犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

闘病

愛犬と暮らしていると、闘病の時は訪れるものです。重い病気でも、さほど重くなくても病気との闘いは大変なこと。飼い主は葛藤しながら、かえがえのない命のために前に進んでいきます。その時間も愛犬との大切な日常に変わりないのだから。‬

【まとめ】数字が語る犬の闘病・血の涙に至る飼い主の思い ~視点を変えて見る闘病~

数字が語る犬の闘病・血の涙に至る飼い主の思い Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖 匡躬 本作は、愛犬(愛猫)の闘病を前向きにとらえていくためのコラム集です。 愛犬(愛猫)の闘病は突然に、何の前触れもなく始まる事が多いようです。動物の本能として…

【まとめ】視点の変化で闘病は変わる・悩みってなんだろう?  ~闘病を前向きに考えよう~

視点の変化で闘病は変わる・悩みってなんだろう? Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖 匡躬 愛犬の闘病は気持ちの持ちようで、楽しく過ごすこともできるし、苦しいだけのものにもなります。 犬は飼い主の笑顔が大好きなのだと言います。ご飯や散歩と同じよ…

【まとめ】闘病記の意義と、闘病の視点 ~闘い方は一つではない~

闘病記の意義を考える闘病には戦略的な視点も必要 Reviewカテゴリー:コラム作者:高栖 匡躬 闘病記が闘病の役に立つと気付いたのは、愛犬ピーチー2度目の大病(劇症肝炎)を患ったときでした。 死の淵に立つピーチーのために、少しでもと医療情報を集めたい…

それからのこと、それからの想い ~テツへの手紙(4/4)~【不思議な出来事】

テツへの手紙(4/4) 撮影&文|テツのママ テツがいなくなって - 不思議な出来事 テツがいなくなってから、不思議な事がおき始めました。我が家に1羽の鳥が訪れるようになったのです。 それはオーストラリア・マグパイと言っうカラス科の鳥で、毎日我が家…

私達が決めたこと、そして君が決めたこと ~テツへの手紙(3/4)~【別れの覚悟|安楽死】

テツへの手紙(3/4) 撮影&文|テツのママ 苦渋の決断 その夜、パパと私とテツの3人は、リビングに一緒に寝ました。テツは呼吸が苦しそうでした。しかし私はそんなテツをどうすることも出来ず、ただただテツの頭や身体を撫でてあげることしかできませんでし…

覚えている? 楽しかったね ~テツへの手紙(2/4)~【選択肢としての安楽死】

テツへの手紙(2/4) 撮影&文|テツのママ 楽しい日々 そして老い テツとの生活は、毎日、毎日とっても幸せでした。パパと口喧嘩をした時には、いつもテツが間に入って、じっと座って見守ってくれました。 私が悲しんでいると、そっと膝の上に顔を乗せて、…

はじめて君がうちにやってきたとき ~テツへの手紙(1/4)~ 【オーストラリア犬/ブルアラブ】

テツへの手紙(1/4) 撮影&文|テツのママ 愛しいテツへ ママより ~愛しいテツへ~テツ、テツに初めてお手紙を書くよ。テツが初めてパパとママの元に来たのは2006年11月12日。生後2ヶ月の時で、体重はまだ4 kgだった。テツはとっても不安そうな顔をしてい…

【免疫抑制剤・体験談】やっと見えてきた光明 ~注目はシクロスポリン濃度~【闘病記】

やっと見えてきた光明 免疫抑制剤の血中濃度がようやく安定し、ステロイドの減薬も進みました。 その間は試行錯誤の繰り返しで、失敗もしました。 無力感や、絶望感を覚えることもありました。 不安な毎日でした。 しかし、闘病ってそんなもの。 気長に行こ…

【免疫抑制剤・体験談】一筋縄ではいかない薬の切替 ~離脱症状との闘い~【闘病記】

一筋縄ではいかない薬の切替 ピーチーの免疫抑制剤への移行は、簡単ではありません。 まずは状態が安定せず、体調が悪化したこと。 次に、ステロイド剤減薬による離脱症状です。 免疫機構は複雑なので、対応は容易でありません。 行ったり来たりの試行錯誤。…

