~

© 2016 Universal Studios and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved. 文:樫村 慧 真っ赤な夕陽に照らされて黄金色に輝く小麦畑に、どっしりと座る大型犬の後ろ姿。その風景を見た瞬間、私は、胸の奥をギュッと掴まれたような気持ちにな…

寂しさは上手くつきあえるもの。多分、思ったほど悪くはないもの。~悩みの話、再考察(2/2)~

文:高栖匡躬 人って、何か大きな悲しみに直面すると、その意味を探したくなりますよね。そこには意味などないことが、ほとんどなのかもしれません。 しかし、”意味を探そうとする”ことには、”意義”があるように思います。きっとそれは、悲しみを希望に変え…

悩みの正体って、一体何でしょう? ~悩みの話、再考察(1/2)~

文:高栖匡躬 今回は”悩み”について考えてみたいと思います。我々は何か解決が難しい出来事に直面すると、”悩み”と一口に表現してしまいがちに思います。もちろん、筆者もその一人です。 改めて考えてみると、”悩み”と括った思いの中には、”悲しみ”とか、”戸…

死後の変化について ~いつかのときの、心の準備のために~

撮影&文:奥村來未 2017年10月20日に、私は愛犬Mackを18歳で亡くしました。 その時に初めて経験した肉体の変化。死後硬直しか知らなかった私は驚くことばかりで、そしてどう変化するのか全く知識のなかった私は心の準備なく目の前で変化していく愛犬を見な…

【ペットロス】『血の涙』をもう一度考えてみた ~看取ってみて、初めてわかること。伝えたいこと~

撮影&文:樫村慧 また春がやってきた。愛犬ラフを見送ってから、2回目の春だ。 ラフは4月20日生まれ。生きていれば、今日で13歳になる。いなくなって寂しいかと聞かれれば、それは寂しい。思い出さない日はない。しかし、それも案外悪くないと思う自分も…

【ペットロス】8月のこと ピーチーまたな ~犬ってやっぱり~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーとの別れから、あっというまに時は過ぎて、暑い夏になっていました。気持ち的には――あんまり変わらなかったように思います。 大きなペットロスはなく、一時は大きくなった寂しさは落ち着いて。しかし、寂しさ…

【ペットロス】4月1日 ピーチーのいない3日間 ~うちの子が旅立ってからのこと(3/3)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーが去った時、悲しくはありましたが同時に充実感があって、それがバランスを取っていたような感覚でした。 その当日は、悲しみに打ちひしがれる事も無く、淡々と過ぎました。その翌日もそうでした。 しかし――…

【ペットロス】3月31日 火葬を終えて ~うちの子が旅立ってからのこと(2/3)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーは別れの翌日の朝、荼毘にふしました。 当日は、前の日のブログを書いて、それから斎場に向かいました。気持ちとしては、沈んでいるのではなく、むしろ前向きでした。 ピーチーの死に様は、誇らしいものであ…

【ペットロス】3月30日 大好きだった自転車 ~うちの子が旅立ってからのこと(1/3)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ここからは、3回に渡って、ピーチーが旅立った後のブログを掲載したいと思います。 ピーチーが去った後の感覚は、よく言われているような喪失感とは、少し違ったように思いました。心にぽかんと穴の空いた感触なので…

いつかそこに行こう。愛犬の思い出を連れて。~オオカミに守られている場所、三峯神社~

文:樫村 慧(本記事は2017年10月に執筆されたものです) ひんやりとした山の静寂の中、ラフのリードを引いて”そこ”への階段を登る。ラフは、足取りも軽く飛ぶように歩く。大きな鳥居が私達を迎えている。粛然とそびえるであろう本殿に向かうまでの間、大木…

【提言】ペットのお墓について考えてみたい ~当事者たちの深刻な問題。悩んでいる方々へ~

撮影&文:樫村 慧 我が家では、一昨年の7月に愛犬を亡くしました。同じ経験をなさった方は、きっと多いことでしょう。皆さんはご自分の愛犬の遺骨を、どうなさっていますか? かけがいのない愛犬を亡くす――愛犬が若いうちは、そんなこと想像も出来ませんよ…