2017-01-01から1年間の記事一覧
愛犬のピーチーがいなくなって、1年半が過ぎました。 もう1年半? まだ1年半? どちらでもあるし、どちらでもありません。 愛犬とのお別れのときには不思議なことが起きるのだと、よく人から聞かされていたのですが、まさかうちでも起きるとは思いません…
犬は家族、言葉では言うけれど、それを実感するときがある 撮影&文|樫村 慧 こんな方に 犬と暮らしている|人は犬に教えられることが多いと思う|犬は家族の一員であると強く感じる|他の飼い主さんのことが知りたい 人は犬に育てられている - 私もそう思…
人は犬猫から、色々な事を教えられます。 その中でも、一番大きなものは ”忍耐” ではないでしょうか? 口のきけない犬猫にしつけをする。 病気をすればどこが悪いか、察するしかない。 それを何年も続けて、信頼関係が築かれていく。 そしていつの日か、飼い…
家に帰って3日目のピーチー。薬が多い事を除けば平穏な日々が戻ってきました。 劇症肝炎発症から、ジェットコースターのような1週間。 今振り返ると、3か月はあったような感覚です。 ピーチーを救ってくれたのは、二次診療と高度医療でした。
この闘病記の最終話です。 病院からの電話で、2日前の血液検査の結果を聞きました。数値はとても良くて、ほっと胸をなで下ろしました。 見た目は、何歳か若返ったような元気さです。 ここに至って、はじめて病気からの回復を喜ぶことができました。 「良か…
愛犬、愛猫を亡くすと、誰しも経験するのペットロス。 度合いはそれぞれで、掛けた愛情の大きさに比例するものでもありません。 ただ、少しばかり、人生感は影響しているようにも思います。 無常を受け入れる心――、とでもいうのでしょうか? うちでは幸いに…
重篤な状態を脱すると、今後のことが気になってきます。 肝臓は急性の重篤な状態を脱しただけで、まだ炎症は続いている。 既往症であるてんかんとも、付き合っていかなけえばならない。 薬の量が、状況の難しさを物語っている。 しかし――、ピーチーは相変わ…
家に帰ってきたピーチーは、頭の上にパッと電球が点いたように、家の中に飛び込みました。 本人は、家に帰れると思っていなかったかもしれせん。 一通り家の中をパトロールして、安心したのか寝てしまいました。 その夜には、大好物のウニが待っていました。
――退院の当日―― 僅か数日前は危機的状況だったのに――と、不思議な気持ちでした。 迎えのために、タクシーで病院に向かう間も、まだ複雑な思いのまま。 相変わらず、病状が急変するかもという不安があったからです。 窓の外の景色を見ながら、「早く病院に着…
退院の日の朝を迎えました。 退院前の経過観察の1日は、どうやら何事もなかったようでした。 半分は安堵していながらも、半分はまだ喜べない複雑な思い。 まだ喜ぶのが怖い―― そう思いながらも、前日には退院の日のお祝いの、ウニを用意しました。 ウニはピ…
思い出のリンちゃんへ - 保護犬だった土佐犬 文|樫村 慧 こんな方に 土佐犬ってどんな犬?|土佐犬は嫌われているの?|土佐犬を捨てる人がいるの?|土佐犬は恐い犬?|大型犬を飼ってみたい|経験者の話を聞きたい 3年前のある日のことだ。5月のまだ日…
犬にまつわる笑い話、少しだけ科学の話 文|高栖匡躬 あなたは不思議に思ったことはないだろうか? 【進化】 生物個体群の性質が、世代を経るにつれて変化する現象である。また、その背景にある遺伝的変化を重視し、個体群内の遺伝子頻度の変化として定義さ…
運命を預けたその子は、待っていてくれるだろうか? 夫婦は、その子を見つけたペットショップに急ぎます。 犬を飼う時には、だれもが何がしかのハードルを越えるものですね。 そのハードルが高ければ高いほど、その子は”運命の子”なのでしょう。
結婚7年目の夫婦。 犬が大好きなのに、妻は自分の病気のために、飼うことを諦めていました。 ある日、夫が「犬を飼おう」と提案します。 固辞する妻。しかし夫は、犬を抱く妻の笑顔が忘れられません。 夫婦は、犬を飼うことができるのか?