【免疫抑制剤・体験談】ステロイド剤減薬の先にあるもの ~犬の自己免疫不全~【闘病記】

ステロイド剤減薬の先にあるもの 愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。 ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。 今回はその難しさの実例を。 犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。 実は多くの…

【ステロイドの減薬】減薬の経過と免疫抑制剤のこと【実例と体験談】

撮影&文|高栖匡躬 誤解の多いステロイド剤(3/3) 前回はステロイド剤の減薬については、唯一の答えは無いということを書きました。 答えが無い以上は、飼い主が試行錯誤して、自分なりの答えを見つけていくしかないわけです。しかしそれを、全くゼロの状…

【ステロイドの減薬方法】実は獣医師もそんなに詳しくない 【犬の場合】

撮影&文|高栖匡躬 誤解の多いステロイド剤(2/3) 前回は、筆者の愛犬ピーチーを例にとって、ステロイド剤を処方する事になった経緯と、処方によって発現した副作用について書きました。 今回からは、本題である減薬について触れて行きます。ステロイド剤…

【ステロイドの減薬】ありふれた薬なのに、情報が極端に少ない 【実例と体験談】

撮影&文|高栖匡躬 誤解の多いステロイド剤(1/3) 今日から3回に渡って、ステロイド剤とその減薬について書こうと思います。筆者の愛犬ピーチーの、経験に基づいたものです。 ステロイド剤は炎症系の疾患では、どの病院にいっても処方されるありふれた薬で…

【ペットの安楽死】飼い主たちの心の内は ~難しいから考えてみる(2/2)~【答は飼い主の数だけある】

飼い主さんたちの、ご意見をまとめました。 唯一の正解が無い話。 「その時」を迎えて、迷いながら自分の答えを探すしかない。 だから、考えておいて欲しい。 「その時」がまだ遠い時から。 ――自分の心って、自分じゃなかなか分からない。

【ペットの安楽死】あなたはその時、受け入れますか? ~難しいから考えてみる(1/2)~【覚悟と決心】

大切な愛犬、愛猫―― 重い病気になっても、安楽死はそう簡単には決断できることじゃない。 特に「その時」には―― 飼い主は、愛犬の命を預かる立場。 だからこそ「その時」には、どちらにするか決めてあげたいように思います。 これは心の準備のお話。 するに…

寂しさは意外に悪くないもの ~悩みって何だろう?(2/2)~【愛犬との別れ。経験して分かること】

愛犬の闘病:過去を想うのではなく、今を考える 文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.99 茶太郎さん 悲しみの意義 人は大きな悲しみに直面すると、その意味を探したくなってしまうものだと思います。『神様はなぜこんなにも私を苦しめているのだろうか?』…

悲しみと悩みは別のもの ~悩みって何だろう?(1/2)~【越えられるものと、越えられないもの】

今回は”悩み”について考えてみたいと思います。我々は何か解決が難しい出来事に直面すると、”悩み”と一口に表現してしまいがちに思います。もちろん、筆者もその一人です。 改めて考えてみると、”悩み”と括った思いの中には、”悲しみ”とか、”戸惑い”とか、時…

【ペットロス】闘病で飼い主が流す『血の涙』とは ~看取って初めて分かること。伝えたいこと~

闘病で飼い主が流す『血の涙』とは? 撮影&文|樫村慧 また春がやってきた。愛犬ラフを見送ってから、2回目の春だ。 ラフは4月20日生まれ。生きていれば、今日で13歳になる。いなくなって寂しいかと聞かれれば、それは寂しい。思い出さない日はない。しか…

選択こそが飼い主にとっての闘病 ~視点の変化で闘病は変わる(5/5)~【迷わないという覚悟】

身を切る選択をし続けること - それが飼い主の闘病 文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.79 小次郎さん こんな方に 愛犬が急に病気になった|心の準備ができておらず、動顛している|何をしてあげたらいいか分からない|闘病生活が不安で仕方がない|この…

【犬の食欲減退と絶食】食べない事にも意味がある ~野生動物から学ぶこと~

今の"食"が将来の幸せをつくる|4話 8話連載の最終回。 食べるだけでなく、食べない事も大切。 食べない意味を知ると、食事が変わるかもしれません。 基本は長い視野で食事を考えること。 良いフードにばかり目が行きがちですが、【粗食】も【食べないこと】…

