犬を飼うということ

いつまでも君と……

闘病

ペットと暮らすと、闘病の時が必ず訪れます。軽かったら良いのですが、重いと――。飼い主たちの葛藤をまとめました。

【ステロイド】【減薬】ピーチーの減薬経過と、免疫抑制剤 ~知っていれば怖がらなくて良い(3/3)~

撮影&文:高栖匡躬 前回はステロイド剤の減薬については、唯一の答えは無いということを書きました。 答えが無い以上は、飼い主が試行錯誤して、自分なりの答えを見つけていくしかないわけです。しかしそれを、全くゼロの状態から行う必要はありません。少…

【ステロイド】【減薬】実は獣医師だって、そんなに詳しくない ~知っていれば怖がらなくて良い(2/3)~

撮影&文:高栖匡躬 前回は、筆者の愛犬ピーチーを例にとって、ステロイド剤を処方する事になった経緯と、処方によって発現した副作用について書きました。 今回からは、本題である減薬について触れて行きます。ステロイド剤は効き目は明らかなのですが、処…

【ステロイド】【減薬】ありふれた薬なのに、情報が極端に少ない ~知っていれば怖がらなくて良い(1/3)~

撮影&文:高栖匡躬 今日から3回に渡って、ステロイド剤とその減薬について書こうと思います。筆者の愛犬ピーチーの、経験に基づいたものです。 ステロイドとその減薬は、探しても資料がなかなか見当たりませんね。以前に筆者が書いたブログ記事は、今も読ん…

【安楽死】飼い主それぞれが考えたこと ~難しいからこそ考えてみたい(2/2)~

文:高栖匡躬 前回は記事を読まれた方が、自分なりに安楽死を考える時のガイドになるように、筆者の考えをまとめて見ました。 今回の記事は、以前に安楽死をテーマにした記事を書いた際に、読者の方々からいただいたコメントをまとめてみました。また、昨日…

【安楽死】皆さんはどう思いますか? ~難しいからこそ考えてみたい(1/2)~

文:高栖匡躬 安楽死について、皆さんはどう思いますか?或いは、安楽死について考えたことがありますか? とても繊細な話であり、賛否両論あるテーマですね。敬遠されがちな話なので、なかなか正面から扱う記事も少ないように思います。だから、敢えて……今…

寂しさは上手くつきあえるもの。多分、思ったほど悪くはないもの。~悩みの話、再考察(2/2)~

文:高栖匡躬 人って、何か大きな悲しみに直面すると、その意味を探したくなりますよね。そこには意味などないことが、ほとんどなのかもしれません。 しかし、”意味を探そうとする”ことには、”意義”があるように思います。きっとそれは、悲しみを希望に変え…

悩みの正体って、一体何でしょう? ~悩みの話、再考察(1/2)~

文:高栖匡躬 今回は”悩み”について考えてみたいと思います。我々は何か解決が難しい出来事に直面すると、”悩み”と一口に表現してしまいがちに思います。もちろん、筆者もその一人です。 改めて考えてみると、”悩み”と括った思いの中には、”悲しみ”とか、”戸…

『血の涙』をもう一度考えてみた ~看取ってみて、初めてわかること。伝えたいこと~

撮影&文:樫村慧 また春がやってきた。愛犬ラフを見送ってから、2回目の春だ。 ラフは4月20日生まれ。生きていれば、今日で13歳になる。いなくなって寂しいかと聞かれれば、それは寂しい。思い出さない日はない。しかし、それも案外悪くないと思う自分も…

選択こそが、飼い主の闘病だと思う ~闘病/視点を変えて見えるもの(その5)~

文:高栖匡躬 愛犬の闘病では、飼い主は何度も選択を迫られます。犬が口をきけない以上、飼い主が愛犬に代って選択をし、経過を追い、検査の結果を待つしかありません。 そして――検査の結果が出ると、次の選択が待っています。 こと犬の(最後の)闘病に絞れ…

犬と猫の食べ物を語ろう まとめ読み(Complete)を公開しました

本まとめ読みは、1018年2月21日から3つのシリーズで連載した、犬と猫の食べ物、および食べ物の記事に関する考察記事です。 1.闘病中は、大好物を守らなきゃ (全3話)2.言葉の意味にもムラがある ~あらためて食を考える~ (全1話)3.今の"食"が将来…