奇跡的に回復したピーチー。 この日、担当医から、退院の話が持ち出されました。 僅か4日前には、命の火が消える寸前であったのに―― ピーチーが先端医療の恩恵に預かったのは、これが2度目のこと。 二次診療、先端医療、どちらも重要な選択肢です。
悩みに賞味期限があるとしたら - 悩みはいつまで続く? 文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.97 ニマさん こんな方に 愛犬が急に病気になった|心の準備ができておらず、動顛している|何をしてあげたらいいか分からない|闘病生活が不安で仕方がない|この…
自慢したくなる別れ 犬猫たちは、常に生きる事に一生懸命ですね。 闘病の際、ゆらゆら揺れ動く飼い主の心とは裏腹に、彼らはいつも前向きです。 だから我々は、彼らとの別れの時、 悲しみと同時に、別の感覚を覚えるのかもしれません。 きっとそれは――、やり…
悩みに値段があるとしたら - 気持ちの持ちようで変わるもの 文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.78 てぃーちゃん こんな方に 愛犬が急に病気になった|心の準備ができておらず、動顛している|何をしてあげたらいいか分からない|闘病生活が不安で仕方が…
犬が元気一杯の時期から老犬で寝たきりになるまでは、平均寿命で考えると、僅か14年程しかありません。 急に衰えた自分に、犬は困惑します。 楽々飛び越えた段差につまづくようになり、大好きなソファーに飛び乗れなくなり。 自信を無くした顔を、今も忘れま…
頑張らないことも大切なこと-心が折れないように 文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.81 チェリーさん こんな方に 愛犬が急に病気になった|心の準備ができておらず、動顛している|何をしてあげたらいいか分からない|闘病生活が不安で仕方がない|この…
限られた時間を刻むこと - 無限の看病なんてない 文|高栖 匡躬 表紙|老犬アルバム No.92 まぐろさん こんな方に 愛犬が急に病気になった|心の準備ができておらず、動顛している|何をしてあげたらいいか分からない|闘病生活が不安で仕方がない|このま…
知っていますか? うちの子がうちにくるまで 撮影&文|高栖 匡躬 こんな方へ 我が家の犬や猫が歳をとってきた|最近寝てばかり|いつもいるから、空気みたいな存在だ|子犬、子猫の頃は可愛かったのに|最近は可愛くないな|このまま歳をとっていくのかな?…
愛犬が危機から生還するときは、何か特別な力が働いているように感じます。 症状が現れるタイミングや、検査の順番や、データの読み取り方など、ちょっとしたことで医師の診立ては変わってきます。 助かるのか? それとも助からないのか? それを分けるのは…
家族の反対を押し切って、犬を飼った方は多いと思います。 反対する理由は様々でしょうが、”反対”というのは実は、犬への”強い思い”の裏返しでもあったりします。 その証拠に、ハードルを越えた先では、反対していた家族が、誰よりもその子が好きになること…
ピーチーの状況が改善していくにつれ、心には少しずつ余裕がでてきました。 そこで気になったのが、『自己免疫不全』です。 『自己免疫不全』は、多くの犬猫で生じているようです。 しかしその症状は1つではなく、癲癇とか、各種臓器の炎症、関節の炎症とい…
IF I COULD TALK / BEST DOG FILM / OFFICIAL VIDEO ・YouTube 文|高栖匡躬 もしも人間の言葉が話せたら 今日はご紹介したい動画があります。 『 If I Could Talk 』 と題された、7分ほどのショートフィルム。邦題では『もし僕が人間の言葉を話せたら』と…
奇跡的に命を拾ったかに見えるピーチー。 快方に向かうのかどうか、確信が持てないまま、また一日が終わろうとしています。 まだ、素直に喜ぶことはできませんでした。 犬はどんなに苦しくても、まっすぐに飼い主を見ています。 体が動けなくても、目が飼い…
初めはウサギが欲しかった。そんな娘さんとの約束事。 そしていつの間にか、その約束は犬に―― 飼う前は渋々だったお父さんは、どうなってしまったでしょうか? 犬を飼う時の話は似ているようで、1つ1つ全然違いますね。 短い時間の中に、家族の大切な話が…
// 文:夏目潤一郎 今朝、犬を連れて、散歩に出た。日比谷公園から皇居周辺にかけてが、私と愛犬のいつもの散歩コース。特に決まったルートがあるわけでなく、気が向くままにそぞろあるくだけだ。時には日本橋近辺や、永田町の辺りにまで足をのばすことがあ…
これまでに起きたことを、もう一度整理し、まとめました。 劇症肝炎は、劇的に改善されたように見えます。 「ステロイド投薬の効果が出ているのは、まず間違いないでしょう」 「これから数日はこれで押します」 担当医はそう言いました。 しかし、肝臓の状態…