【粗食の意義】粗食のススメは、愛犬の将来を見据えた愛情でもある

今の"食"が将来の幸せをつくる|3話 食べムラを防ぎ、闘病、介護の食事を楽しいままにするには、【粗食】が大切。 ――警察犬の学校で学んだ、大切なことです。 ”食べれば良い”というものではない。 そして”食”は、犬の一生を通して設計するもの。 最期まで楽…

【犬の食べムラと躾】我儘からの食べムラを躾ける意義 ~それは将来を見据えた愛情~

今の"食"が将来の幸せをつくる|2話 美味しいものをたべさせてやりたい。喜ばせてやりたい。 飼い主ならそう思いますね。 では、それはいつ? 今? 将来? 病気でも、食事の時間を楽しみにさせたい。 介護になっても、食べる喜びを感じさせたい。 そのために…

【二次診療/セカンドオピニオン】闘病に大切なことはタイミングと選択肢 ~これから闘病をなさる方へ~

作者からのメッセージ 愛犬の闘病に大切なことは、タイミングと選択肢です。 本話は、16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきも兼ねています。 作者のまるさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。 動物は口がきけない…

【犬の食べムラ対策その前に】食べムラを無くすと良い理由

今の"食"が将来の幸せをつくる|1話 食べムラ対策の記事には、不満を感じる。 なぜ食べさせるのか? 理由が書かれていない。 そして、時間の視点が欠けている。 今、選んだ食べものは、将来の幸せを作るのかもしれない。 逆に、将来の悩みの種になるのかもし…

【低アルブミン血症】5月10日 3日前のこと―虹の橋―(その2)~ルイの闘病記(16/16)最終話~

まるさんと、愛犬ルイの別れの話。 「ルイ!ルイ!」 私はルイを抱き上げ、何度も呼びかけました。 「嫌だ!」 別れの話はいつも切ないです。 しかし、闘病記で語られる別れにはどれも、飼い主が悲しみを乗り越えていく予感があります。 作者のまるさんは、…

【犬の食べムラと食欲不振】実は言葉の意味にもムラがある ~勘違いに注意~

言葉の意味にもムラがある ~あらためて食を考える~ ”食べる”にまつわる言葉は、似ていても、意味が違ってることがあります。 【食べムラ】【食欲不振】【拒食】【偏食】【小食】【老犬(シニア犬)の食欲減退】 ネットの記事は混乱しがち。 読む方でそれを…

【犬の闘病】食事と投薬は切り分けをしよう ~間違ったやり方に気を付けて~

3話連載の、一番重要なポイント。 大好物を守るには、大好きなご飯と、大嫌いな薬を切り分ける必要があります。その具体的な方法とポリシーを、体験を元に書きました。 誤解している記事や情報が多いと感じます。 大事なのは割り切りと、覚悟。 (追記) ”…

【ペットが病気】飼い主さんにかける言葉、励ましにふさわしい言葉は? ~頑張れという言葉を考える~

文|高栖匡躬 ペットが病気、ペットのお見舞い 我々は知り合いのペットが病気になった時、慰めの言葉や、励ましの言葉をかけてあげたくなりますね。しかしその病気が重い場合には、思わず言葉に詰まってしまうことがあります。軽はずみな言葉を発して、相手…

【前庭疾患・闘病記】愛犬を襲った憎らしい病魔 ~大好きな歩みが奪われて~

前庭疾患は、様々な原因で平衡感覚をつかさどる前庭(三半規管の根っ子の部分)が侵されたことにより、平衡感覚を失ってしまう病気です。 軽度な場合は自然に治る、または体が慣れて不都合を感じなくなりますが、重度な場合は歩行困難にまで発展してしまいま…

老犬って可愛さの宝石箱みたいだなって思うんです ~歳をとって滲み出るもの~

老犬の可愛さを感じるには、ある種の気付きがいるように思います。 それまで出来たことが、ある日急にできなくなる。 階段を下りるように―― しかし、それを心配し、嘆くのは飼い主だけ。 犬は全てを受け入れて、前向きに生きる。 ありのままで良い、一緒に生…

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