【絶食】【食欲不振】【食欲減退】食べない事にも意味がある ~今の”食”が将来の幸せをつくる(4/4)~

文:高栖匡躬 さて、連載の最終話は、これまでとは違う論点――食べない事の意味と意義です。 『喰いつきの良いフード』『愛犬が喜ぶ食事』良く目にするそんな謳い文句に、筆者はいちいち違和感を感じてしまいます。その理由は、ここまでの連載に書いた通りで…

【粗食】【食べムラ】【食欲不振】粗食のススメと、ネット情報の誤解 ~今の”食”が将来の幸せをつくる(3/4)~

文:高栖匡躬 前回、前々回で、【食べムラ(我儘)】を矯正する(躾ける)方法についての提案と、それを行う理由について書きました。本話では、最後のまとめをする前に、以下のことを整理しておこうと思います。 ● 本記事のポイントは下記です。 ①【食べム…

【食べムラ】【躾】食べムラ(我儘)を躾けることの意義 ~今の”食”が将来の幸せをつくる(2/4)~

撮影&文:高栖匡躬 前回は【食べムラ(我儘)】に対する、躾の方法について書きました。今回はその続きで、なぜ【食べムラ(我儘)】に躾が必要なのか?その理由ついて掘り下げていこうと思います。 ● ネット上には【食べムラ(我儘)】に対して、「食べる…

【二次診療】【セカンドオピニオン】愛犬の闘病に大切なことは、タイミングと選択肢です ~これから闘病をなさる方へ~

撮影&文:まる もう2年前のことになります。数日前まで元気に走り回っていた愛犬ルイが、突然に低アルブミン血症という名の難病を発症しました。獣医師から告げられた余命は、たったの3年。 私はなんとかルイの命の期限を延ばしてあげたいと願い、その日か…

【食べムラ】【食欲不振】まず食べムラ(我儘)のない子に育てよう ~今の”食”が将来の幸せをつくる(1/4)~

撮影&文:高栖匡躬 前回記事では、”食”に関する似て非なる言葉を取り上げました。具体的には下記の言葉です。【食べムラ】【食欲不振】【拒食】【偏食】【小食】【老犬(シニア犬)の食欲減退】以上、6つ。 ● 今回からは4回にわたり、【食べムラ】【食欲不…

【低アルブミン血症】5月10日 3日前のこと――虹の橋――(その2)~ルイの闘病記(16/16)最終話~

撮影&文:まる ――回想―― ルイのこの病気で、私が学んだことがあります。どんなに小さなことでも、愛犬が普段と違っていたり、どこか違和感を感じて、「あれ? おかしいな?」っと思った時は、何かしら体の異変を知らせているサインなのかもしれません。 な…

【食べムラ】【食欲不振】【拒食】【偏食】【小食】【老犬(シニア犬)の食欲減退】言葉の意味にもムラがある ~あらためて”食”を考える~

撮影&文:高栖匡躬 先日、【食べムラ】に関する記事を書こうとしたとき、ふと考え込んでしまったことが有ります。 食べムラって、一体何? つまり、根本の言葉の意味について疑問を持ってしまったわけです。 ネットで検索をしても、【食べムラ】という言葉…

【低アルブミン血症】5月10日 3日前のこと――虹の橋――(その1)~ルイの闘病記(15/16)~

撮影&文:まる ――回想―― ルイは前回の闘病記を書いた5月6日の翌日。7日に天国に行きました。私はすぐにそれを闘病記に書く事ができず、やっとそれを報告したのは、更に3日後の10日でした。 この日のことは今も鮮明に思い出します。そして思い出すと涙が溢れ…

【投薬】【食事】【療法食】食事と薬の切り分けは、飼い主の覚悟 ~闘病中は、大好物を守らなきゃ(後編)~

撮影&文:高栖匡躬 前々回と前回記事では、筆者の体験談を元に、愛犬の好物を減らさないようにするには、好きなものと嫌いなものを繫げないようにしようという提案を書きました。 今回は、その為の具体的手段を書こうと思います。既に実践をされている飼い…

闘病中の飼い主さんにかける言葉。励ましにふさわしい言葉とは? ~頑張れという言葉、ご意見への再考察~

文:高栖匡躬 当サイトWithdogではこれまで、”愛犬の闘病には別の視点があるのだ”ということを、お伝えしてきました。 愛犬が病気になっても、決して悲観的になる必要は無く、闘病だって介護だって、それまでと同じように楽しいのだということを知っていただ…

【前庭疾患】憎らしい病魔 - だけど間違えちゃだめ。憎いのはこの子じゃない。

撮影&文:奥村來未 (本記事は2017年9月に執筆されたものです) 今日は私の愛犬Mackが罹った病気、前庭疾患について書こうと思います。私は、私の大切なMackを歩けなくしてしまった、この病が本当に憎らしいです。 小学生の時にやってきたMack…

老犬ってね、可愛さの宝石箱みたいだなって思うんです ~歳をとったらからこそ滲み出るもの~

撮影&文:奥村來未 (本記事は2017年9月に執筆されたものです) 我が家の愛犬Mackは、18歳。人間で言えば、90歳になろうかというところでしょうか。そんな彼は、目は白濁し、痩せたり、毛が抜けたりと、見るからに老いています。Mackを客観的に見ると、た…

それは幸せの涙 ~血の涙に至る思い(後編)~

文:高栖匡躬 前編記事の中で、愛犬の闘病時の飼い主の心情を、介護の経験者であるラフmom(樫村慧)さんが、”血の涙” と表現されました。 普段は使いなれない大げさな言葉――しかしなぜか、その強い表現が、愛犬の闘病にはしっくりときます。 飼い主達は…

闘病に向き合う飼い主たちの葛藤 ~血の涙に至る思い(前編)~

文:高栖匡躬 世の中に数ある、愛犬ブログの中には、愛犬の闘病について綴られたものが数多くあります。 ※ここには数字から見た闘病3/3のブログ村の闘病ブログの列挙を引用 犬のカテゴリーでの登録数が多いのが、にほんブログ村 の56,101サイト(2015年…

人は犬に育てられている。私はそんな風に思う。 ~娘の成長、そして歳をとった愛犬~

撮影&文:奥村 來未 (本記事は2017年9月に執筆されたものです) 人は犬に、育てられているのだ―― 最近私は、そんな風に思う。 ● 我が家には小学二年生、八歳になる娘がいます。娘は、愛犬Mackが十歳の時に生まれました。

【劇症肝炎】8月25日、夕方 ~それは待ち望んだ言葉~

撮影&文:高栖匡躬 トップの写真は、この日のブログを書いた翌日(8月26日)に撮影。ピーチーの誕生日に、お祝いのウニ(それも北海道の利尻産の高級ウニ)を食べさせてやった時のものです。 この写真からも分かるように、ピーチーは死の一歩手前の状態…

【劇症肝炎】8月23日、夜 ~緊迫の1週間が過ぎて~

撮影&文:高栖匡躬 退院の翌々日。またピーチーを連れてDVMsに行きました。劇症肝炎を発症する前から、この日は癲癇(てんかん)の治療のために脳神経科の予約が入れてあったのです。 二次診療、高度医療は街の動物病院と違い、受診する科が専門分野で…

【劇症肝炎】8月22日、朝 ~まだ流動的ですが~

撮影&文:高栖匡躬 目前にあった危機が去ると、それとは別の問題も浮上してきます。 慢性的な傾向の強い肝臓疾患と、長期で付き合っていかなければなりません。それに加えてピーチーには癲癇の発作もあります。 薬の時間を守らなければならず、食事制限も厳…

【劇症肝炎】8月21日、夜 ~お祝いのウニ~

撮影&文:高栖匡躬 我が家に帰ってきたピーチー。まずは家中をパトロールしました。ピーチーは数日家を空けるとき、ペットホテルなどに預けると、帰ってきたときに必ずそれをやるのです。 パトロールの後は薄暗い脱衣所で、寝ていました。可哀そうな気がす…

【劇症肝炎】8月21日、夕方 ~驚きの退院~

撮影&文:高栖匡躬 結局この日、DVMs(動物医療センター横浜)からは、何の連絡はありませんでした。ということは、ピーチーは経過観察中に、何の異常もなかったという事です。 「きっと、大丈夫」そう思っていたのですが、予定の時間が来るまで気が気…